■BMWは日本への新型車の導入が圧倒的に早いのが特徴
コロナ禍に振り回される2020年だが、気づけばもう7月になる。2020年も後半戦だが、これから日本に導入されるBMWとMINIを予想してみたい。
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まずBMWは、日本への新型車の導入が、他ブランドに比べて圧倒的なまでに早いという特徴がある。
たとえば新型モデルである「2シリーズグランクーペ」の発表・発売は、ほぼドイツ本国と同時だった。「M8グランクーペ」も、ドイツで発売されたわずか3か月後に日本に導入されている。
同時でなければ、3か月から半年ほどの遅れで、多くの新型モデルが日本に導入されているのだ。そのためBMWの日本導入を予想するのは、そう難しい話ではない。2020年になって本国で発表された新型モデルを振り返ればいいのだ。
2020年にBMWが本国で発表した新型モデル。その第1弾は、1月に発売となったコンパクトSUVのプラグインハイブリッドとなる「X1 xDrive25e」だ。
続いて、3月に電動モデルとなる「コンセプトi4」を発表。5月には、48Vマイルドハイブリッドを37モデル[h1]追加し、さらに新型ディーゼルエンジンの追加などを予告。同じ5月には、プラグインハイブリッドの「X2 xDrive25e」、「6シリーズグランツーリスモ」のマイナーチェンジ、「5シリーズ」のマイナーチェンジを発表。6月には新型「4シリーズクーペ」と、「7シリーズ」への新型直列6気筒エンジンの搭載が発表されている。
MINIブランドでいえば、2019年暮れにEVの「MINIクーパーSE」の生産を開始。2020年5月には、新型「MINIカントリーマン(日本名MINIクロスオーバー)」が発表された。
このうちプラグインハイブリッドのX1 xDrive25eとX2 xDrive25eの2台、それにEVであるMINIクーパーSEといった電動モデルは、日本導入に少し時間がかかるかもしれない。また、コンセプトi4の量産はまだ先になる。しかし、それ以外の新型モデルは、2020年内、もしくは2020年度内での日本導入される可能性が非常に高いといえるだろう。
このなかで注目となるのは、マイナーチェンジした6シリーズグランツーリスモと5シリーズ。そして新型となった4シリーズクーペとMINIクロスオーバーという4モデルだ。では、その4モデルがどのようなクルマなのかをチェックしてみよう。
■注目は改良新型「5シリーズ」 人気モデルMINI「クロスオーバー」も登場予定
6シリーズグランツーリスモは、2017年に6シリーズに新しく加わったモデルで、大きなハッチバックを備えた5ドアであることが特徴だ。
クーペのような優雅なシルエットと、大きなハッチバックによる利便性を兼ね備えている。今回のマイナーチェンジにより、フロントとリアのデザインがリフレッシュされ、インフォテイメント系や運転支援システムがアップデイトされている。
また、マイルドハイブリッドの48Vシステムも採用された。本国発表では2種類のガソリン・エンジンと3種類のディーゼル・エンジンが用意され、すべての8速ATが組み合わされる。
5シリーズもマイナーチェンジをおこなった。
ヘッドライトやストップランプ、バンパーのデザインが変更になり、インテリアでも12.3インチのディスプレイが採用となった。合わせて会話式に操作できるBMWインテリジェント・パーソナル・アシスタントのサービスが利用可能になっている。自動運転機能も最新ものへとアップグレードしている。
パワートレインには、すべてのモデルに48Vのマイルドハイブリッドを採用。ツーリングワゴンにも、プラグインハイブリッドモデルが用意されることになった。また、本国では6月に「M5」の改良も発表されている。その内容は5シリーズ同様のエクステリアとインテリアなどの改良だ。
2019年のフランクフルトで発表された「コンセプト4」を経て、2020年6月に本国で発表されたのが4シリーズクーペだ。
コンパクトでスポーティな2ドアクーペは、古くからBMWの走りの象徴だ。その現代版となるのが4シリーズクーペといえる。
最新の4シリーズクーペは、「3シリーズセダン」よりも57ミリも低い美しいデザインと、さらに巨大になったキドニーグリルを備える。駆動方式は全モデルで4輪駆動を採用。市場導入時点では4気筒ガソリンエンジンが2種類、4気筒ディーゼルエンジンが1種類用意されるという。さらに2021年3月以降、直列6気筒ディーゼルエンジンを2種類投入するとアナウンスされている。
世界市場への導入は2020年10月以降だという。日本上陸は、2020年度中が期待できる。
※ ※ ※
数多くのバリエーションを用意するMINIのなかでも、トップクラスの人気を誇るのがSUVとなるクロスオーバーだ。MINIブランドにおける全世界の販売のうち、約30%がクロスオーバーだというのだ。
その人気者がビッグマイナーチェンジを実施。フロントまわりのデザインが新しくなりLEDヘッドライトを標準にし、リアのLEDランプもユニオンジャック・デザインを採用している。
インテリアのデザインもリフレッシュされ、コネクテッド機能も強化されている。パワートレインは環境性能をアップし、全モデルでユーロ6をクリア。4WDモデルのラインナップも拡充されている。
BMWジャパンの広報によると、コロナ禍による生産への影響は意外に小さなものにとどまっており、例年どおりの流れで日本導入の準備が進んでいるという。
新型モデルから人気モデルのマイナーチェンジなど、2020年後半のBMWの新顔は、期待度の高いモデルばかり。今後の発表を楽しみに待ちたい。
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