ポルシェ マカン(Porsche Macan)に新たな派生モデルが登場。後輪駆動のベースグレードが追加された。レースに勝つには、高速性か持久力かのどちらかが必要だ。このことをポルシェほどよく理解している企業は他にない。新型マカンファミリーに長距離ランナーが加わったのだ。
ポルシェのラインナップ中、「911」には17種類、「カイエン」には13種類、「パナメーラ」には9種類のバリエーションがある。ポルシェほど、多数のバリエーションを展開しているメーカーは他にない。
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マカンの世代交代にあたり、ポルシェが2つの派生モデルに限定したくないと考えるのは当然のことだ。電気自動車の期待の星の販売開始からわずか数週間後、さらに2つの派生モデルが追加され、同時に、アウディと共同開発した「PPE」プラットフォームに、最初のモデルからいくつかの新しい才能が投入される。
追加されたマカンには、最低でも8万700ユーロ(約1,330万円)の支払いが求められる。このベースグレードモデルは、名称に付く接尾辞がないだけでなく、フロントアクスルに2つ目の電動モーターも搭載していない。後輪駆動モデルには2つの利点がある。価格が約4,000ユーロ(約66万円)安い8万700ユーロ(約1,330万円)と航続距離が最大で約10%伸びるということだ。
ベースグレードのマカンに100kWhバッテリーを搭載100kWhバッテリーは、全輪駆動モデルよりも110kg軽量でエネルギー消費も少ないため、航続距離は最大641kmに達する。長距離走行では、ル・マンやノルトシュライフェ(ニュルブルクリンク北コース)で学んだように、ラップタイムのコンマ数秒よりも重要な場合がある。
ベースモデルの「マカン」は決して性能が劣るということではない。バッテリーの容量を増やしても車重が増加するばかりで、それほど航続距離を増やすことはできない。それよりも電動モーターを1つ減らして軽量化するというアプローチで効率性を高めたのだ。その証拠にマカンは340馬力、オーバーブーストでは360馬力、最大563Nmのトルクを発揮し、5.7秒のスプリントタイムと220km/hの最高速度を実現する。
マカンは5.7秒で0から時速100キロに到達する。トラクションに関しては、2つの電動モーターなしでも大丈夫だ。洗練された電子制御によって、全輪駆動でなければならない場面は実はそれほど多くない。氷雪上では全輪駆動の方が有利だが、適切なタイヤで解決できない問題ではない。
2つの電動モーターを搭載したマカン4S「マカン4(84,100ユーロ=約1,387万円、408馬力)」とマカン ターボ(114,600ユーロ=約1,890万円、639馬力)の間に「マカン4S」がある。価格は9万700ユーロ(約1,500万円)からで、2基の電動モーターは448馬力または516馬力を発揮する。
約1,200ユーロ(約20万円)の費用をかけてオフロードデザインパッケージを装備すれば、エアサスペンションによってオフロードモードで195mm、スペシャルオフロードモードで225mmの地上高を確保する。これによってトレイルランニングに連れ出すことができる。
シュトゥットガルトの連中は、バリエーションの多さ、生産の複雑さ、認証に関わる追加作業について、嘆息しているかもしれない。しかし、「マカン」のバリエーションがこれだけだとしたら、それはポルシェらしくない。例えば「ターボS」や「GTS」などは、間違いなく計画段階にあるだろう。
また、電気自動車の普及が思うように進まない場合、姉妹モデルである「アウディQ6」に目を向けるという選択肢もあるが、これはツッフェンハウゼンではあまり望ましくない。そこで、バッテリーの容量を100kWhから83kWhにすることで価格を8万ユーロ(約1,320万円)に抑えた、さらにスリムなバージョンを出すことも考えられる。
Text: Thomas GeigerPhoto: Porsche
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