DB11後継か アストンらしさを追求
アストン マーティンは、DB11の後継として開発中の次期型スポーツカーを「DB12」と命名する可能性がある。
【画像】次期型アストン マーティン「DB12」まもなく登場か【プロトタイプと現行型DB11を写真で比較】 全57枚
アストン マーティンは先週、乗用車やレーシングカー、玩具、模型、ビデオゲームに使用する「DB12」の商標を米国特許商標庁に申請した。同社はAUTOCARへの声明の中で次のように述べている。
「アストン マーティンは、将来的に使用する可能性のある名称を保護するために、定期的に国際商標を出願しています」
今年に入ってから、欧州の公道でDB11の後継と思われるプロトタイプが目撃されている。今回はサーキットでテスト走行を行う様子もカメラに収められた。いずれもグリーンとブラックのカモフラージュを身にまとい、DBR22スピードスターに似たフロントマスクを備えている。
現行世代のDB11は2016年に発売されたが、次期型では内外装ともに根本的な改良を受け、「DB12」の名を授かると期待される。
アストン マーティンのローレンス・ストロール会長は以前、エンジンやトランスミッション、サスペンションをアップグレードし、さらにインテリアも一新して、「オールニュー」に近いクルマになると語っていた。
ストロール会長は昨年初め、DB11が採用しているメルセデス・ベンツ由来のトラックパッドシステムについて、「3年前の技術で、どうして15万ポンド(約2400万円)で売れるアストン マーティンが作れるでしょうか?」と疑問を投げかけた。
メルセデス・ベンツとの契約では、メルセデスのモデルで3年以上使用された技術でなければ、アストンで流用できないことになっている。同会長はこれを「前の経営陣が合意した愚かなこと」と痛烈に批判している。
今後の新型車には新しいインフォテインメント・システムが搭載され、「アストン マーティンの顔と声、適切な英語のアクセント」によってメルセデスのシステムと差別化を図るという。
AMG SLのV8搭載の可能性も
V8およびV12エンジンは、どちらも大幅改良の対象となる可能性が高い。最近公開されたDBS 770アルティメットでは、後者はターボ圧向上と点火系の調整により最高出力を770psまで引き上げた。
アストン マーティンの製品&マーケティング責任者であるアレックス・ロング氏は、V12は「ブランドの代名詞」であり、「顧客との感情的なつながりがある」とAUTOCARに語っている。
V8については、新型メルセデスAMG SL 63の「M177」が採用されると思われる。SL 63では最高出力585ps、最大トルク81.5kg-mの性能を秘めている。参考までに、現行のDB11のV8は535psと68.8kg-mを発生させる。
今回目撃されたプロトタイプは、現行型より10mm広い305mm幅のリアタイヤを装着しており、大幅なパワーアップを暗示している。
小型のヴァンテージも、近いうちに同様のアップグレードを受ける予定だ。
これは、フロントエンジン搭載スポーツカーの販売を年間4000台まで拡大するための施策の一環であるとストロール会長は説明する。「これこそが真の消費者ニーズなのです」
「来年は、まったく新しいフロントエンジンに感動していただけると思います」
DB11の次期型は、今年後半に正式デビューする見込みだ。
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みんなのコメント
そんな悠長だと、どこかの国に盗られちゃいますよ。