2015年にフルモデルチェンジして登場したアウディ スポーツのフラッグシップ「R8」が、デビュー3年目を迎え、大幅な仕様変更を受けてさらに過激に進化したので、その海外試乗記をお届けしよう。(Motor Magazine 2019年1月号より)
レーシングカー R8 LMSのパーツを50%も使用
「新型アウディR8はサーキットで生まれ、これまでよりさらに速く、パワフルになりながら、ストリートでも究極のドライビングを楽しむことができます。それはレーシングカー『R8 LMS』の部品を50%も使用しているからです」とアウディ スポーツのミハエル ユリウス レンツCEOは語る。
運転免許証の番号、12桁の意味。最後のひと桁でアレがわかっちゃう!【くるま問答】
フェイスリフトを受けた新型R8は動力性能だけでなく、ディテールなどの品質に力を入れている。たとえばカーボンのボディアプリケーションだが、カーボンの編み目は、どのパーツも同じ方向に向いている。そしてドライバーにとって重要なインターフェイスであるハンドルとセレクトレバーのレザーも高品質な仕上がりだ。
こうした高い品質のディテールに加え、精緻な水平のラインが強調されたフロントマスクとブラックアウトされたハニカムデザインのフロントグリルには、3本のスリットが採用された。これは初代クワトロのオマージュだ。
リアエンドには、ハニカム状のエアアウトレットが車幅いっぱいに広がり、中央のディフューザーを挟んで両端に楕円形の大口径マフラーがレイアウトされている。
一方、インテリアも大きくアップデートされ、ドライバーの正面には12.3インチのバーチャルコックピットが新たに採用され、多彩な情報を表示する。
従来モデルのエンジンから大幅なパワーアップを果たす
リアに搭載する自然吸気の5.2L V10エンジンの最高出力は従来モデルに比べ、30ps増の570ps、最大トルクは20Nm増の560Nm。0→100km/h加速は3.4秒、最高速は324km/hと、さらにパフォーマンスがアップしている。
またパワフルなモデル「V10プラス」は、同じ排気量ながら620ps/580Nmへとそれぞれパワーアップされ、0→100km/h加速は3.1秒、最高速331km/hを実現する。
このハイパフォーマンスモデルのR8 V10プラスの究極性能を確認……というか楽しむには、もはや公道では不可能。ということでスペインのマラガ州ロンダにあるアスカリサーキットで、その性能を試した。
まずは、スタンダードのR8で足慣らしをしたのだが、全体的にセッティングが精緻に研ぎ澄まされているのがわかった。とくにエンジンの吹け上がりがシャープになり、ステアリングフィールはクイックでありながら正確なフィードバックが伝わってくる。
新型R8は様々な装備が追加されたことで、従来モデルより若干車重が重くなったにもかかわらず、ブレーキ性能は明らかに向上しており、100km/hからの停止距離は従来より5mも短縮している。
次はV10プラスで2周ほど走行した。初めはダイナミックステアリングシステムを搭載していないモデルで、続いてハンドル比が速度によって10.5:1~15.8:1の間で変化するダイナミックステアリングシステム搭載車に試乗した。
これはシチュエーションに合わせて最適なステアリング比を選択してくれので、駐車場での切り返しなどで重宝するシステムだ。ドライブモードの「パフォーマンス」を選択すると14:1に固定され、クイックなハンドリングに変化する。
その後、ESPを“オン”にしたままで走行すると、意外にもオーバーステアが発生したが、ESPによって瞬時に適切なパワーが4輪に伝わり、安定したコーナリングを楽しむことができた。
新しいV10エンジンは、ひとたびアクセルペダルを踏みこめば、どの回転域からでもトルクが湧き上がるが、7速DCTよりもやはり8速、9速のDCTが望ましい。
いつものことながら、あっという間にサーキット走行は終わってしまい、後ろ髪を引かれる思いで新型R8の運転席を後にした。新型R8は2019年初頭から欧州で発売される。日本には2019年度中に導入されるだろう。(文:木村好宏)
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
“生産版”「“R36”GT-R」公開に反響絶大! 日産の「旧車デザイン」採用&4.1リッター「V6」搭載で「借金しても欲しい」の声! 1000馬力超えもあるArtisan「“和製”なスーパーカー」が話題に
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
トヨタ新型「ミニアルファード」登場は? 「手頃なアルファードが欲しい」期待する声も!? 過去に"1代で"姿消した「ミドル高級ミニバン」があった!? 今後、復活はあるのか
「黄信号だ。止まろう」ドカーーーン!!! 追突されて「運転ヘタクソが!」と怒鳴られた…投稿に大反響!?「黄信号は止まるの当たり前だろ」の声も…実際の「黄信号の意味」ってどうなの?
「中古車を買いに来たら『支払総額表示』で売ってくれませんでした、詐欺ですよね?」 「別途費用が必要」と言われることも…! 苦情絶えないトラブル、どんな内容?
「高いのはしゃーない」光岡の55周年記念車『M55』、800万円超の価格もファン納得の理由
オヤジむせび泣き案件!! ホンダの[デートカー]が帰ってくるぞ!! 新型[プレリュード]は究極のハイブリッドスポーツだ!!!!!!!!!
スズキが新型「ソリオ」1月発表!? “迫力顔&先進機能”採用!? 既に予約した人も!? 何が変わった? 販売店に寄せられた声とは
「子供が熱を出したので障害者用スペースに停めたら、老夫婦に怒鳴られました。私が100%悪いですか?」質問に回答殺到!?「当たり前」「子供がいたら許されるの?」の声も…実際どちらが悪いのか
27年ぶりにあの懐かしいスターレットが戻ってくる!? ヤリスより小さいリッターカーは2026年登場か!?
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?