世界に有望なカテゴリー
次世代のエコカーとして注目されながらも、日本ではまだ普及しているとは言い難い販売状況のプラグインハイブリッドカー(PHV)。ハイブリッドカーのバッテリー搭載量を増やし、家庭での充電も可能とすることで買い物に代表される普段使いは電気自動車として、遠出などの時には燃料を給油すればどこまででも行けるクルマだ。最近ホンダからPHVの新顔としてクラリティPHEVが発売されたこともあり、何度かに分け日本で買えるPHVをいま一度紹介してみよう。
【意外と知らない】EVやPHVの急速充電が満充電にならないのはなぜ?
※PHVには一律20万円の新車購入補助金も用意される。
●メルセデス・ベンツ
・E350eアバンギャルドスポーツ(811万円、EV走行可能距離34.6km) ・GLC350e 4MATICスポーツ(888万円、EV走行可能距離30.1km) ・GLC350e 4MATICクーペスポーツ(918万円、EV走行可能距離30.1km)
メルセデス・ベンツのプラグインハイブリッドは、3.5リッターV6エンジンにトランスミッションの中にインストールしたモーターを組み合わせたS550プラグインハイブリッドやCクラスのプラグインハイブリッドもあったが、現在は上記の3つがラインアップされる。
現在販売されるベンツのプラグインハイブリッドは以前のCクラスのものと同様に、2リッター直4ターボ(211馬力)にトランスミッションの中にインストールしたモーターを組み合わせたものとなる。フルパワーとなるシステム出力はEクラスセダンで286馬力、CクラスベースのSUVとなるGLC系で320馬力と、コンセプト、システムともにFR系のBMWのプラグインハイブリッドと近い。EV走行可能距離は短めだ。
●ポルシェ
・パナメーラ4E ハイブリッド(1436万円~、EV走行可能距離46.4km)
ボクスター、ケイマン、911以外の”スポーツカーではないポルシェ”に設定されるプラグインハイブリッドはベンツやBMWのものに近いシステムで、パナメーラ4Eハイブリッドは2.9リッターV6ツインターボ(330馬力)に136馬力のモーターを組み合わせ、462馬力を発揮。動力性能は0-100km/h加速4.6秒、最高速278km/hと、440馬力のV6ツインターボを搭載するパナメーラ4Sと同等であり、パナメーラの名に相応しいものを備える。
プラグインハイブリッドのなかではもちろん肉食系に分類されるが、EV走行可能距離がまずまずなのに加え価格はパナメーラ4Sより約200万円安いなど、ポルシェという性格も考えれば絶妙のバランスのプラグインハイブリッドともいえる存在だ。
・パナメーラターボS Eハイブリッド(2831万円~、EV走行可能距離45.3km)
パナメーラ最速(0-100km/h加速3.4秒、最高速310km/h、システム出力680馬力!)のパフォーマンスを持つターボS Eハイブリッドは、ざっくりと言えば4Eハイブリッドのエンジンを2.9リッターV6ツインターボから4リッターV8ツインターボに変更したという成り立ちだ。なおパナメーラのプラグインハイブリッドはベースとなる5ドアセダンだけでなく、ホイールベースを延長したエグゼクティブとステーションワゴン的なスポーツツーリスモにも設定される。
・カイエンS Eハイブリッド(1257万円、EV走行可能距離44km)
ビッグSUVのカイエンにもプラグインハイブリッドが設定されており、プラグインハイブリッドシステムはパナメーラ4Eハイブリッドとほぼ共通だ(システム出力は416馬力)。
●ランドローバー
・レンジローバースポーツPHEV(1185万円、EV走行可能距離51km) ・レンジローバーPHEV(1508万円~、EV走行可能距離51km)
まだ予約受注開始という段階で詳細なスペックは公表されていないが、SUVの王様であり「砂漠のロールスロイス」という異名も持つレンジローバーと、レンジローバーよりサイズを小さくするなどし、スポーツ性も融合させたレンジローバースポーツにもプラグインハイブリッドが最近設定された。
2台のプラグインハイブリッドシステムは、エンジンはジャガーランドローバーの各車に使われる2リッター直4ターボ(300馬力)と、2台のエンジン車が3リッターV6以上のエンジンを搭載していたのを考えればダウンサイジングされ、モーターはトランスミッションにインストールされ、システムとしてはヨーロッパ車のハイブリッド、プラグインハイブリッドの主流と言えるタイプで、システム出力は404馬力となる。
●ボルボ
・XC60 T8ツインエンジン(889万円、EV走行可能距離45.4km) ・XC90 T8ツインエンジン(1084万円、EV走行可能距離40.4km) ・V90 T8 ツインエンジン(964万円、EV走行可能距離45.0km)
日本でも急速に人気が高まっているボルボのプラグインハイブリッドは、BMW2シリーズアクティブツアラーとミニクロスオーバーと似たシステムで、前輪は2リッター直4ターボ&スーパーチャージャー(318馬力)、後輪はモーターで駆動する4WDとなり、V8エンジン並みの動力性能であることもあり、T8というグレード名を持つ。
このように改めて見てみると3回に分けての紹介になるほど、日本で販売されるプラグインハイブリッドカーは輸入車も含めると意外に多い。
プラグインハイブリッドカーは価格や家庭での充電設備という意味での駐車場事情などで買いにくい面もあるのは事実だ(クルマによっては存在自体が認知されていないケースもあるだろう)。
しかし、そういった事情で販売が伸び悩んでいるプラグインハイブリッドカーは、中古車市場で未使用車や1年落ち走行5000km以下といったほぼ新車が内容を考えれば驚くほど安く流通していることもあり、そういったクルマで入門するというのも、プラグインハイブリッドカーの世界を体験できる総合的なコストパフォーマンスに優れるカーライフになるのではないだろうか。
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