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存在したアストンマーティンを使ったGT500参戦の可能性。藤井誠暢が自らのコラム内で明かす

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存在したアストンマーティンを使ったGT500参戦の可能性。藤井誠暢が自らのコラム内で明かす

 8月12日、WEC世界耐久選手権とスーパー耐久シリーズに参戦する藤井誠暢が、自身のホームページ(http://tomonobufujii.com)内に、2月から掲載しているコラムのVol.3である『アストンマーティン本社でアンディ・パーマー社長に10分間のプレゼン』を掲載した。このなかで、2019年シーズンからD'station Racingが導入したアストンマーティンとの交渉の舞台裏を明かし、さらにGT500クラスへのアストンマーティン・バンテージDTMの可能性を視野に、当時DTMドイツ・ツーリングカー選手権に参戦していたRモータースポーツと連絡を取っていたことを明かした。

 このコラム『Next Chapter』は、2021年2月から藤井が新たな決意をもって臨む決意を示し、これまで表に出していなかったD'station Racingチームマネージングディレクターとしての活動、そしてレースの世界の裏側を記すもの。これまで2回が掲載されてきたが、8月12日に掲載された第3回も、2万字を超える大作となった。

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『アストンマーティン本社でアンディ・パーマー社長に10分間のプレゼン』と題された第3回は、近況からD'station Racingの活動、そして2018年から着手したアストンマーティンとの交渉の舞台裏が記されている。アストンマーティン・ラゴンダ社のアンディ・パーマー社長へのメール、そして2018年9月の藤井のアストンマーティンへの訪問等、知り得なかった内容が記されている。

 さらに藤井は、2018年12月、アブダビのガルフ12時間へ向かったことを明かした。アストンマーティン・バンテージAMR GT3のデビュー戦となったレースだが、この視察に加え、2019年からDTMに参戦を計画していたRモータースポーツとのディスカッションが目的となったという。

 最終的に藤井は、Rモータースポーツが将来スーパーGTを含め日本やアジアに挑戦する際、建設中でだったD'station Racingの御殿場ファクトリーを拠点として一緒にプログラムを行う話を行った。さらにアストンマーティン・バンテージDTMを使ったクラス1のGT500プログラムの可能性を視野に入れながら、手始めに2019年の鈴鹿10時間のパートナーシッププログラムが進み始めた。

 ただ、その年のスーパーGT第1戦岡山でD'station Vantage GT3が大きなクラッシュに巻き込まれたりと、車両サイクルの問題等でD'station RacingとRモータースポーツによる鈴鹿10時間は参戦を断念。さらにRモータースポーツのDTMプログラムもその年で終了した。

 藤井は「クラス1が消滅せず、RモータースポーツによるアストンマーティンDTMプロジェクトが継続していた場合、日本のモータースポーツファンの皆さんに、我々D'station Racingにしかできない面白いニュースやチャレンジを日本でお見せできていたと思う」と綴った。

 すでに2021年からDTMドイツ・ツーリングカー選手権はGT3のレースに転換し、GT500クラスにDTM車両が走る可能性は限りなく少なくなってしまったが、2019年の段階ではアウディ、BMWともGT500に車両が投入される計画があったことは、DTMを運営していたITRのゲルハルト・ベルガーも認めていた。もしすべての計画がうまく進み、2020年にコロナ禍が無かったならば、まったく違った光景もあったのかもしれない。

 このコラムではこの他にも、2万字という内容ながら最初から最後までモータースポーツファンなら見逃せない内容が記されている。ぜひご一読いただきたいところだ。

http://tomonobufujii.com/column/vol3/index.html

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みんなのコメント

1件
  • 滝さんや郷さんやこの方の様な方々がともすれば国産メーカーの馴れ合いになりがちな国内モータースポーツに風穴を開けてくれる
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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