メルセデス・ベンツは、メルセデスAMGが主導となって開発した新型「SL」を10月28日(木)午後11時(日本時間)にデジタルワールドプレミアすると発表した。
1950年代に発表された往年の名車「300SL」に端を発するSLクラスは、当初企図されたスポーツクーペからラグジュアリーなロードスターへと時代を経て進化。現行のR231型は初代から数えて6代目となり、メタルトップをコクピット背後に格納するバリオルーフが最大のアピールポイントとなっている。
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新型は、メルセデスAMGがエンジニアリングを担当しており、その目玉はコンベンショナルなソフトトップへの回帰と2+2のシートレイアウト。バリオルーフは耐久性に優れ悪天候も物ともしない堅牢さが売りだったが、その分重量が嵩んだことも事実で、特に高重心化につながる天井部分に重い構造が来るのは、スポーツドライビングの観点から不利になる。そこで7代目モデルはファブリックルーフへと大胆にスイッチング。軽量化によるハンドリングの向上に加え、ひと目でそれとわかる美しいオープンスタイリングも特徴として挙げられるだろう。
さらに注目は、新型SLは従来の2シーターレイアウトを捨て、小ぶりな後席を備えた2+2へと進化すること。リアシートは大人には小さすぎるが、子供やペット、そして荷物をさりげなく置くスペースとしては文句ない空間となる。このレイアウト変更は、新型「Sクラス」にはクーペやカブリオレがラインナップされないことに伴うもので、ラグジュアリーな顧客を取り込むためにも後席の存在は無視できないというわけだ。もちろん、ショッピングバックを気軽に放り込めるスペースをという意味でも2+2は利便性が高く、これまでSLを避けていた顧客層にもアピールを図れそうだ。
世界が注目する次世代ロードスターの全貌は特設サイト(https://media.mercedes-benz.com/amg-sl)でライブ中継される。
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もうちっと変化が欲しかった。