■トヨタ 新型「ノア」とは15万円前後の価格差があるが装備の標準化でむしろお得な設定に
スズキは3列シートミニバン「ランディ」をフルモデルチェンジし、2022年8月8日より発売します。これまでランディといえば日産「セレナ」OEMモデルでしたが、今回からベースをトヨタ 新型「ノア」に切り替わりイメージを一新しています。
スズキ版とトヨタ版の違いはどこにあるのでしょうか。デザインの違いから買い得感の差まで比較します。
【画像】スズキ版「ノア」に大変身! 新型「ランディ」はここが違う!? 写真で見比べる(27枚)
新型ノアは2022年1月にフルモデルチェンジを実施したばかりのニューモデルです。
4代目となる新型は、骨格部となるプラットフォームを最新型のTNGA GA-Cプラットフォームに刷新。パッケージングを見直し室内空間の広さや使い勝手をさらに向上させ、走行性能も大幅に高めています。
また先進運転支援機能についても、トヨタの最新仕様をいち早く搭載しました。
新型ランディは、スズキが資本提携するトヨタで新開発した新型ミニバンを、OEM(Original Equipment Manufacturer:相手先ブランドによる生産)モデルとして調達し、スズキ名で販売するというものになります。
先代ランディは日産から供給されていたので、名実ともにイメージを一新させたフルモデルチェンジとなります。
新型ランディには、7人乗り・ハイブリッド「HYBRID G」(2WD/E-Four)と、8人乗り・2リッターガソリン「G」(2WD/4WD)の2タイプを用意します。
ボディカラーは全5色を用意し、うち「スティールブロンドメタリック」と「スパークリングブラックパールクリスタルシャイン」の2色は受注生産となります。
消費税込み価格は、HYBRID Gが345万700円/369万7100円、Gが310万6400円/332万7500円となります。
ベースの新型「ノア」にも同等の仕様を備えたグレード「HYBRID G」(332万円/354万円)「G」(297万円/316万8000円)が設定されています。5色のカラーバリエーションも新型ランディと共通です。
新型ノアの同グレード同士で比較すると、新型ランディ HYBRID Gは13万700円から15万7100円高、Gは13万6400円から15万9500円高、つまり14万円弱から16万円弱の価格差が生じています。
しかし新型ランディは割高なクルマという訳ではありません。
カタログを比較すると、新型ノアとの装備差がみられるのです。
大きな違いは、新型ノアでメーカーオプションとなる「快適利便パッケージ(Mid)」が、新型ランディでは標準装備されている点にあります。
ノアのハイブリッド車で17万2700円高、ガソリン車:17万8200円高となるパッケージオプションなので、この差額を考えればそれだけでお得だということになります。
装備の内訳は「ハンズフリーデュアルパワースライドドア(挟み込み防止機能付)」、「ナノイーX」、「左右独立温度コントロールフロントオートエアコン+リアオートエアコン(リアクーラー+リアヒーター)」、「快適温熱シート(運転席・助手席)」とかなりの充実ぶり。
ガソリン車についてはさらに「独立型センターコンソールボックス(フロント・リアボックス付/充電用USB端子・Type-C2個付き)」もセットされます(ハイブリッド車には同等機能が標準装備)。
そのうえE-Four/4WD車には「寒冷地仕様」(「ウィンドウシールドデアイサー」、「PTCヒーター」など)も標準装備されます。
こちらも、ノアのハイブリッド車で7万5900円高、ガソリン車:7万2600円高となるパッケージオプションです。
快適利便パッケージ(Mid)と寒冷地仕様のオプション価格を合計すれば、17万2700円から25万800円に達します。
14万円弱から16万円弱の価格差はここで吸収されるどころか、お得感さえ出てくるというワケです。
ただし残念ながら新型ランディには、新型ノア HYBRID G/Gに標準装備の8インチHDディスプレイ付「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)」が装備されておらず、オーディオレス仕様(4スピーカーのみ装着)となっています。
新型ノア HYBRID G/Gのひとつ下のグレードでは8万5800円のオプションとなるものです。
スズキの純正アクセサリーカタログをみると、7インチワイド画面の「エントリーワイドナビ」(ケンウッド製/13万130円)の設定があるのみ。
ノアではさらに大画面10.5インチHDディスプレイ付「ディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ対応)Plus」もメーカーオプションで選択できることを考えると、物足りなさを覚えるのも事実です。
ただし後からカー用品店などでカーナビを取り付けようと考えているのなら、大きな問題はありません。
※ ※ ※
新型ランディとノアでは、外観上の差も少なくありません。フロントまわりのデザインが異なるのです。
新型ノアには、HYBRID G/Gの標準ボディのほかに、外観をドレスアップしたエアロボディの設定があります。
標準ボディのフロントグリルはボディ同色仕上げで随所にメッキを配したデザインなのに対し、エアロボディでは大きなグリルが全面でメッキ化され、アグレッシブな印象が強まります。
新型ランディはノア標準ボディ仕様のフロントまわりをベースにしながらも、上部のスズキロゴ(Sマーク)周りはボディ同色化。
いっぽうでグリル面はシルバー仕立てとし、ノアのエアロボディ並みの押し出し感を手に入れています。
ノア標準ボディのオーナーのなかには「こっちがよかった!」と感じている人もいるかもしれません。
面構えの違いも、新型ランディを買う大きな理由のひとつとなりそうです。
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
運営ブチギレ!? 一般車が「検問突破」何があった? 国際イベントでありえない"蛮行"発生! ラリージャパン3日目の出来事とは
斬新「日本の“フェラーリ”」に大反響! 「約700馬力のV8スゴイ」「日本なのに左ハンしかないんかい」「めちゃ高ッ」の声! 同じクルマが存在しない「J50」がスゴイ!
ついにトヨタ「新型セリカ」復活!? 次期8代目登場か… 中嶋副社長「セリカ、やっちゃいます。」宣言! 会長も後押し!? ラリージャパンで語られたコトとは
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
中央道「長大トンネル」の手前にスマートIC開設へ 中山道の観光名所もすぐ近く!
日産が93.5%の大幅減益! ハイブリッドの急速な伸びを読めなかったのは庶民感覚が欠けていたから…「技術の日産」の復活を望みます【Key’s note】
「永遠に有料…?」 とっくに無料化されている“はず”の道路たち なぜまだお金とるの?
ホンダ新型「プレリュード」まもなく登場? 22年ぶり復活で噂の「MT」搭載は? 「2ドアクーペ」に反響多数!海外では“テストカー”目撃も!? 予想価格はいくら?
中古車バブル崩壊……その時あなたは何を買う!? 絶版国産[スポーツカー]ほしいランキング
給油所で「レギュラー“なみなみ”で!」って言ったら店員にバカにされました。私が悪いんですか?怒りの投稿に回答殺到!?「なにそれ」「普通は通じない」の声も…悪いのは結局誰なのか
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
申込み最短3時間後に最大20社から
愛車の査定結果をWebでお知らせ!
店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!
みんなのコメント
以前、付き合いのあったマツダ販社の店長さんも
ノアをOEMで欲しいと言ってました。
どの販社も喉から手が出るほど欲しいクルマでしょうね。