現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > BMW近未来的SUV「ノイエ・クラッセX」 iX3後継? 新型コンセプト3月21日公開へ

ここから本文です

BMW近未来的SUV「ノイエ・クラッセX」 iX3後継? 新型コンセプト3月21日公開へ

掲載 4
BMW近未来的SUV「ノイエ・クラッセX」 iX3後継? 新型コンセプト3月21日公開へ

次期「iX3」? 新型コンセプト公開へ

BMWは3月21日、次世代EVコンセプトとして「ビジョン・ノイエ・クラッセX(Vision Neue Klasse X)」を発表する予定だ。

【画像】「駆けぬける歓び」を受け継ぐ次世代電動SUV【BMW「ノイエ・クラッセ」SUVのプロトタイプを写真で見る】 全16枚

SNSで公開された予告画像を見る限り、サイドプロファイルはiXに似ている。現行型iX3に相当するコンパクト~ミドルクラスの電動SUVとして、2026年頃に導入される見込みだ。

BMWはノイエ・クラッセ(ニュー・クラス)のEVシリーズとして、セダンやSUVを含む6車種を市場投入していく計画だ。昨年9月には、ビジョン・ノイエ・クラッセとして3シリーズの後継車も予告された。

ノイエ・クラッセとは何か?

第2世代となる次期iX3(コードネーム「NA5」)は、EV専用プラットフォームへ移行する。一方、内燃エンジン搭載の次期X3は従来のCLARプラットフォームを引き続き使用する予定だ。

BMWの研究開発部門責任者であるフランク・ウェーバー氏は昨年12月、弊誌の取材で、「従来のエンジン車の強みと次世代EVの開発が、BMWのさらなる成長につながると確信しています」と語った。

「BMWは今、柔軟性が求められる段階にいます。これまでのプラットフォームの考え方や認識から離れなければなりません」

「エンジン、モーター、バッテリーセル、車載コンピューター、制御ユニット、アプリ、ソフトウェア・アップグレードなどの主要コンポーネントをどのように使用し、ネットワーク化するか。ここにポートフォリオの多様性がかかっています」

「プラットフォーム構造そのものというよりは、個々のコンポーネントとその使い方が重要です。それがノイエ・クラッセです」

新世代バッテリーで航続距離アップ

次期iX3は、2025年からハンガリー・デブレツェンの新工場で生産開始予定だ。アウディQ6 eトロンやポルシェ・マカンなどがライバルとなるだろう。一方、エンジン車の次期X3の生産は、引き続き米国スパータンバーグ工場で行われる。

ノイエ・クラッセでは、BMWが開発した第6世代のリチウムイオンバッテリーが導入される。既存の角柱型セルとは異なり、水冷機能を備えた新しい円筒型セルを採用している点が特徴だ。セルの標準直径は46mmで、搭載されるモデルによって95mmと120mmの2種類の高さがある。

ウェーバー氏によると、現在使用されている第5世代バッテリーと比較して、正極内のニッケル含有量が多く、逆にコバルト含有量が少ないという。また、負極はシリコン含有量を増やし、合成黒鉛の配合を変えている。これにより、体積あたりのエネルギー密度が20%向上するとのこと。

つまり、同じサイズのバッテリーで、より長い航続距離を実現できるようになる。さらに、既存の400Vシステムから800Vへ移行することで、充電速度が最大30%向上すると言われている。

現時点ではまだ不明な点も多い。さらなる詳細については3月21日の発表を待ちたい。

関連タグ

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
リバティ・メディアCEOマッフェイの退任、背景にあるのはアンドレッティとのトラブルか
AUTOSPORT web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
約10年ぶりに“メイド・イン・イングランド”に!? 新型「ミニ・コンバーチブル」が“ミニの聖地”で生産開始
VAGUE
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
【クルマら部】「ポルシェ911」クルマ愛クイズ!全4問・解答編
レスポンス
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
昭和の香り残す街に130台のクラシックカー…青梅宿懐古自動車同窓会2024
レスポンス
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
三菱「新型SUVミニバン」公開! 全長4.5m級ボディדジムニー超え”最低地上高採用! タフ仕様の「エクスパンダークロス アウトドアE」比国に登場
くるまのニュース
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
新型フォルクスワーゲン・ティグアン発売。7年ぶり全面刷新、2Lディーゼルと1.5Lハイブリッドを展開
AUTOSPORT web
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
【第2回】サイトウサトシのタイヤノハナシ:スタッドレスタイヤはなぜ効く?
AUTOCAR JAPAN

みんなのコメント

4件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

922.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

410.5698.0万円

中古車を検索
iX3の車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

922.0万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

410.5698.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村