2度目のサーキット走行を披露
米国の新会社ジンガー(Czinger)のデビューモデルである「21C」が、6月に英国で開催されるグッドウッド・フェスティバル・オブ・スピードに登場することが明らかになった。
【画像】ジンガー21C【ライバルのハイブリッド・ハイパーカーと写真で比較】 全97枚
21Cは、合計出力1250psを謳うハイブリッド・ハイパーカーで、2021年に米カリフォルニア州のラグナ・セカ・レースウェイで市販車最速記録を更新しており、今回が2度目のサーキット走行となる。
ラグナ・セカでは、レーシングドライバーのジョエル・ミラーがハンドルを握り、わずか1分25.44秒で3.6kmのコースを周回した。これは、2019年にマクラーレン・セナが樹立した1分27.62秒を大きく上回る記録だ。
タイヤは公道走行用のミシュラン・パイロット・スポーツ・カップ2Rを装着。記録挑戦時のコンディションは「理想的」だったという。
ラグナ・セカでの記録更新を皮切りに、今後もさまざまなチャレンジを予定しているとのことだったが、グッドウッドでヒルクライムの記録に挑戦するかどうかはまだ確認されていない。この記録は現在、2019年にわずか39.9秒で完走したフォルクスワーゲンのEVプロトタイプ「ID.R」が保持している。
合計出力1250psのハイブリッド車
ジンガー21Cは、わずか80台のみが生産される限定モデルだ。
最高回転数1万1000rpmを誇る自社開発の2.88LフラットクランクV8ツインターボで後輪を駆動。さらに、前輪を駆動する2基の電気モーターが加わり、合計で1250psの出力を発揮する。
トランスミッションは、油圧多板クラッチを備えた7速シーケンシャルを採用した。
市販モデルの車両重量は1250kg(軽量サーキット仕様は1218kg)であり、パワーウェイトレシオ(出力重量比)は1:1になるという。
当然ながら、加速性能は驚異的なものである。0-100km/h加速は1.9秒、0-300km/h加速15秒、0-400-0km/hは29.0秒。最高速度は431km/hに達するとされている。
3Dプリント技術を活用 納車開始は2023年
3Dプリント技術を用いて設計・製造された21Cはアルミとカーボンファイバーの複合シャシーを特徴としている。ボディは空力性能に特化しており、ジンガーによると、250km/hで走行時のダウンフォースは250kg、サーキット専用モデルではさらに強化され、790kgに上るとされている。
ハニカムグリルを全面的に採用したリアには、フルワイドのLEDライトが配置されている。また、戦闘機のようなタンデム式の座席配置も特徴的だ。
「自動車の設計、開発、エンジニアリング、製造の方法におけるパラダイムシフト」を目指すジンガーは、2015年のダイバージェント・ブレイドを手がけた創業者兼CEOのケビン・ジンガーの名を冠する新興企業である。
ダイバージェント・ブレイドは当時、ボディやシャシーの部品を3Dプリントで形成した、このタイプでは初めてのクルマだと謳われていた。
21Cは、米カリフォルニア州ロサンゼルスにあるジンガーの拠点で、ゼロから設計・開発・製造される。2023年に納車が開始される予定だという。
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