まもなく決勝レースのスタート時刻を迎えるF1エミリア・ロマーニャGP。19番手と予選で低迷したアストンマーティンのフェルナンド・アロンソは、マシンのセッティングをパルクフェルメ下で変更したため、決勝レースをピットレーンからスタートすることになった。
アロンソはエミリア・ロマーニャGPの予選Q1終盤、マシンに問題が発生してピットイン。結局19番手で予選を終えることとなった。
■アストンマーティン、イモラで投入のアップデートは”攻めの姿勢”の表れ「昨年の学びを生かした」
今季ここまでは、トップ5チームの一角を占めてきたアストンマーティン。しかし今回のエミリア・ロマーニャGPでは大苦戦し、アロンソはFP3でクラッシュ。予選までにマシンの修復は完了したものの、予選でもパフォーマンスを発揮することはできなかった。
結果アロンソは、グリッド最後列からスタートすることとなった。そのためチームは、アロンソのマシンのサスペンションセットアップを変更することを決断。これはパルクフェルメルールに違反することを意味するため、アロンソはピットレーンからスタートすることになった。
アロンソは予選後、ピットスタートを選択するのも、それほど悪い考えではないかもしれないと示唆していた。というのも、アストンマーティンは今回のグランプリにアップデートを持ち込んでおり、その効果の解析を行なうという面でも有用であろう。またイモラ・サーキットは、タンブレロ(ターン2)手前が狭くなっており、スタート直後に混乱が起きやすい。ピットレーンからスタートすれば、その混乱を避けることもできるかもしれない。
「ピットからスタートすれば、いくつかメリットもある」
そうアロンソは語った。
「F2(のスプリントレース)でもスタート直後にクラッシュがあった。F1チームが持っているパーツの量を考えても、そういうことに巻き込まれることは避ける必要がある。だから確かに、ピットスタートは選択肢になるかもしれない」
いずれにしてもアロンソは、オーバーテイクが難しいイモラで入賞まで巻き返すのは、難しいことだと考えている。
「ポイント獲得は少し非現実的だ」
そうアロンソは語った。
「イモラは、後方からスタートするには最悪のコースのひとつだと思う」
「モナコに次いで、2番目にオーバーテイクが難しいコースかもしれない。シンガポールの方が、ここよりもオーバーテイクしやすいくらいだ。そのことが、全てを物語っている」
「厳しいレースになるだろうけど、パッケージについても何かを学ぶことができるはずだ」
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