現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > 新型が出ても魅力は色あせず!? 一世代前でもイケてる車3選

ここから本文です

新型が出ても魅力は色あせず!? 一世代前でもイケてる車3選

掲載 7
新型が出ても魅力は色あせず!? 一世代前でもイケてる車3選

■一世代前でも十分に魅力的なクルマを振り返る

 人気があるクルマの場合、発売されて数年が経過すると次世代のモデルにフルモデルチェンジされます。

さすがにエンジンがデカすぎでしょ!? 大排気量コンパクトカー5選

 かつてフルモデルチェンジの周期は4年というのが一般的でしたが、近年は6年から8年、または10年以上というケースも珍しくありません。

 そして、通常はフルモデルチェンジがおこなわれると、デザインが一新され、動力性能や燃費性能、安全性能などが向上し、「最新が最良」と評価されます。

 しかし、新型が登場しても魅力が色あせていない旧型も存在します。そこで、一世代前でもイケてるモデルを、3車種ピックアップして紹介します。

●スバル初代「レヴォーグ」

 スバルは1989年に初代「レガシィ ツーリングワゴン」を発売し、日本の自動車市場でステーションワゴンブームを巻き起こし、続いて「インプレッサス ポーツワゴン」が加わり、高性能なスポーツワゴンラインナップを盤石なものとしました。

 その後2014年に上記の2車は「レヴォーグ」に統合されましたが、スポーツワゴンのDNAは継承されました。

 外観は前傾姿勢のシャープなウェッジシェイプで、低く伸びやかなフォルムによってスポーティさを強調していました。

 搭載されたエンジンは2リッターと1.6リッターの水平対向4気筒で、全車ターボエンジンとされ、最高出力は1.6リッターが170馬力、2リッターは300馬力を誇りました。

 また、トランスミッションは全車CVTで、2リッター車では高出力に対応した「スポーツリニアトロニック」を搭載し、8速マニュアルモード時はダイレクトかつスピーディな変速スピードを実現。

 駆動方式は全車AWDを採用し、2リッター車は前45:後55の駆動トルク配分を基本として連続可変制御し、コーナリング時の回頭性の良さと、高速直進安定性を高度にバランスしていました。

 そして、発売当初から安全運転支援システム「アイサイトver.3」が装備され、安心かつ安全なドライブをサポート。

 なお、現行モデルの2代目は安全性能が飛躍的に向上していますが、上位グレードの「STI スポーツR」に搭載されている2.4リッターターボエンジンは最高出力275馬力と、今のところスペック的には初代を上回っていません。

●ホンダ3代目「フィット」

 ホンダは2001年に、「ロゴ」の後継車として初代「フィット」を発売。すべて新設計されたフィットは、優れた経済性とシンプルで洗練されたスタイル、クラストップの室内空間を実現したことから大ヒットを記録しました。

 その後、2007年にモデルチェンジされた2代目では、1.3リッターエンジンにアシスト用モーターを組み合わせた「フィットハイブリッド」が登場して話題となり、さらにスポーティグレードのRSが登場。

 2013年にデビューした3代目でも、2代目に引き続いてハイブリッドとRSがラインナップしました。

 なかでもRSは専用のフロントグリルにリアバンパー、テールゲートスポイラーなどを装備し、リアゲートの形状も専用のものが与えられました。

 また、エンジンは最高出力132馬力の1.5リッター直列4気筒i-VTECを搭載し、トランスミッションはCVTに加え6速MTを設定。

 シャシもRS専用に各部が補強されてボディ剛性の強化が図られ、ステアリングのベアリングも剛性アップして応答性を高めるなど、細部にわたってチューニングされており、ハンドリング性能を向上していました。

 そして、2020年に4代目が登場するとMTの廃止とともに、スポーティグレードも消滅してしまいました。

●スズキ8代目「アルト」

 スズキは1979年に、初代「アルト」が発売されました。装備は極力簡素化し、徹底したコスト削減をおこなうことで47万円からという驚異的な低価格を実現して大ヒットを記録。

 その後代を重ね、1987年にはパワー競争の頂点に立つ「アルトワークス」が登場するなど、ベーシックなモデルだけでなく高性能軽自動車市場もけん引する存在となりました。

 そして2014年に発売された8代目では、新たなプラットフォームの採用によりエンジンルームを最小化したことで、軽セダンではトップクラスの室内長を実現。

 また、新プラットフォーム採用の恩恵は車重にも現れており、従来モデル比で60kg軽量化され、最軽量の「アルト F」グレードでは驚異的な610kgを達成しました。

 さらに、2000年をもって一旦は消滅していたアルトワークスが2015年に復活したのも、8代目アルトの大きなトピックスでした。

 現行モデルの9代目アルトは2021年12月に発売されましたが、最軽量の「A」グレード(2WD)で680kgあり、十分に軽いのですが、先代からは70kg増加し、シリーズ初のマイルドハイブリッドが加わったもののMT車とアルトワークスが廃止となってしまいました。

※ ※ ※

「最新が最良」というフレーズはポルシェ「911」を評するのに使われ、有名になりました。

 確かに安全性能や環境性能については最新モデルの方が確実に優れているといえますが、車種によってはドライビングプレジャーという点で旧型の方が優れているケースもあり、あえて一世代前のモデルを選択するのもクルマを楽しむためのひとつの方法かもしれません。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油7円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

【殿堂入りレベルの完成度】オートカラーアウォード2024でマツダCX-80がグランプリを受賞
【殿堂入りレベルの完成度】オートカラーアウォード2024でマツダCX-80がグランプリを受賞
AUTOCAR JAPAN
ヒョンデが『i20 Nラリー2』に新型“ステップ2”を投入。7つのジョーカーを活用/ERC
ヒョンデが『i20 Nラリー2』に新型“ステップ2”を投入。7つのジョーカーを活用/ERC
AUTOSPORT web
「ハイパーカーは乗り物以上の芸術」超高級車のブガッティが「究極のガレージ」発表
「ハイパーカーは乗り物以上の芸術」超高級車のブガッティが「究極のガレージ」発表
レスポンス
ホンダ新型プレリュード、2025年にアメリカで販売開始へ。将来的なレースベース車両になるかも?
ホンダ新型プレリュード、2025年にアメリカで販売開始へ。将来的なレースベース車両になるかも?
motorsport.com 日本版
レクサス新型「LX」がスゴイ! ”頑丈“すぎる新ハイブリッド搭載の「本格モデル」! “超タフ”な新仕様「オーバートレイル」もある「最上級“SUV”」が販売店でも話題に
レクサス新型「LX」がスゴイ! ”頑丈“すぎる新ハイブリッド搭載の「本格モデル」! “超タフ”な新仕様「オーバートレイル」もある「最上級“SUV”」が販売店でも話題に
くるまのニュース
国内外で活躍するBIRTH RACING PROJECTがドライバーデベロップメントプログラムを始動へ
国内外で活躍するBIRTH RACING PROJECTがドライバーデベロップメントプログラムを始動へ
AUTOSPORT web
【アメリカ】ホンダの大型SUV「プロローグ」に反響多し! 「100万円以上も安くなるのスゴイ」「あえてシンプルなデザインが素敵」の声! 日系車で「1番人気」を獲得!
【アメリカ】ホンダの大型SUV「プロローグ」に反響多し! 「100万円以上も安くなるのスゴイ」「あえてシンプルなデザインが素敵」の声! 日系車で「1番人気」を獲得!
くるまのニュース
デザインコンセプトは「ナチュラルユニーク」! スズキが軽乗用車「ワゴンR スマイル」の新型モデルを発売
デザインコンセプトは「ナチュラルユニーク」! スズキが軽乗用車「ワゴンR スマイル」の新型モデルを発売
バイクのニュース
クルマのエアコンフィルター交換、サボってない? 自分で点検・交換する方法を紹介!【カーマニア本田浩隆の愛車日常メンテナンス】
クルマのエアコンフィルター交換、サボってない? 自分で点検・交換する方法を紹介!【カーマニア本田浩隆の愛車日常メンテナンス】
くるくら
ゲイルスピードのアルミ鍛造ホイールに X350/X500/GSX-R1100用が登場!
ゲイルスピードのアルミ鍛造ホイールに X350/X500/GSX-R1100用が登場!
バイクブロス
2025年[フルモデルチェンジ]予定の日産・キックス! [コンパクトSUV]として爆ウレするために必須の条件とは?
2025年[フルモデルチェンジ]予定の日産・キックス! [コンパクトSUV]として爆ウレするために必須の条件とは?
ベストカーWeb
6年ぶりに復活した日産S14「シルビア」…きっかけは「チャージスピード」のフルエアロ! ただいま「痛車にしようか思案中」
6年ぶりに復活した日産S14「シルビア」…きっかけは「チャージスピード」のフルエアロ! ただいま「痛車にしようか思案中」
Auto Messe Web
F110カップに『GSTR GRAND PRIX F110 CUP 2025シリーズ』と題したスカラシップを設定
F110カップに『GSTR GRAND PRIX F110 CUP 2025シリーズ』と題したスカラシップを設定
AUTOSPORT web
「冬の方が夏に比べて“燃費が悪くなる”と聞きましたがなぜですか?」 納得の理由に「雪降るエリアだと仕方ない」「冬に燃費稼ぐのは諦めます」の声! すぐできる“燃費を良くする方法”とは?
「冬の方が夏に比べて“燃費が悪くなる”と聞きましたがなぜですか?」 納得の理由に「雪降るエリアだと仕方ない」「冬に燃費稼ぐのは諦めます」の声! すぐできる“燃費を良くする方法”とは?
くるまのニュース
トヨタ車体が提案! 斬新ドア採用の「クロスバンギア」は市販化する? ノアヴォク派生ぽい「“SUVミニバン”コンセプト」はどうなるの?
トヨタ車体が提案! 斬新ドア採用の「クロスバンギア」は市販化する? ノアヴォク派生ぽい「“SUVミニバン”コンセプト」はどうなるの?
くるまのニュース
タクシー・ライドシェアに「チップ文化」は根付くか? 配車アプリ普及で、月収アップに追い風? その効果と課題を考える
タクシー・ライドシェアに「チップ文化」は根付くか? 配車アプリ普及で、月収アップに追い風? その効果と課題を考える
Merkmal
「えっ!?」スクーターメーカー「ベスパ」製の4輪車なんてあったの?  65年前に登場した4人乗りの“マイクロカー”を発見 どんなクルマ?
「えっ!?」スクーターメーカー「ベスパ」製の4輪車なんてあったの? 65年前に登場した4人乗りの“マイクロカー”を発見 どんなクルマ?
VAGUE
買うなら今よ! 3代目[トヨタ・ヴィッツRS]走りが楽しすぎる件
買うなら今よ! 3代目[トヨタ・ヴィッツRS]走りが楽しすぎる件
ベストカーWeb

みんなのコメント

7件
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

106.5125.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

3.8308.0万円

中古車を検索
アルトの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

106.5125.1万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

3.8308.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村