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こりゃスゴい! どこでも「就寝」可能な純正「車中泊仕様」! トヨタ・日産・ホンダが手掛ける「寝れる」クルマ 3選

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こりゃスゴい! どこでも「就寝」可能な純正「車中泊仕様」! トヨタ・日産・ホンダが手掛ける「寝れる」クルマ 3選

■手軽な「キャンピングカー」!? メーカー純正「車中泊」仕様が気になる!

 アウトドアブームの熱がますます高まり、自由な旅のスタイル「車中泊」にも注目が集まるなか、本格的なキャンピングカーに興味を持つ人が増えているといいます。
 
 各自動車メーカーもニーズを察知し、いち早く手軽な純正ベッドなどを備えたモデルをラインナップしています。レジャーのみならず、日常用途も自在にこなせるお得なメーカー純正の車中泊仕様車 3モデルを紹介します。

【画像】どこでも「寝れる!」 メーカー純正クオリティで「就寝」可能な純正「車中泊仕様」3モデルを写真で見る(45枚)

●コンパクトでも「寝床」を確保する「箱」とは!? トヨタ「カローラクロス」

 コンパクトSUV「カローラクロス」は、同ジャンルのライバル車のなかでは比較的長い4490mm弱の全長が特徴です。

 そのため室内や荷室も十分に確保され、上位クラスにひけをとらない使い勝手を持ちます。

 カローラクロスの定員5名乗車時での荷室容量は、約473リットルから407リットル。ひとクラス上のSUV「ハリアー」(全長4740mm)の荷室が5名乗車時で約409リットルと考えると、その大きさがわかるはずです。

 ただし低い荷室床面を確保することでその容量を稼いでいるため、後席を倒してもフラットな床面にはなりません。

 そこでオススメなのが純正オプションの「ラゲージアクティブボックス」。床面がかさ上げされ、大人が寝転がれるほどの「寝床」が誕生したうえ、床下収納も確保できます。

 屋根のほぼ全面がガラスルーフとなるメーカーオプションの「パノラマルーフ」と組み合わせれば、アウトドアでの解放感もバツグンです。

 1.8リッターの2モーターハイブリッドと、1.8リッターガソリンエンジンが設定され、ともに高速道路や山岳路などを多用する長距離のアウトドア旅にも最適なモデルといえます。

●フルモデルチェンジで続投された「ベッド」仕様! 日産「セレナ マルチベッド」

 日産「セレナ」は、1991年の初代モデル以来一貫して続く「家族のためのミニバン」というコンセプトのもと進化を続け、2022年11月28日発表の新型で6代目モデルです。

 新型セレナでは、ミニバン世界初採用の先進運転支援システム「プロパイロット2.0」や、新開発の第2世代「e-POWER」(ハイブリッド)などの最先端技術も搭載し、その魅力を高めています。

 そんなセレナの先代モデルには、2020年2月追加された純正車中泊仕様車「セレナ マルチベッド」が用意されていました。

 手がけたのは、日産のカスタマイズカーや福祉車両などを手掛けるオーテックジャパン(2022年4月より「日産モータースポーツ & カスタマイズ」)で、サードシートを廃した5人乗り仕様(e-POWERは4人乗り)に収納式のベッドを備え、広い室内をフルに活用することができます。

 シート地やベッドボードに防水素材を採用したほか、荷室の床面もロンリウム(硬質塩ビマット)張りとし、汚れをふき取りやすい設計とするなど、アウトドアユーザーのニーズに応えた仕様です。

 そして新型セレナにもこのマルチベッドが続投されました。

 新型ではe-POWERモデルも5人乗り仕様となったほか、4層構造のベッドの厚みも増したことで寝心地も向上しているといいます。

 ラインナップもワイドで、ガソリン/e-POWERの各「XV」「ハイウェイスターV」に加え、カスタムモデル「AUTECH(オーテック)」(4人乗り)も設定されています。

●純正アクセサリーのこだわり度が強すぎる! ホンダ「フリード+(プラス)」

 ホンダのコンパクトミニバン「フリード」は3列シート仕様に加え、荷室を重視した2列シート仕様「フリード+」(以下「フリードプラス」)がラインナップされています。

 単に3列目席を取り外しただけではなく、ボディ後半部分を造り直すほど手が込んだ設計が特徴で、荷室の床は下げられ地面ギリギリまで荷物が積めるほか、大きく開くテールゲートも専用設計となっています。

 また2列目シートも専用設計とし、座面を引き上げて前倒しするダブルホールディング機構で背もたれと荷室の床面がフラットにつながる仕様にしてあり、床面の下にも荷物が収まるような2段式の便利な収納システムが備わります。

 つまり最初から「車中泊」の用途を強く意識した仕様となっているのです。

 さらに凄いのは純正アクセサリーを手掛けるホンダアクセスで、フリードプラス専用品として、長さ約180cm×幅約123cm×厚さ約3cmの本格的なベッドマット「ラゲッジクッションマット」(2万2000円)を用意していること。

 大人2名、さらに小柄な幼児や児童1人くらいなら、川の字でしっかり就寝できそうです。

 車外の目線や光を遮断する「プライバシーシェード」(4万1800円)や、テールゲートと組み合わせることで立って着替えなどが可能な「テールゲートカーテン」(2万6400円)など、車中泊に必要なアイテムは純正アクセサリーにすべて揃っているといってよいでしょう。

※ ※ ※

 トヨタの人気ミニバン「ノア/ヴォクシー」は2022年1月にフルモデルチェンジを実施しましたが、先代モデルには車中泊派にも嬉しいアウトドア仕様のカスタムコンプリートカー「MU(マルチユーティリティ)」が設定されていました。

 手がけていたのはトヨタ車のカスタムパーツなどを手掛けるMODELLISTA(モデリスタ)で、3列シートのうちサードシートを外した5人乗りとし、荷室床面を木目調のロンリウム(塩ビ)仕上げとするなど、アウトドアユーザーの需要に応えたモデルです。

 ディーラーオプションの「マルチユースボード」と、倒したセカンドシートを組み合わせ、車中泊向きな空間が誕生するのも特徴でした。新型ノア/ヴォクシーにもMUの追加設定が期待されるところです。

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