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フェラーリがフィオラーノ・サーキットを初開放! 今まで立入り厳禁だった聖地で初心者も走れるハーフマラソン開催…その狙いとは?

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フェラーリがフィオラーノ・サーキットを初開放! 今まで立入り厳禁だった聖地で初心者も走れるハーフマラソン開催…その狙いとは?

フィオラーノ・サーキットを初開放

フェラーリの歴史上初めて、誰もが参加できるユニークなスポーツイベントが開催されます。フェラーリは2025年3月30日に開催される「エンツォ・フェラーリ メモリアル イタリア ハーフマラソン」のために、マラネロ工場の中央通りとフィオラーノ・サーキットを初めて一般開放することを発表しました。

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創設者を偲んでスポーツの盛大な祭典

フェラーリは、2025年3月30日に開催されるエンツォ・フェラーリ メモリアル イタリア ハーフマラソンのために、イタリア・マラネロ工場の中央通りとフィオラーノ・サーキットを初めて開放することを発表した。普段は立ち入ることのできないエリアが、このスポーツイベントの舞台となる。

フィオラーノ・サーキットで行われた発表会では、フェラーリCEOのベネデット・ヴィーニャ氏と、主催者であるマスター・グループスポーツのゼネラルマネージャー、アントニオ・サンタマリア氏が登壇し、エミリア=ロマーニャ州、モデナ市、マラネロ市、フィオラノ市、フォルミジーネ市といった後援自治体の代表も出席している。

また、この発表会には、特別ゲストとして2人のマラソン競技者が出席した。その1人はイタリアのデュアスロン、トライアスロン、アクアスロンのチャンピオンであり、2024年パリ大会マラソン優勝者であるリタ・クックル選手で、2人目は2024年ローマ大会ハーフマラソン欧州金メダリストのイェマネベルハン・クリッパ選手である。

イベントテーマは「レーストラックを走る」

「レーストラックを走る」は、すべての跳ね馬ファンと愛好家に捧げられたこのイベントのテーマであり、ランニング界とレース界を結びつける理想的なキャッチコピーでもある。今回のハーフマラソンはマラネロのフェラーリ博物館をスタートし、ファクトリー通りとフィオラーノ・サーキットを横切ってフォルミジーネに向かい、モデナのローマ広場にゴールするコースが設定された。トップランナー向けの伝統的な21.0975kmの距離に加え、5kmと10kmのサーキットでのコースも用意され、初心者でも出場できるようなイベントとなる。

フェラーリのこのイベントへの支援は、地元コミュニティへの還元という同社の継続的なコミットメントを裏付ける。エントリー料とパートナーシップからの収益金は全額、新しいマルチスポーツ・フィールドの建設に充てられ、フェラーリの寄付によってマラネロに建設された複合施設「パルコ・デッロ・スポルト」の一部となる。このエリアは、すでに2022年にフェラーリ自身が支援する都市緑化プロジェクト「フェラーリの森」が発足している。

AMWノミカタ

フェラーリの歴史上はじめて同社のもつ施設を使ってスポーツイベントが開催される。今回はハーフマラソンだが、フィオラーノ・サーキットを走ることができるのは参加者にとってはまさに特別な体験であり、この体験を通じてさらに多くのフェラーリファンを獲得できることだろう。また、フェラーリが行ってきた都市の緑化プロジェクトの推進やスポーツ施設の建設、そして今回のスポーツイベントの開催などを通じて地元コミュニティへの貢献が可視化されることもブランドにとっては重要なことだろう。

フェラーリのCEO、ベネデット・ヴィーニャ氏は「地域の価値を再発見する素晴らしいイベントである」とコメントしている。これは単に参加者が素晴らしい景色や建物、特産品などを再発見する観光的な意味合いだけではなく、その地域に根ざす企業の製品や哲学、情熱などに触れることも意味していると思われる。

かつてこの地にエンツォ・フェラーリという偉人がいたこと、そしてこの地から世界中の人々に称賛される製品が送り出されていることを、このイベントを通じて地域の人々に再発見してほしいと願う。

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