■トミカから音と振動の4Dミニカーが登場
昔からクルマのおもちゃとして子供から大人まで魅了する「トミカ」。乗用車だけではなく、トラックやバスなど働くクルマもラインナップするミニカーです。様々な大きさの車種を扱うトミカですが、売り場の箱は均一です。トミカのサイズはどうやって決められているのでしょうか? そこにはトミカならではの秘密がありました。
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2018年6月7日から10日まで東京ビッグサイトで開催された「東京おもちゃショー2018」でダイキャスト製ミニカーのトップを走るトミカから全くの新製品「トミカ 4D」が発表されました。
この「トミカ 4D」は電池とスピーカー、振動素子が内蔵されていてエンジン音とそれに合わせた振動が体感できるというもの。トミカを屋根から長押しするとエンジンがかかり、そのまま置いておけばアイドリング音と振動が楽しめます。そしてトミカを指で押して走らせるとエンジン音が走行時のものに変わっていきます。
そのエンジン音へのこだわりは凄く、日産「GT-R」とホンダ「NSX」は実車から録音されたもので、特に「GT-R」は走行時のエンジン音をサーキット走行で録音したとのことです。
「トミカ 4D」のボディはドアも開きませんし、内装も省かれてはいますが、他のトミカと同じボディを採用しています。そのトミカの小さなボディにそれだけのギミックを搭載していることに驚愕を覚える「トミカ 4D」は子供だけではなく大人のコレクターズアイテムとしても魅力を発揮するのではないでしょうか。
そんなこだわりのミニカーであるトミカですが、トミカならではの秘密があることをご存知でしょうか?
■トミカの大きさはタイヤと箱で決まる!?
乗用車やスポーツカーだけではなく、バスやトラック、軽自動車やマイクロEVなど様々な車種が展開されているトミカ。トミカの乗用車モデルは基本的には62分の1スケールとしてモデリングされていますが、それ以外のトラックやバスなどはどうやって縮尺を決めているのでしょうか?
東京おもちゃショー2018の会場でタカラトミー、トミカブースの説明員の方にお話をうかがうと「トミカは箱の大きさに決まりがあって、その大きさに合わせて縮尺を決定します」とのこと。
標準的なトミカはそれがホンダ「NSX」、トヨタ「クラウン」、そしていすゞ「エルフ」の消防車だろうと全て同じ大きさの箱に入れられて販売されているのです。この箱の大きさはトミカが登場した1970年から変更されることなく現在に至るといいます。
ごく稀にトレーラーなどサイズの長いトミカが登場することがありますが、こちらも箱のふた部分の縦横のサイズは共通で、箱の長さは標準サイズの箱2個分ないし3個分という倍率で作られていくそうです。トレーラーなどは過去にロングトミカとして独立したシリーズとなっていましたが、現在ではセット販売の中の一台として展開されていますので、通常のトミカ規格ではないことが多くなっています。
今回発表され10月に発売が予定されている「トミカ 4D」は、外箱こそ大きなものになりますが、その中の内箱はトミカ標準サイズとなっています。
そして、箱の中に納まるサイズとして縮尺が決定されるトミカですが、箱の中に入ればいいというものではなく、やはり見た目にはかなり気を使っているそうです。縮尺時に見た目が大きく変わり、トミカの縮尺を決めるもうひとつの要素がタイヤです。
トミカのタイヤは一部の自衛隊車両やキャタピラを使う建機を除き、基本的に全て同じものを使います。このタイヤの大きさと箱に入るかどうかで縮尺が決まるのです。
■実は正確に縮尺しただけではトミカにならない?
トミカはその箱に縮尺率が明記してありますが、実際はこの縮尺どおりの寸法にはなってはいません。乗用車やスポーツカーの場合は全幅、全長はおおよそ縮尺どおりの場合が多いのですが全高の縮尺は明らかに違います。実車の割合に比べ、全高は高く設定されているのです。
これは見下ろして見ることが多いトミカの場合は正確に縮尺をすると平べったい印象を与えてしまいその車種に見えないという視覚的要素からデフォルメを入れているそうです。
そして模型ではなく玩具として販売されるトミカは、玩具としての安全性も考慮しなくてはなりません。そこでエッジには丸みを与え、ドアミラーなどの突起物は全て排除されています。パトカーや消防車などの回転等も角は全て丸くなっています。
これらの要素が全て組み合わさることによって、唯一無二のトミカの世界観が作り上げられるのです。そしてその世界観は同じタカラトミーの鉄道玩具であるプラレールと組み合わせても違和感なく広がっていくのです。
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