現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > アンダー200万円スタートの「トヨタ小型ミニバン」なぜ人気? 実は「イチバン売れている」クルマだった!? 「シエンタ」オーナーの本音は

ここから本文です

アンダー200万円スタートの「トヨタ小型ミニバン」なぜ人気? 実は「イチバン売れている」クルマだった!? 「シエンタ」オーナーの本音は

掲載 41
アンダー200万円スタートの「トヨタ小型ミニバン」なぜ人気? 実は「イチバン売れている」クルマだった!? 「シエンタ」オーナーの本音は

■現行シエンタは「シカクマル」の愛されキャラに!

 クルマ(登録車)の登録台数ランキングで、長らく3位をキープし続けているのが、トヨタのコンパクトミニバン「シエンタ」です。
 
 上位2車の「ヤリス」と「カローラ」がシリーズ全体の販売台数であることを踏まえると、もはやシエンタが日本で最も売れている登録車といっても過言ではありません。

【画像】「えっ…!」オシャカッコいい! これがトヨタの「人気ミニバン」です! 写真を見る(30枚)

 そんな圧倒的なセールスを誇るシエンタですが、人気の理由はいったい何なのでしょうか。オーナーの声から探ってみましょう。

 丸目でファニーな初代シエンタから一転、2015年に登場した2代目は歌舞伎の隈取を思わせる精悍なスタイリングへ進化しましたが、この路線変更は賛否両論あったようです。

 そして2022年8月に発売された現行モデルは3代目となり、「シカクマル」をデザインテーマとし、コーナー部を丸めることでスクエアな車体をコンパクトに見せることに成功しています。

 このスタイリングはオーナーからはおおむね好評。「カワイイ系だけど、やりすぎていないのが良い!」「欧州車のような道具っぽさがあって男女どちらにもハマる」といった声が多数です。

 逆にシエンタを選ばなかった層からは、フィアット「パンダ」やルノー「カングー」を意識しすぎではないかという指摘があがっています。

 ボディサイズ(FF)は全長4260mm×全幅1695mm×全高1695mm。先代より25mm長く20mm高いのですが、車幅とホイールベース(2750mm)は変わらず。

「ひとクラス上のトヨタ『ノア』と悩みましたが、5ナンバーサイズの気楽さを優先してシエンタを選びました」とは、シエンタ「ハイブリッドZ」オーナーからのコメント。コンパクトなうえにスタイリングがスクエアで見切りが良いと、サイズ感については高評価が多くなっています。

 水平基調ながらインテリアもまた「シカクマル」を随所に取り入れたデザインを採用。低く平らなダッシュボードは視界が良く、収納スペースも充実しています。

「ウインドウが大きくて見晴らしが良い!」や「ダッシュボードが低いので閉鎖感がなくて最高」と、ミニバンらしい明るく広々とした室内は高く評価されているようです。

 一方で、「オプティトロンメーターが最上級グレード以外はオプションでも選べない」や「メーカーオプションの天井サーキュレーターがうるさすぎる」といった装備に関する不満の声もあがっています。

※ ※ ※

 現行シエンタには2列シートの5人乗りモデルと3列シートの7人乗りモデルが用意されていますが、どちらも豊富なシートアレンジが魅力。現行型では2列目シートの居住性とシート自体のつくりが向上しています。

 3列目シートについては「狭いしシートが薄い」という不満も出ていますが、「コンパクトミニバンの3列目はエマージェンシー用だから」と割り切っているオーナーも多いようです。

■乗り心地もハンドリングも好印象!

 現行シエンタの走りに対しては、全体的にポジティブなコメントが目立ちます。

「GA-Bプラットフォーム」をベースに新設計された基本骨格は剛性が高く、「ハンドリングが期待以上」、「乗り心地が快適」といった意見が大多数です。

 また、タイヤサイズは15インチのみとし、オプションでも16インチ以上を用意しないなど徹底した結果、最小回転半径5mを実現。「小回りが利いて運転しやすい」と狭いところでの取り回しについても好評です。

 パワートレインは、1.5リッターガソリンエンジンと、1.5リッターガソリンエンジンにモーターを組み合わせたハイブリッドの2種類。

 WLTCモード燃費はガソリン車が18.3km/L~18.4km/L、ハイブリッド車が28.2km/L~28.8km/Lと、先代シエンタやライバルのホンダ「フリード」を上回ります。

 ハイブリッド車のオーナーは「スムーズで力強さも十分以上。静かで燃費も良くて、いうことありません」と絶賛。

 一方、ガソリン車オーナーのなかには「コーナリングもなかなかですし、エンジン回し気味で乗ると結構楽しいんですよ、ミニバンなのに」と、ハイブリッド車とのキャラクターの違いをアピールする人も。

 安全装備が充実しているのもシエンタの特徴のひとつ。予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を全車標準装備しています。

「長距離の運転が楽になった」と全車速追従機能付レーダークルーズコントロールの評判は上々ですが、停止保持機能が「ハイブリッドZ」グレードのみとなることと、「いまどきパーキングブレーキが足踏み式なのはちょっと…」という不満の声もあがっています。

 そのほかでは、駐車支援システム「アドバンストパーク」について「以前の駐車支援に比べ格段に進歩していて普通に使える」と好意的な意見もあるのですが、これもハイブリッドZグレードのみのオプション装備というのがもったいないところです。

※ ※ ※

 シエンタオーナーのさまざまな声を総合すると、装備設定などに多少の不満もあるものの、全方位にハイレベルでおおむね満足しているといったところでしょう。

 そんなクルマが195万円(ガソリン・Xグレード・5人乗り・2WD)から購入できるというのですから、人気にならないはずがありません。

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ホンダが激カッコいいSUV発表! [アキュラADX]みたいなクルマが日本にも必要だろ!
ベストカーWeb
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
[車検]費用が増える? 2024年10月より車検での[OBD検査]を本格運用へ
ベストカーWeb
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
即納って不人気車なの!? なんでそんなに待たなきゃならん!? [納期]にまつわる素朴なギモン
ベストカーWeb
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
いまさら人には聞けない「ベンチレーテッドディスク」と「ディスク」の違いとは? ブレーキローターの構造と利点についてわかりやすく解説します
Auto Messe Web
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
ラリージャパン2024開幕直前。豊田スタジアムやサービスパークの雰囲気をお届け/WRC写真日記
AUTOSPORT web
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
メルセデス・ベンツの『GLE』系と『GLS』にオンライン先行受注にて“Edition Black Stars”を設定
AUTOSPORT web
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
ラリージャパン2024“前夜祭”が豊田市駅前で開催。勝田貴元らが参加のサイン会とパレードランが大盛況
AUTOSPORT web
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
フランス人スター選手と一緒の気分? 歴代最強プジョー 508「PSE」 505 GTiと乗り比べ
AUTOCAR JAPAN
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
セカオワが「愛車売ります!」CDジャケットにも使用した印象的なクルマ
乗りものニュース
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
トヨタWRCラトバラ代表、母国戦の勝田貴元に望むのは“表彰台”獲得。今季は1戦欠場の判断も「彼が本当に速いのは分かっている」
motorsport.com 日本版
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
メルセデスAMGが待望のWEC&ル・マン参入! アイアン・リンクスと提携、2025年LMGT3に2台をエントリーへ
AUTOSPORT web
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
TCD、モータースポーツ事業を承継する新会社『TGR-D』を2024年12月に設立へ
AUTOSPORT web
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
ウイリアムズとアメリカの電池メーカー『デュラセル』がパートナーシップを複数年延長
AUTOSPORT web
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
“650馬力”の爆速「コンパクトカー」がスゴイ! 全長4.2mボディに「W12ツインターボ」搭載! ド派手“ワイドボディ”がカッコいい史上最強の「ゴルフ」とは?
くるまのニュース
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
フェラーリ育成のシュワルツマンが陣営を離脱。2025年はプレマからインディカーに挑戦
AUTOSPORT web
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
スバルBRZに新たな命を吹き込む 退役軍人のセカンドキャリアを支援する英国慈善団体
AUTOCAR JAPAN
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
オープンカー世界最速はブガッティ!「ヴェイロン」より45キロも速い「453.91km/h」を樹立した「W16ミストラル ワールドレコードカー」とは?
Auto Messe Web
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
『ローラT92/10(1992年)』“賃貸住宅ニュース”で強いインパクトを残した新規定グループCカー【忘れがたき銘車たち】
AUTOSPORT web

みんなのコメント

41件
  • on_********
    アンダー200万円のボトムグレードが一番売れているわけじゃない。
    街中で見るのはほとんどハイブリッド。
  • umetarow
    日本人の経済力がそのぐらいという事でしょう。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

199.5323.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.0373.6万円

中古車を検索
シエンタの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

199.5323.5万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

9.0373.6万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村