現在位置: carview! > ニュース > ニューモデル > 新型エクストレイル発売! どうせ買うならプラス20万円~の新世代4WD「e-FORCE」グレードが、いろいろおトクな理由とは?

ここから本文です

新型エクストレイル発売! どうせ買うならプラス20万円~の新世代4WD「e-FORCE」グレードが、いろいろおトクな理由とは?

掲載 99
新型エクストレイル発売! どうせ買うならプラス20万円~の新世代4WD「e-FORCE」グレードが、いろいろおトクな理由とは?

新型の見どころは上質感や先進装備
日産の人気SUVモデル「エクストレイル」がフルモデルチェンジを発表しました。4代目エクストレイルのコンセプトは、「タフギア」、「アドバンスト・テック」そして「リファインド(上質)」となっています。

「タフギア」は初代・2代目のコンセプト。そこに「アドバンスト・テック」を加えたのが3代目のコンセプト。そして新型エクストレイルは歴代モデルが積み重ねてきた価値観に、「リファインド」をプラスしたわけです。

>>日産 エクストレイルのカタロググレードをチェックする

一方、エクステリアは“タフギア”というエクストレイルの基本となる個性を強めてきた印象です。また、先進装備という点では12.3インチのフルTFTメーターや10.8インチの大きなヘッドアップディスプレイを採用したコクピットに注目です。

>>日産 エクストレイルのカタロググレードをチェックする

ハイテク尽くしのハイブリッド=e-POWERに注目
そんな新型エクストレイルの最大の特徴といえるのが、世界初の「VCターボ」エンジンとモーターを組み合わせたe-POWER(イーパワー)でしょう。e-POWERというのはエンジンを発電に専念させるシリーズハイブリッド・システムです。

今回は、状況に応じて最適な出力特性や熱効率を実現できる可変圧縮機構と、ターボ過給を組み合わせた「VCターボ」を採用したe-POWERを新開発。さらに後輪を独立したモーターで駆動する電動4WD「e-4ORCE(イーフォース)」も用意されます。

パワートレインを構成する、各ユニットのスペックは以下の通り。
・VCターボ・エンジン・・・最高出力106kW/最大トルク250Nm
・フロント駆動モーター・・最高出力150kW/最大トルク330Nm
・リヤ駆動モーター・・・・最高出力100kW/最大トルク195Nm

>>日産 エクストレイルのカタロググレードをチェックする

FWDも4WDもモーター駆動の大トルクが味わえる
FWD(前輪駆動)モデルであっても330Nmという図太いトルクで鋭い発進加速が期待できますが、前後モーターの最大トルクを単純に足すと525Nmにもなる4WDモデルは、さらに力強い発進加速が期待できます。SUVというキャラクターを考えると4WDを選ぶのが正解かもしれません。

ただし、FWDと4WDの差が大きくなるのは50km/h以下の速度域での話。バッテリーに溜めておける電力量、エンジンが発電できる能力などに影響を受けるため、速度が上がってくるとスペックほどの差はなくなります。また4WDモデルであっても、普段は効率を考えてFWD制御となっているため、そこまで差が感じられないシーンもあるでしょう。

では、あえて4WDを選ぶメリットはあるのでしょうか?

>>日産 エクストレイルのカタロググレードをチェックする

FWDと4WDの価格差はたったの20万円台!
同等グレードをいくつかピックアップして、FWDと4WDの価格差を整理してみます。

・S(FWD):319万8800円
・S e-4ORCE:347万9300円
差額:28万500円

・G(FWD):429万8800円
・G e-4ORCE:449万9000円
差額:20万200円

・AUTECH(FWD):420万5300円
・AUTECH e-4ORCE:446万7100円
差額:26万1800円

100kWを発生する後輪用モーターが20万~28万円を追加すれば備わるというのはバーゲンプライスです。

>>日産 エクストレイルのカタロググレードをチェックする

コーナリングや加減速の気持ちよさが違う?
e-4ORCEを選ぶメリットは発進加速の鋭さや、4WDに期待する走破性だけではありません。たとえば、コーナリングではステアリング操作に合わせて後輪の駆動配分を大きくすることでリヤ駆動のようなフィーリングが味わえるし、さらに立ち上がりでは前後の駆動力とブレーキ制御によって姿勢を安定させたまま加速するといった走りも可能になっているといいます。

さらに見逃せないのがe-4ORCEは乗り心地に貢献するという日産の主張です。e-POWERに限ったことではありませんが、ハイブリッドカーの減速というのはモーターによる回生ブレーキが主体となります。

フロントだけの回生ブレーキで減速すると、車体が前後に揺れるピッチングが大きくなりがちですが、e-4ORCEモデルでは前後モーターでバランスよく回生ブレーキを効かせることでフラットな姿勢のまま減速することができるというのです。まさに日常的に、e-4ORCEのメリットを享受できるわけです。

>>日産 エクストレイルのカタロググレードをチェックする

街乗りメインでもe-4ORCEに試乗する価値はある
まとめると、エクストレイルでe-4ORCE(電動4WD)を選んだことでユーザーが受けるベネフィットは、鋭い加速性能・気持ちよいコーナリング・加減速でのフラットな乗り心地といった点が挙げられます。こうした部分に20万~28万円といったエクストラコストを支払う価値があるかどうかはユーザー次第ですが、少なくとも「街乗りメインだからFFでいいや」と決めつけずに、e-4ORCEモデルにも試乗する価値はありそうです。

もっとも、新型エクストレイルにおいて3列シート車を選ぼうとすると、必然的にe-4ORCEしか選べません。その意味でも、新型エクストレイルは4WDありきで検討すべきモデルといえるかもしれません。

>>日産 エクストレイルのカタロググレードをチェックする

文:山本晋也
写真:
1~4枚目:G e-4ORCE
9~10枚目:オーテック

【キャンペーン】第2・4 金土日はお得に給油!車検月登録でガソリン・軽油5円/L引き!(要マイカー登録)

こんな記事も読まれています

ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
ラリージャパン2024が開幕。勝田貴元が新レイアウトのスタジアムステージで3番手発進/WRC日本
AUTOSPORT web
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
N-VANより安い200万円以下!? スズキ新型[エブリイ]は配達業を助ける!! 航続距離200kmのBEVに生まれ変わる
ベストカーWeb
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
実録・BYDの新型EV「シール」で1000キロ走破チャレンジ…RWDの走行距離はカタログ値の87.9%という好成績を達成しました!
Auto Messe Web
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
8年目の小さな「成功作」 アウディQ2へ試乗 ブランドらしい実力派 落ち着いた操縦性
AUTOCAR JAPAN
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
RSCフルタイム引退のウインターボトム、2025年は古巣に復帰しウォーターズの耐久ペアに就任
AUTOSPORT web
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
ハコスカ!? マッスルカー!?「ちがいます」 “55歳”ミツオカ渾身の1台「M55」ついに発売 「SUVではないものを」
乗りものニュース
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
スズキ、軽量アドベンチャー『Vストローム250SX』のカラーラインアップを変更。赤黄黒の3色展開に
AUTOSPORT web
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
元ハースのグロージャン、旧知の小松代表の仕事ぶりを支持「チームから最高の力を引き出した。誇りに思う」
AUTOSPORT web
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
本体35万円! ホンダの「“超”コンパクトスポーツカー」がスゴい! 全長3.4m×「600キロ切り」軽量ボディ! 画期的素材でめちゃ楽しそうな「現存1台」車とは
くるまのニュース
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
リアウィンドウがない! ジャガー、新型EVの予告画像を初公開 12月2日正式発表予定
AUTOCAR JAPAN
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
最近よく聞く「LFP」と「NMC」は全部同じ? EV用バッテリーの作り方、性能の違い
AUTOCAR JAPAN
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
アロンソのペナルティポイントはグリッド上で最多の8点。2025年序盤戦まで出場停止の回避が求められる
AUTOSPORT web
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
「俺のオプカン~仙台場所~」初開催!「オープンカントリー」を愛する男性ユーザーが集まって工場見学…川畑真人選手のトークショーで大盛りあがり
Auto Messe Web
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
「ラリーのコースなのでトンネル工事を休止します」 名古屋‐飯田の大動脈 旧道がレース仕様に!
乗りものニュース
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
紫ボディはオーロラがモチーフ、中国ユーザーが求めた特別なインフィニティ…広州モーターショー2024
レスポンス
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
『頭文字D』愛が爆発。パンダカラーで登場のグリアジン、ラリージャパンで公道最速伝説を狙う
AUTOSPORT web
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
トヨタ勝田貴元、WRCラリージャパンDAY2は不運な後退も総合3番手に0.1秒差まで肉薄「起こったことを考えれば悪くない順位」
motorsport.com 日本版
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
日産「新型ラグジュアリーSUV」世界初公開! 斬新「紫」内装&オラオラ「ゴールド」アクセントで超カッコイイ! ド迫力エアロもスゴイ「QX60C」中国に登場
くるまのニュース

みんなのコメント

99件
  • エクストレイル=タフな四駆!のイメージですよね!雪道でどんな走りをするのか試してみたい!
  • 出すのおせーよ。
    ローグはそろそろマイナーチェンジだろ。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

360.1533.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.5558.0万円

中古車を検索
エクストレイルの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

360.1533.3万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

12.5558.0万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村