■車内が快適すぎる!ホンダ「フリード」とは
2024年7月20日から21日にかけて、東京都江東区の東京ビックサイトにて「東京キャンピングカーショー2024」が開催されました。
数多くのクルマが展示されるなか、先日新型モデルも発表された人気のコンパクトミニバン ホンダ「フリード」のキャンピングカーを発見。
これは一体どのようなモデルなのでしょうか。
【画像】「えっ…!」これが最高にちょうどいい「背高フリード」です(29枚)
フリードは、大きすぎず小さすぎない、使い勝手に優れたサイズ感が“日常使いにちょうど良い”と評判を得ているホンダのコンパクトミニバン。
このフリードの先代モデルをベースに、屋根がテントになる「ポップアップルーフ」付きのキャンピングカーへと仕立てたのが、輸入車および自動車用品を販売するホワイトハウス(本社:愛知県名古屋市)です。
同車には「フリースタイル」という名称が付けられており、その内容はまさに“フリースタイル”。自由自在に使える車両へと仕上がっています。
まず目につくのはなんと言っても先述したポップアップルーフで、“2階建て仕様”とも言えるこの装備は、車中泊をするときに非常に活躍してくれます。
というのも、車中泊をする際には車内にベッドを展開する必要がありますが、なにかと荷物が多いキャンプではそれらの整理が大変なもの。
しかしポップアップルーフがあれば、車内の荷物はそのままにポップアップルーフで就寝することが可能ですし、逆転の発想で荷物をポップアップルーフに入れれば、車内にベッドキットを展開して就寝できます。
ポップアップルーフの中は、雨や風に対する対策もしっかり行われており、大人2人が就寝できる広々としたスペースを確保。
子どものいる家庭であれば、自分だけの秘密基地として子どもから大人気になること間違いありません。
いっぽう、このフリースタイルの特徴は本体部分にもあります。運転席・助手席が回転するシートになっているので、セカンドシートと対面対座になり、テーブルを設置すればダイネットに変身するというユニークなギミックが搭載されています。
これは車内でゆったりと食事やコーヒーブレイクするのにもってこいの機能と言えるでしょう。
くわえて同車には、エンジンを切ってもサブバッテリーで作動可能な「FFヒーター」も装着されており、冬の車中泊の際に「エンジン音が…」などという苦情とも無縁です。
ヒーターの基本的なシステムとサブバッテリーは車外に設置するため、車内の空気が汚れることも無く、音も気になりません。
車中泊には安眠できる快適な空間は必須であり、とくに深夜早朝が寒くなるシーズンにはFFヒーターは必須の装備と言えるでしょう。
そのほか、このフリースタイルのベース車は5人乗りの「フリードプラス」ということで、3列目シートが省かれている代わりに大きなラゲッジスペースがあります。
このラゲッジスペースはデッキボードを用いて上下に分割することも可能なので、大きな荷物から細かな大量の荷物まで、自由に収納できます。
※ ※ ※
そんな使い勝手に優れたフリースタイルですが、ホワイトハウスでは早くも新型フリードへの展開を計画しているとのこと。
新型フリードでは、5人乗り仕様のグレードがフリードプラスから「クロスター」へと移行したことで、新型フリースタイルはクロスターをベースに開発するそうです。
すでに新型での寸法などは計測され、ベッドキットなどの装備はそのまま新型へも移行できることを確認したとの説明も。
新型フリードの2階建て仕様の登場が今から待ち遠しいですね。
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