スバルとSTIは2023年12月21日、東京オートサロン2024の出展概要を発表し、ティザー画像を公開した。その目玉は以前からベストカーWebでもお伝えしていたとおり、WRX S4に設定されるSTI Sport ♯プロトタイプの出展だ!
文/ベストカーWeb編集部・渡邊龍生、写真/スバル、ベストカーWeb編集部
やはり来た! スバルのスポーツセダン「WRX S4」に「STI Sport ♯」がついに登場!! 東京オートサロン2024で初お披露目へ
■WRX S4 STI Sport ♯で注目となる価格はついに600万円!?
ベストカーWebで以前からお伝えしていたとおり、WRX S4 にもSTI Sport ♯がいよいよ設定されることに!
現行型レヴォーグに設定され、限定500台が発表と同時に即完売となったSTIコンプリートカーのSTI Sport ♯。2024年1月12日から開催される「東京オートサロン2024」でWRX S4にもいよいよ、そのSTI Sport ♯がプロトタイプとして出展される。
ベースとなっているのは同車最高グレードのSTI Sport R EX(502万7000円)で、台数限定での販売を予定しているという。
2023年1月の東京オートサロン2023で初公開されたレヴォーグSTI Sport ♯が500台限定(価格576万4000円)で即完売となったことは記憶に新しい。今回のWRX S4もおそらく500台前後の限定販売となる可能性が高い。
ちなみにレヴォーグSTI Sport ♯のベースとなったのは2.4LターボのFA24ターボを搭載するSTI Sport R EXで、こちらは当時482万9000円(現在は502万7000円にアップ)だったのでほぼ100万円の上乗せとなっていた。
そうなると、WRX S4 STI Sportの価格は600万円前後になるのは確実だろう。
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■STI Sport ♯ならではの細やかなチューニングに期待!
こちらは現行型レヴォーグに設定され、2023年1月のオートサロンでお披露目されたレヴォーグSTI Sport ♯
現行型レヴォーグSTI Sport♯の内容を紹介すると、STIパフォーマンスパーツをはじめとする特別装備を採用し、専用チューニングすることで操縦安定性の向上と、より上質な乗り味を実現していた。
エクステリアでは、フロントグリルやドアミラー、インテリアではウルトラスエードを使用したRECAROシート(現行型レヴォーグでは初装備)やルーフトリムなどをブラックで統一することで、余裕と落ち着きを感じさせる静かな佇まいと、上質な車内空間を演出。
このあたりはWRX S4でも出すとしたら、おそらく同一アイテムを採用してくる可能性が高い。ただし、RECAROシートに関してはすでにオプション設定でWRX S4では採用実績がある。
■2023年7月のレヴォーグSTI Sport ♯試乗時の印象から占うと……
数々のSTIパフォーマンスパーツが装着されていたレヴォーグSTI Sport ♯。WRX S4でも同様のパーツが採用される可能性が高い
レヴォーグSTI Sport ♯のベースとなったSTI Sport R EXにはZF製の電制ダンパーが採用されており、その走りのレベルは非常に高いのだが、実際に2023年7月に試乗してみてSTI Sport ♯は明らかにその上を行っていた。
その試乗時の印象をお伝えすると、まずSTI Sport ♯は19インチの40扁平タイヤを履いているのだが、驚くほど滑らかに路面からの入力をいなしてくれるのが印象的だった。
一般道を走り始めた瞬間から間違いなく実感できたものであり、ベースモデルと剛性感がまるで違っていたのはフレキシブルドロータワーバーやフレキシブルドロースティフナー装着の効果なのだろう。
高速道路では車速が上がると一般道でのフィーリングから変わり、徐々に引き締まった乗り心地に。それでも不快な印象はいっさいなく、心地いい安定感というべきか、欧州製ステーションワゴンの乗り味に近い感じだった。
STIパフォーマンスマフラーによる低音の効いたボクサーサウンドも、控えめながらスポーティ感を高めてくれ、上質感が明らかに1クラス上になった錯覚まで感じるほど。確かにベース車でも充分に満足できるパフォーマンスながら、一度こちらに乗ってしまうと100万円上乗せしてでも購入してしまいそうな魅力がSTI Sport ♯にはあった。
■WRX S4でも基本的に同方向のチューンが施されるのか?
スーパーブラックハイラスター塗装を施した19インチBBS鍛造アルミホイールを今回のWRX S4でも採用か?
レヴォーグSTI Sport ♯の足回りには、スーパーブラックハイラスター塗装を施した19インチBBS鍛造アルミホイールと、ミシュラン製ハイパフォーマンスタイヤ(パイロットスポーツ5)を採用。
また、新開発のSTI製フレキシブルドロータワーバーを採用され、STI製フレキシブルドロースティフナー、スバルパフォーマンストランスミッションオイルクーラーなども搭載することで、パフォーマンスワゴンとしての資質と品格を丹念に磨き上げていた。
さらにカタログには謳われていなかったのだが、レヴォーグSTI Sport ♯には湾曲したタイロッドエンドを採用してステアリング操舵に対する挙動をマイルドな方向にし、リアサブフレームフロントブッシュの締結ボルトを大径化することでステアリング反応を向上させるなど細やかな調整がされていた。
■東京オートサロン2024ではBRZとレイバックのSTI仕様も!
レヴォーグレイバックにもSTI仕様が設定され、今回の東京オートサロンに出展される
WRX S4 STI Sport ♯以外では、次の2台のSTI仕様が出展される。
●レヴォーグレイバックSTI performance
レヴォーグレイバックLimited EX」をベースに、純正パーツとSTIエアロパッケージを装着。さらに、走りの性能を高めるSTIパフォーマンスパーツを各所に装着したパーツカスタマイズモデルだ。
●BRZ STI performance
BRZ STI Sportをベースに、STIパフォーマンスパーツを装着。ドライカーボンリアスポイラーをはじめとしたBRZのクルマとしての操る愉しさをさらに引き上げるパーツカスタマイズモデル。
また、モータースポーツ参戦車両として、「BRZ GT300 2023」(SUPER GT 2023 GT300クラス参戦車両)と「WRX NBR CHALLENGE 2024」(ニュルブルクリンク24時間レースSP4Tクラス参戦予定車両)、さらにはスーパー耐久シリーズ2023に参戦した「Team SDA Engineering BRZ CNF Concept」を展示する予定。
さらに、スバルとSTI のプロドライバーが登壇し、BRZとWRX S4、レヴォーグレイバック」の持つ魅力について語るトークセッションを実施予定。このほか、STI パフォーマンスパーツ展示、SUBARU/STI グッズ販売コーナーなども設けられる。
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みんなのコメント
ちゃんとしたデザイナーを入れたらいいのに。