この記事をまとめると
■新型日産セレナに搭載されたコネクテッドを含む先進機能と安全装備を確認
日産独自の電動化技術「e-POWER」! システムと搭載車両について解説
■最上級グレードLUXIONには「プロパイロット2.0」をほかグレードには「プロパイロット1.0」を標準装備
■「プロパイロット1.0」でもナビリンク付きの純正品がおすすめ
ミニバンでもついにハンズフリードライブを実現
6代目となった新型セレナは、どこから見てもセレナな基本的なスタイリングイメージ、パッケージに関しては先代と変わらないものの、コネクテッドを含む先進機能、安全装備の充実が、ひとつの目玉となる。
まず、日産自慢の先進運転支援機能のプロパイロットは、先代の場合、グレードによって標準、オプション、設定なし……というパターンだったのだが、新型ではプロパイロットを全グレードに標準装備。しかも、X、XV、ハイウェイスターVは「プロパイロット1.0」とし、最上級グレードのLUXION(ルキシオン)には、なんとミニバン世界初という40km/h以上での同一車線内ハンズオフドライブが可能で、料金所&カーブ手前減速制御、車線変更&分岐支援、追い越し車線変更などが可能になる、日産アリアにも搭載される「プロパイロット2.0」を標準装備しているのだ!
スカイラインの「プロパイロット2.0」を例にとると、高精度3Dマップと7個のカメラ、ソナーを使った360度センシングだが、スカイラインに初搭載された機能よりずっと進化していると思われる。
LUXIONの車両価格が、e-POWERハイウェイスターのVの368.61万円に対して、いきなり479.82万円にドーンと跳ね上がるのは、まさにミニバン初採用の「プロパイロット2.0」、およびSOSコール、Nissan Connectナビ、車載通信ユニット、前後ドライブレコーダーといった先進機器、ETC2.0ユニットなどの標準搭載によるものなのである。
とはいえ、車両価格から見て、LUXIONはちょっと手が出せない……という場合でも、「プロパイロット1.0」は標準装備。そこで提案だが、日産純正のナビリンク付きナビをOP装着すれば、カーブ手前制御は可能になる。いわゆるACC(アダプティブクルーズコントロール)機能で一定速度の追従走行を行っているとき、先行車がいないと、カーブなどに設定速度のまま突っ込んでしまう。思わず減速……ということになるのだが、ナビリンク付きであれば、「プロパイロット2.0」の料金所手前減速制御はできないものの、カーブ手前減速制御は行ってくれるから、安全・安心である。
ゆえに、セレナの場合、ナビはナビリンク付きの純正品を装着することを強くお薦めする。
LUXIONでなくてもe-POWERなら先進技術の恩恵を受けられる
新型セレナのe-POWERモデルには、100%電動車ならではの(1.4リッターのエンジンは発電専用)最先端のマネージメント技術が搭載されている。e-POWERのシステム上、エンジンでの発電は不可欠だが、車両状態、走行環境に加え、なんとナビと連動したエンジン作動タイミングまで制御してくれるのである。路面状況(ロードノイズの発生)を検知して、荒れた路面での発電を優先するのはほかのe-POWERと同じだか、先代e-POWERセレナに対して、バッテリーが減っても極力充電しない範囲を広げるとともに、なんと発電制御をナビとリンク!
ナビに目的地を設定すると、目的地周辺ではEV走行、下り坂では回生ブレーキを最大限に活用できるように自動で制御してくれるのだ。たとえば、リゾート地が目的地の場合、その手前で発電・充電を行い、空気のきれいな目的地周辺になるとEV走行してくれるという具合である。深夜、自宅に帰る際、自宅を目的地設定しておけば、EV状態で静かに家にたどり着けることになる。このルート上の充放電を先読みする発電制御は世界初の技術だというからあっぱれだ。
プロパイロットパーキングも進化している。これまでもプロパイロットパーキングはあり、白線を検知して、切り返し操作まで自動で枠内に駐車をしてくれる機能で、プロパイロットリモートパーキングにおいては、ギリギリの駐車スペースでも、ドライバーが車外からインテリジェントキーを操作することで、駐車位置を指示することなく、前進、後退を指示し、リモートパーキングが行える神業機能だった。が、ひとつ不満があったとすれば、それは自宅の駐車場など、白線のない駐車スペースでは、プロパイロットパーキングが使えなかったこと。
しかし、新型セレナのプロパイロットパーキングはメモリー機能が付き、ついに白線のない駐車スペース、奥まった駐車スペースにも対応してくれたのである(祝)。つまり、より現実的に使えるプロパイロットパーキングに進化したというわけだ。
このほか、新型セレナには360度セーフティアシストのプロパイロットやプロパイロット緊急停止支援システムSOSコール機能付き、日産コネクトナビによるオペレーターサービスなどのほか、日産初のインテリジェントルームミラーと統合したドライブレコーダーの用意まであるほどだ。
そうそう、かなり細かい話にはなるのだが、先代では一部グレードに標準、またはOPの電子パーキングブレーキとメモリー付きオートブレーキホールド機能(メモリー付きとは、パワースイッチをOFFにしても機能が維持されること)を標準化しているのだが、電子パーキングブレーキの作動にはちょっとした操作が必要だ。
というのは、今回、試乗した新型セレナの電子パーキングブレーキは、アクセルを踏むと自動解除されるのは当然としても、ボタン式電制シフトをPレンジに入れても自動で電子パーキングブレーキがかからなかった。が、それはメモリー付きオートブレーキホールド機能がOFFになっていたからで、ステアリング左下のオートブレーキホールドスイッチをONにしておけば、ボタン式電制シフトをPレンジに入れれば、自動的に電子パーキングブレーキがかかる仕組みとなっている。
というわけで、新型セレナは先進装備、先進運転支援機能でも、大きな進化を果たしていることになる。「プロパイロット2.0」を搭載する最上級のLUXIONグレードでなくても、e-POWER車ならその恩恵を存分に受けることができるのだ。
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