■世界4カ所の工場で35秒に1台生産されている
ドイツのフォルクスワーゲンAG(VW)は、同社のSUV「ティグアン」が2019年に91万926台が生産されたことで、フォルクスワーゲンブランド、およびVWグループのベストセラーモデルとなったことを発表した。
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またティグアンは2020年春、累計で600万台の生産を達成。ヨーロッパでもっとも人気が高いSUVモデルというだけでなく、世界で人気の高いSUVモデルのトップ3にランクインしたことも明らかにした。
初代ティグアンは2007年のフランクフルトモーターショーで世界初公開。発売当初から世界中で好調なセールスを記録し、翌2008年には15万台を超える台数が生産された。ドイツ本国では初年度からベストセラーSUVの称号を獲得している。
2016年4月に2代目にフルモデルチェンジ。プラットフォームにMQBが採用され、拡大されたホイールベースにより先代よりも広々とした室内空間が人気となった。
2017年には日本未導入ながら、ホイールベースが110mm拡大され最大7名乗車が可能なティグアンXLバージョンがラインナップに追加。現在ではティグアンの55%がロングホイールベースバージョンになっており、アメリカ市場ではすべてのモデルがこのXLバージョンになっている。
このモデルは欧州市場をはじめとする多くの国で「ティグアン・オールスペース」、中国では「ティグアンL」と呼ばれ、中国では2019年10月にプラグインハイブリッドモデルも追加されている。
ティグアンは現在、4か所のVW工場で生産されている。通常モデルはドイツのウォルフスブルグ本社工場で生産、日本向け仕様もここで作られる。ロシアおよび中央アジア諸国向けの通常モデルはロシアのカルーガ工場で生産される。
また中国・上海工場では中国市場向けの「ティグアンL」を、さらに南北アメリカや欧州諸国、アフリカ、アジア、オセアニア向けのロングホイールベースバージョンはメキシコのプエブラ工場で生産されている。2019年には平均すると、4つの工場で35秒に1台がラインオフしている計算になる。
ティグアンは2020年中にビッグマイナーチェンジをおこなう予定。これにより、大幅なデザイン変更や技術的なアップデートがおこなわれるという。さらにヨーロッパ向けにはプラグインハイブリッドモデルも追加される予定だ。
ティグアンは2020年中にビッグマイナーチェンジをおこなう予定。これにより、大幅なデザイン変更や技術的なアップデートがおこなわれるという。さらにヨーロッパ向けにはプラグインハイブリッドモデルも追加される予定だ。
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みんなのコメント
国産競合車と比べて、ゴルフだとデザイン含めた優位性があるけど、ティグアンにはないといったところか。