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スバル「レガシィ」国内販売終了へ! 36年の歴史に幕… 「最後のアウトバック」は“歴代オマージュ写真”採用! どんな意味があるのか

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スバル「レガシィ」国内販売終了へ! 36年の歴史に幕… 「最後のアウトバック」は“歴代オマージュ写真”採用! どんな意味があるのか

■さよなら「レガシィ」… シリーズに敬意を示す

 スバルは2024年10月24日、フラッグシップSUV「レガシィ アウトバック(以下アウトバック)」の特別仕様車を公開し、国内での生産終了を発表しました。36年続いた「レガシィ」シリーズに、終止符が打たれます。
 
 特別仕様車はレガシィシリーズ、およびアウトバックシリーズのフィナーレを締めくくるものですが、その公式写真は歴代モデルをオマージュしたものとなっています。

【画像】「超カッコイイ!」これが最後を飾るレガシィの「歴代オマージュ写真」です!(90枚)

 レガシィは1989年にデビューしたスバルのミディアムモデルです。従来モデルでかつ陳腐化が進んでいた「レオーネ」に変わる新たな中核モデルとして誕生しました。

 都会的でスタイリッシュなデザインに、独自の技術による新開発の高性能水平対向エンジン「EJ型(5代目まで)」とAWD(4WD)技術を組み合わせた高い走行安定性、ハンドリングを持ち合わせ、人気を博します。

 モータースポーツでも華々しい活躍を見せ、下位モデルの「インプレッサ」にバトンタッチするまでFIA世界ラリー選手権(WRC)でも好成績を残しています。

 ラインナップは登場当初、4ドアセダンの「レガシィ」、ステーションワゴンの「レガシィ ツーリングワゴン」を設定。

 特に、レガシィ ツーリングワゴンは、高い走行性能にワゴンの積載性や利便性を両立させて爆発的な人気を獲得。1990年代半ばに起きたステーションワゴンブームの火付け役になりました。

 さらに、当時のスキーブームも相まって高性能AWDの評価とともに「関越エクスプレス」などと評されたこともあります。

 その後1994年には、最低地上高を上げ、アウトドアスタイルに仕上げたアウトバックを北米で発売。日本でも「レガシィ グランドワゴン」「レガシィ ランカスター」などの名称で展開されていきます。

 その後も、世代を重ねるごとに上質さもプラスされ、最新の先進運転支援システム「アイサイト」も搭載するなど、スバルのフラッグシップモデルとして展開されてきました。

 一方、日本においては、シリーズの中核をなしていたレガシィ ツーリングワゴンが2014年に後継の「レヴォーグ」に集約。2020年にはレガシィ B4国内モデルの生産を終了するなど、シリーズの基本モデルはすでに消滅しています。

 現在残っているのは、2021年10月に発表された6代目アウトバックのみとなりました。

 そして2024年、アウトバックシリーズとして30周年を迎えたなか、国内販売の終了が正式にアナウンスされました。

 今回登場した特別仕様車「30th Anniversary」は、第1弾の「ブラック セレクション」に続くもので、スバルがこれまで磨き続けてきたスポーティな走行性能を織り込んだ“集大成モデル”だといいます。

 エクステリアはフロントグリルやルーフレール、ドアミラーなどをブラックに統一して精悍に仕上げ、インテリアもアイボリー×ブラックナッパレザーの本革シートを採用することで、ラストを締めくくる豪華なものに仕上げました。

 さらに30周年記念を象徴する「30th Anniversary」専用リアオーナメントや、専用刺繍(ドアトリム)を施すことで、特別感あふれるモデルとなっています。

 足回りも「STI」によるチューニングが施されたフロント/リアダンパーを装備し、上質ながらもスポーティな走行性能を実現しました。

 パワートレインは変更なく、1.8リッター水平対向直噴ターボエンジンにCVTを組み合わせています。

 そんな特別仕様車ですが、公開された公式写真が爆発的にヒットした2代目レガシィ ツーリングワゴン(BG型)と非常に似たものとなっています。

 写真は2枚あり、1枚は陽が当たる険しい絶壁をバックに右側面を大きく写したものでレガシィのGT(グランドツーリング)性能を感じさせるもの、もう1枚はアップダウンのある高原を走行するリアからの画で、こちらもレガシィでの長旅の愉しさを感じさせます。

 実際に2代目のカタログを見て比べてみると、いずれも全く同じ構図です。これについてスバルの広報担当者は以下のように説明します。

「今回、レガシィ/アウトバックがなくなることにはなりますが、元々『レヴォーグ』が出た2014年に、その由来が『LEGACY・REVOLUTION・TOURING』ということを発表しております。

 そして去年にはその派生となる『レヴォーグ レイバック』も投入しており、レガシィ、アウトバックに代わるモデルをラインナップしてきました。

 ただ、レガシィ、アウトバックという名前が日本市場でなくなるのは事実ですので、今回の公式写真には2代目レガシィ(BG型)で使われた写真をオマージュして使っています。

 この点については、スバル社員が皆、アウトバックだけでなくレガシィブランドに敬意を示して採用しました」

 現在、スバルのラインナップはSUVを中心としつつも、かつてのレガシィのポジションであるレヴォーグも主力商品を担っています。

 都会派SUVというキャラクターを持つレイバックも追加され、今後もレガシィのDNAはそのまま残り続けるようです。

※ ※ ※

 特別仕様車30th Anniversaryは、500台限定で販売され、2024年10月24日~11月10日の期間中に全国のスバル販売店で抽選申し込みを受け付けます。

 抽選結果は11月14日に、抽選申し込み時に登録したメールアドレスへ通知されます。

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みんなのコメント

2件
  • can********
    1番不人気だったBR系に乗ってるけど
    とても満足してます
    ブームはとっくに去ったけど
    大切に乗らせて頂きます
    お疲れ様でした
  • ねこにごはん
    レガシィはスバルにとって救世主のようなクルマだからね。蔑ろにはできまい。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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