自動車雑誌ドライバーが過去に取り上げた記事が今に蘇る「DRアーカイブズ」。前回に続き、1989年3-20号の「シカゴ・オートショー」を振り返る。
◇◇◇以下、当時原文ママ◇◇◇
130馬力のマツダ ファミリア 3ドアHB・GTとライバルのスポーティ度は? [driver 1989年4-20号より]
■注目のミッドシップに熱い視線
プレス・コンフェレンスにおける久米社長、下島セニア・マネージング・ダイレクターのあいさつが、とても長く感じられた。その背後のカーテンの奥に、ホンダ・ミッドシップスポーツ、NS-Xがあるのだ。早くその姿を見たい。
昨年7月。本誌はいち早くこのクルマの存在をキャッチし、イラストでその姿をお伝えした。長い長い時間をかけた取材だった。情報の正確さには自信があった。それでも実車を見るまでは、やはりコワイ。まさかシカゴまでやってきて、実車を見ることになるとは思いもしなかった。しかし、とにかくもう目の前にクルマがある。待つだけだ。
拍手が沸いた。我に返った。カーテンが開いた。低くて美しいプロフィールが現れた。NS-Xの実車だ。思ったよりも長い。見覚えのある姿ではあった。しかし、ホッとしたのもつかの間。ヘッドライト、フロントフード、リヤランプなど、イラストと全然違う部分に次々と気がつく。やれやれだ。
クルマはとてもキレイに仕上がっていた。ルーフ&ピラーのブラック塗装が、キャノピー感覚のグリーンハウスをコンパクトに見せる。ワイド感も、低い車高も申し分ない。狙いは重量級のスポーツカーではないと、下島氏は強調していた。しかし、これは誰が見てもフェラーリ328あたりがライバルだろう。動力性能を占う、エンジン関係の詳細スペックがないのが残念だ。
プレスデーに展示車の前で立っていると、「What is this!?」という声とともに、若い男たちが足をとめた。そのあと何を話していたのか、ボクの語学力では聞き取れなかった。が、NS-Xが彼らにとってとても魅力的に映ったことだけは確かなようだ。
来年半ばから秋ごろにかけて、日米欧ほぼ同時に売り出されるというNS-X。正式デビュー時の車名は『Allegre(アレグレ)』になるという有力情報を、シカゴでつかんだことを付け加えておこう。
〈まとめ=ドライバーWeb編集部〉
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
複数社の査定額を比較して愛車の最高額を調べよう!
愛車を賢く売却して、購入資金にしませんか?
愛車管理はマイカーページで!
登録してお得なクーポンを獲得しよう
5速MTあり! ホンダ「斬新”カクカク”SUV」がスゴい! めちゃ「ユニークすぎデザイン」がカッコイイ! ほぼ「コンセプトカー」な「エレメント」は時代を先取りしすぎたのか
突然!? 「ゴールド免許」剥奪? 事故違反ナシでも「ブルー免許」強制格下げの理由は? 何が問題? 金色免許を継続する方法とは
トヨタ新型「ランクル“軽”」公開に大反響! シリーズ初の「軽」は斬新ボディ&“画期的”な素材を採用! 超カッコイイ「ナナマル」とは?
超オシャレな日産「新型軽ワゴン」がスゴい! 高級「ジーンズシート」に斬新「ブルー×グレー」2トーン採用! 市販化期待される「ルークス」カスタムモデルとは
スズキの超ハイルーフ「背高SUV」がカッコいい! 悪路走破性は「現行ジムニー」超え!? アウトドアで大活躍の「斬新クロカン」に反響集まる!
ついにBYDが本気出す!? 激安超性能PHEV襲来!? BYDジャパンが[BEVしか売らん]戦略を転換か?
”3年ぶり復活”のトヨタ「ヴィッツ」に期待!? 約145万円の全長3.7m級「コンパクトカー」! MTもある「最新モデル」南アフリカで活躍
「日本人の平均年収は458万円」でBMWの人気セダン「5シリーズ」は買えますか? 「無理のない購入」には年収はいくら必要か!?
都会派SUVの象徴「ハリアー」がまさかの存続危機! マイチェン後倒しや北米不振の背景を解説
ホンダ新型「N-BOX SUV」まもなく発売!? アウトドア風“ジョイ”どんなモデル? 販売店に寄せられる声とは
みんなのコメント
この記事にはまだコメントがありません。
この記事に対するあなたの意見や感想を投稿しませんか?