8人乗れる本格オフローダー
ランドローバー・ディフェンダーの新たなロングボディ仕様「130」が、英国の自動車イベントで一般公開された。サーキットでの展示走行も行っている。
【画像】8人乗り大型SUV!ランドローバー・ディフェンダー130【国内外のライバル高級SUVと写真で比較】 全110枚
新型ディフェンダー130は、既存の90、110に続くシリーズ3番目のモデルで、サイズは最も大きいものとなる。
ホイールベースを延長した先代モデルのディフェンダー130とは異なり、新型ではボディ後部を340mm延長している。Cピラーから前は標準サイズの110と同じ。全長は5358mmで、BMW X7やメルセデス・ベンツGクラスよりも長い。
ボディが拡張されたことで、最大2516Lの巨大なラゲッジスペースが生まれた(2列の後部座席を畳んだ状態)。これは、110と比べて953Lも多い。
さらに、2-3-3のシートレイアウトが可能になった。これにより、ディフェンダーは欧州市場では珍しい最大8人乗車可能な量産SUVとなったのである。8人乗りの乗用車は、商用バンをベースとしたミニバン系が主流だが、ここに新たな一石を投じることになる。
今回、ディフェンダー130が一般公開された「グッドウッド・フェスティバル・オブ・スピード」は、毎年6月~7月に開催されている英国最大級の自動車イベント。今年は6月23日から26日にかけて開催される予定だ。ランドローバーは、レンジローバーやレンジローバー・スポーツなど、さまざまな新型車を出展している。
明るく開放感のある車内
ディフェンダー130のシートは、前方視界を確保するため、2列目と3列目が少し高くなる「スタジアム」型に配置されている。ランドローバーによると、2列目はスライドして折りたためるため、3列目へのアクセスは「楽々」であり、「ゆったりとしたヘッドルーム」、シートヒーター、パッド付きアームレスト、収納、USB-Cポートによって、大人3人が快適に移動することができるという。
標準装備のパノラミックガラスルーフに加え、3列目の頭上にも2つ目のサンルーフがあり、車内は「誰にとっても明るく風通しの良い」空間になるとされている。オプションで4ゾーン・エアコンを装備することも可能だ。
後輪より後ろのボディ下部を「ボートテール状にわずかに持ち上げて」スペースを確保し、デパーチャーアングルは28.5度とした。110の40度よりは劣るものの、オフロード性能を考慮した設計となっている。
ディフェンダー130には、最新世代の車載システム「Pivi Pro」を内蔵した、ランドローバー最大の11.4インチ曲面タッチスクリーンが標準装備される。また、クロームのエアベントやシートスイッチ、オーク材の化粧板、タン・レザーシートなどの新しいインテリアトリムも用意されている。
日本では、6月7日からディフェンダー130の受注を開始している。価格は1041万円(税込み)から。販売台数30台の初期限定モデル「ローンチエディション」も、1207万円(税込み)から用意されている。
全車にアダプティブ・エアサスペンションが装備され、最大430mmのホイールアーティキュレーションと、最大900mmの渡河能力を実現している。
パワートレインには、3.0L直列6気筒INGENIUMディーゼルエンジン(MHEV)にZF製8速ATを採用。最高出力300ps、最大トルク66.2kg-mを発揮し、0-100km/h加速は7.5秒をマーク。今のところ、日本仕様はこの「D300」のみの展開だが、海外では直6ガソリンの「P400」も用意されている。
さらなる派生モデル登場の可能性
現在、ディフェンダーにはショートホイールベースの90、標準の110、ロングボディの130の計3種類のボディタイプが用意されている。パワートレインもガソリン、ディーゼル、PHEV、V8など多種多様だ。
しかし、さらなる派生モデルが登場する可能性も高い。
ピックアップトラック
ジャガー・ランドローバーの車両プログラム責任者であるニック・コリンズは、ディフェンダーのピックアップトラック仕様について「技術的には可能」としている。まだ正式な告知はなされていないが、プラットフォームの柔軟性の高さが伺える。
高性能モデル「SVX」
ディフェンダーシリーズの最高級モデルとして130が登場した今、高性能モデルの「SVX」に対する期待も高まってきている。V8エンジン、オフロードタイヤ、そして10万ポンド(約1600万円)を超える価格が予想される。
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