ホンダは、新型SUV「ZR-V」を2023年4月21日(金)に発売することを発表した。このZR-Vは、SUVのコア価値である「実用性」と、最新の安全装備と衝突安全性能が生み出す「信頼感」に加え、異彩を放つ存在感のある「デザイン」、そして爽快かつ快適な「走り」を高い次元で兼ね備えることを目指して開発された。
実用性や信頼感、快適な走りを高い次元で兼ね備えることを目指して開発
2022年に盗難されたクルマの車種、ワースト1位は2年連続であのクルマ
ZR-Vの開発コンセプトは「異彩解放」。ドライバーがクルマを自在に操ることで自信と余裕を持ち、自分らしさを解放して新たな行動を起こしてほしい、という想いが込められている。
■パッケージング
ヒールポイントからヒップポイントの高低差を小さくすることで、クルマとの一体感を高めたドライビングポジションを実現。さらに、運転のしやすさに寄与する爽快な視界を徹底追及した。視線移動時の、「流れを乱さない」、「流れを切らない」、「挙動変化をつかみやすくする」という3つをポイントに、自車の向きや車両感覚を把握しやすい基調線をクルマの内外に用いるなど、運転のしやすさにつながる工夫を施している。
また、美しさと使い勝手を両立させた多彩な収納スペースを用意し、ユーザーのさまざまなニーズに応えられるユーティリティーを確保した。荷室空間については限りなくフラットに近くするとともに、サイドに波形の幾何学模様を施したデジタル造形デザインを国内ホンダ車として初採用し、統一感のある「デザイン性」と傷が目立ちにくい「機能性」を兼ね備えた造形としている。また、パワーテールゲートを全タイプ標準装備としている。
■デザイン
エクステリアは、フロントからリアにかけてボリューム豊かで滑らかな面が特徴の流麗なプロポーションとした。さらにフロントは、周囲の形状と連続性を持たせたバーチカル(垂直)グリルと、横長でシャープなヘッドライトにより、上質さと凛々しさを表現している。またリアは、ボディの下まわりにボリュームを持たせつつ、上に向かってなめらかに絞り込むことでワイドトレッドを強調した造形となっている。
インテリアは、左右に伸びやかに広がるインストルメントパネルを採用。細部にわたる部品の仕立ても機能的で緻密な仕上げとし、造形の美しさを際立たせることで、上質な室内空間を目指した。また、運転席と助手席の間に配置したハイデッキセンターコンソールにより、各乗員に適度なパーソナル感も提供している。
■パワートレーン
ハイブリッドモデルには、CIVIC e:HEVで新開発した2.0L直噴エンジンと2モーター内蔵電気式CVTの「スポーツe:HEV」をSUVに初搭載。ハードと制御ソフトの両面で進化させることによって、従来のe:HEVに対して燃費、排出ガスクリーン性能、静粛性を向上させるとともに、V6 3.0Lエンジンに匹敵するモーターならではの力強い加速を実現した。市街地から郊外、高速道路、ワインディングなど、さまざまなシーンにおいて、上質で爽快な走りを提供する。
またガソリンモデルには、1.5L直噴VTEC TURBOエンジン+CVTを採用。2.4Lエンジンに匹敵する低速トルクがもたらす力強い加速と、高回転までよどみなくパワーが増大するリニアな出力特性を実現している。
さらにハイブリッドモデル・ガソリンモデルともに、リアルタイムAWDを全タイプに設定。前後駆動力配分の最適化によりタイヤがしっかり路面を捉えることで、雪上など滑りやすい路面でも安心して走行できることを目指した。また、積雪した坂道での発進時も、後輪駆動力を増大させたことにより、安心感のある発進・加速が可能となっている。
そしてドライブシーンによって選択が可能な「SPORTモード」、「NORMALモード」、「ECONモード」、「SNOWモード」の4つのドライブモードを搭載。国内ホンダのSUV初採用となる「SNOWモード」は、アクセルペダルの踏み込みに対する駆動力を抑えることで、雪道など滑りやすい路面においてもスムーズな発進・加速をサポートする。
■安心・安全領域
安全運転支援システム「Honda SENSING」の最新機能を装備。フロントワイドビューカメラは、約100度の有効水平画角を持つ広角カメラと高速画像処理チップにより、衝突軽減ブレーキ(CMBS)などにおける対象物の検知精度を高めている。
また、前後バンパーに4カ所ずつ設けられたソナーセンサーは、近距離における外壁やガラスなどを高い精度で検知し、踏み間違いなどによる誤発進の抑制や衝突の回避に貢献している。
さらにリアバンパーに内蔵されたレーダーで、車両の後側方25m以内に接近する車両を検知し、斜め後ろにいるクルマの存在をドアミラーのインジケーターで知らせる、ブラインドスポットインフォメーションを標準装備している。
1)衝突軽減ブレーキ<CMBS>
2)誤発進抑制機能
3)後方誤発進抑制機能
4)近距離衝突軽減ブレーキ
5)歩行者事故低減ステアリング
6)路外逸脱抑制機能
7)渋滞追従機能付アダプティブクルーズコントロール<ACC>
8)車線維持支援システム<LKAS>
9)トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)
10)先行車発進お知らせ機能
11)標識認識機能
12)オートハイビーム
13)アダプティブドライビングビーム
14)ブラインドスポットインフォメーション
15)パーキングセンサーシステム
16)後退出庫サポート
【メーカー希望小売価格】
関連情報:https://www.honda.co.jp/ZR-V/
構成/土屋嘉久(ADVOX株式会社 代表)
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みんなのコメント
走ってるのを見た
特に気を付けて見た訳でも無く普通に紛れ込んで走っていたなー