東京オートサロン2022(千葉県・幕張メッセ)のダイハツ・ブースでは、個性豊かなカスタマイズ・カーが展示された。なかでも、注目したいのはアトレーデッキバン・キャンパーVer.。なんと浴槽まで付いているのだ!
裏コンセプトは“4LDK”
東京オートサロン2022で、来場者の多くが気づいたのは、アウトドアのトレンドが拡大していたこと。さまざまな工夫を凝らした出展車のなかでも、「これ商品化されないのかな?」との声がさかんに聞かれたのがダイハツの「アトレーデッキバン・キャンパーVer.」だ。
ベースになったのは、2021年12月に発表された新型「アトレーデッキバン」。ユニークなのは、軽ボンバンを基本形としながら、ピックアップのようなオープン荷台を取り付けたこと。いってみれば、軽のダブルクルーキャブである。
そこに遊び心をふんだんに盛り込んだのが、「トニコオレンジメタリック」に塗装されたアトレーデッキバン・キャンパーVer.だ。トニコってイタリア語でトニックなので、現地で愛されているアペリティフ用のカンパリとかアペロルのことかな。
イタリア人がやるように、スパークリング・ワインで割るアペロルスプリッツァーを飲むと、うまいけれど、いっきに酔う。それと通じるような陽気さを感じさせる車体色と同様、中身は4WDターボ。「レジャーにも最適」というのがメーカーの惹句だ。今回のコンセプトモデルは、そんなデッキバンの特徴をより拡張したところが見どころといえる。
なにより、巨大に展開するルーフトップテントが目を惹いた。近寄ってみると、なんと、荷台の部分にはバスタブが! キャンパーの名から連想するのは、これでデートに出かけて、山の上で、星降る夜空を眺めながら入浴。これ、すごい提案だ。
「裏コンセプトは“4LDK”なんですよ」と、会場でダイハツの担当者が教えてくれた。前席、後席、リア(風呂場)、それにルーフトップテントで部屋が4つとなる。
ルーフトップテントは、この世界で定評ある香港ベースのグローバル企業「GIワークス」のものだった。北米ではキャンプするとき、毒虫やヘビなどの危険から、地面でなく自動車のルーフにテントを設置するのがトレンド。
ちょっと“カタい”ことを言えば、ふたり用でも200kg近いルーフの耐荷重性が求められるので、もしこの魅力的なクルマを製品化するときは、そのあたりの強度の補強も必要かもね、と、会場でダイハツの説明員と話しをした次第。
くわえてボディには、米国・ロトパックス製の携行コンテナを取り付けられるようになっていた。デザイナーが楽しんで作ったのだろう。
スズキ「ジムニー」の人気は相変わらず高いし、ホンダのブースでも「N-WGN」を使ったデイキャンプの提案も大々的におこなわれていた。軽自動車の楽しみかたは実に多彩である。
文・小川フミオ 写真・安井宏充(Weekend.)
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