世界初のチューンドGRスープラ最高速アタックを敢行
高速域での伸びを意識したオーバー500馬力のブーストアップ仕様!
「GRスープラって300km/h出るの!?」フェニックスパワーのデモカーでガチ検証!
ようやく実現の運びとなった、チューンドGRスープラの高速周回路での最高速テスト。日本初、いやチューンドなら世界初であろうこの企画に名乗りを挙げたのは、名門“フェニックスパワー”だ。
同社はトヨタ86で不可能と言われていた300km/hの壁を突き破り、脅威の319.03km/hを叩き出しているレコードホルダー。最高速を知り尽くしたトップチューナーだけに、GRスープラにも期待が高まる。
フェニックスパワーが開発用デモカーとして導入したのは、プロミネンスレッドのRZ。近年はデモカーにホワイト系を選択してきたフェニックスパワーだが、今回あえてレッドをチョイスしたのには理由がある。
そう、鋭いアラフォー世代のチューニング好きなら気付いたと思うが、レッドボディにゴールドのBBSの組み合わせは、90年代に高速周回路で数々の記録を打ち立てたR33GT-Rをオマージュしたものなのだ。
3.0L直6のB58エンジンはエアクリーナーなども含めて完全なストック状態ながら、オリジナルECUセッティングによるパワーアップが図られる。今回は高速域での伸びを狙って燃料薄めで進角は抑えめ。最大ブースト圧1.45キロの設定で、517.4ps/80.42kgmのスペックを誇る。
チタンテールのマフラーはアペックスの海外専売モデル。程良い音量のエキゾーストサウンドが魅力の製品だ。パワー系での変更点といえば、ECUチューニングとこのマフラーのみ。BMW製パワーユニットとボッシュ製ECUの攻略はまだまだ試行錯誤の段階だという。
ECUの書き換えには“ECU-TEK”を使用しており、専用アプリによって走行中のロギングデータをブルートゥース接続でスマホに転送することが可能。短いインターバルでの素早いセッティング変更に威力を発揮するシステムだ。
ホイールは伝説のR33GT-Rと同様に、BBSのLMを選択。サイズは20インチだが、タイヤ外径はノーマルと同様の設定だ。メッシュホイールの隙間から覗く、レッドのエンドレスキャリパーがド迫力だ。
足回りは暫定的にアラゴスタ製のストリート仕様車高調“タイプS”でセットアップ。バネレートはフロント12kg/mm、リヤが16kg/mmとされた。
シートは運転席、助手席ともレカロSR7に変更。レッド×ブラックのカラーは純正インテリアと親和性も抜群。ホールド性や快適性の向上の他、パワーシート機構の廃止による軽量化にも有効だ。
エクステリアは、イングス製のNスペックで統一。圧倒的な存在感とサーキットでの機能性を両立させた高機能エアロシステムだ。前後バンパーとサイドステップの他、フロントエアロフェンダーも装着。アタック時にはリヤウイングを取り外した。
最高出力とギヤ比などによる事前シミュレーションでは300km/hは十分に可能と予想していたが、残念ながらそれは叶わず、今回のベストは1本目の走行で記録した284.22km/h(2本目は282km/h)。
百戦錬磨のフェニックスパワーをもってしても、GRスープラでの最初のハードテストは、悔しいものとなってしまった。しかし今回のデータから、GRスープラチューニングのポイントもしっかりと確認することができた。
まずは水冷インタークーラーの冷却対策。ログデータを確認すると、1本目のアタック後にサージタンク内の吸気温度が95度に達していたことが判明。本番のハズだった2本目の記録が伸びなかったのは、これが原因だった。
また、86よりもショートホイールベースなスープラを超高速域で安定させるには、さらなる足回りの煮詰めと、エアロパーツによるダウンフォース増強が必要と判断。「この借りは次回で…」と、フェニックスパワー横山代表は早くもリベンジに燃えている。
●取材協力:フェニックスパワー 福井店:福井県坂井市丸岡町朝陽2-317 TEL:0776-67-2980/京都店:京都府久世郡久御山町佐古外屋敷37-2 TEL:0774-48-1157
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