ビザ・キャッシュアップRBの角田裕毅がバーレーンでのF1プレシーズンテスト初日を終えてコメント。期待以上のスタートを切ることができたと評価した。
昨年までのアルファタウリは、今季からビザ・キャッシュアップRB名称を変更。チーム代表にローレン・メキーズが就任するなど、体制面での新たなスタートを切った。
■今年もやっぱりレッドブルは“別次元”? フェルスタッペンが2番手以下に1秒差で最速|F1バーレーンテスト初日午後
その本格的な走行初日となったバーレーンテスト初日。角田は午前中にステアリングを握り、5番手タイムをマーク。午後に走行を担当したダニエル・リカルドはペースをさらに上げ、角田より1.5秒も速いタイムを記録。この日総合でも4番手に食い込んだ。
この初日の走行について、角田は大いに手応えを感じたようだ。
「これまでのところ、今日1日はとてもスムーズに進みました。目立った問題はありませんでしたし、全ての計画を消化することができました。満足しています」
角田は初日の走行終了後にそう語った。
「僕らとしては、ペースの面では去年とそれほど大きな違いはないですよ。というのも、僕らは昨年最終戦にアップデートを行なったのに、他のチームはそれをしなかったからです。それが、僕らが2023年に進めていた方法だったんです。だから、改善できる部分を見つけるには、少し時間がかかると思います」
「僕らは今、新しいチームを構築しているところです。完全に新しいチームですし、人材の面でも強化しました。だから、パフォーマンスも含めて、全体的に成長するには時間がかかります」
「でも、今年が良い1年になることを願っています。良い感じですが、まだテストですから、正確なことを言うのは難しいです」
角田曰く、フロントのフィーリングに違いを感じているという。しかしそれに違和感を感じているわけではないようだ。
「ステアリングのフィーリングには、少し違いを感じています」
そう角田は語った。
「でもこれはバランス面に近いと思います。パフォーマンスに大きな影響を与えるようなモノではないですよ。単なる好みみたいなモノだと思います」
「ダニエルは僕よりも軽いステアリングを好むので、開発の方向性は自然にそういう風になりました。でも決して、ダニエルが何かチームに違いをもたらそうとしたというわけではないんです」
「慣れる必要はありましたが、今のところ特に違和感があるわけではありません。実はかなり気に入っているんですよ」
周囲の勢力図について尋ねられた角田は、中団グループの上位に付けられていることを願っていると語った。
「レッドブルは別だけど、アストンマーティンは良さそうですし、フェラーリも同様です。マクラーレンがどれだけ良いのかは、分からないですね」
「でも中団グループを見渡すと、ウイリアムズは今のところパフォーマンスを少し隠しているように見えますが、それ以外を考えれば僕らは悪い位置にはいないと思います」
「うまくいけばこのポジションを争えるでしょうし、最初のレースで中団のトップくらいにいられればいいなと思っています」
「期待していたことを考えれば、非常に良いスタートが切れたと思いますよ」
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