『ぽんこつジムニー』ハコ替え計画26-3「JB64のシートを移植しよう」

車のメンテナンス [2024.06.27 UP]


『ぽんこつジムニー』ハコ替え計画26-3「JB64のシートを移植しよう」

JA22Wからキャビンを取り外し、JA71Cのオープンボディに載せ替えてしまおうという箱替え計画。ボディの補修がほぼ終了したので、今回からは内装パーツの取り付けを開始。まずはシートの取り付けからスタートです。　　
●文&写真：橘　祐一



２代目ジムニーの四角いボディが採用されている最後のモデルであるJA22W。ジムニーシリーズで初めてコイルスプリングが採用された。２代目のジムニーシリーズの中では乗り心地がいい。

装備が多いJB64シートから　いらない部品を取り外す
購入してから1年半も作業場に放置していたJB64シートにはうっすらとカビが。

合皮のカバーが付いていて良かった。

まずはシートレールなどの不要なパーツを取り外していく。

JB64にはシートエアバッグが装備されているので、サイドサポート部分に取り付けられているエアバッグモジュールを取り外す。

エアバッグシステムなど存在しなかったJA22には無用の長物だし、シートも重くなるので付けたままにする理由もない。

シートカバーのチャックを開け、内部のウレタンをめくればエアバッグモジュールにアクセスできる。

2カ所のナットを外して取り出すことができた。

取り出した後のサイドサポートはスカスカでふにゃふにゃ、かと思ったら全然そんなことなく、張りがあって元気いっぱいでした。

シート内部にあるサブフレームが座面と限りなく平行に見えるので、このサブフレームを基準に高さを測ってみた。短い方の内側が68mmくらい、長い方の外側は120mmくらいなので、左右の高さの差は45～50mmの間？

シートの布地にあるフックを留めるためにある横長の穴、この上部が下から45mmなので、この部分を基準にカットすることにした。長すぎたら微調整しよう。

助手席側のシートは、リクライニングレバーとその下にあるペダルを踏むことで、シートが前方に動いて後席に乗りやすくなる機構が付いているので、これを取り外す。レールとリクライニング部分にワイヤーがつながっているのでこれらを全て取り外す。ついでにシートベルト警告灯や座面センサーのコードも除去する。

JB64にはシートエアバッグが装着されているので取り外す。エアバッグモジュールがあっても邪魔にならないし、インフレーターが暴発することもないが、単に使うことはないパーツなので。カバーにはチャックがあるのでこれを開け、サイドサポートのウレタンをめくればモジュールが見える。取り外した後もサイドサポートはしっかりしていた。

JA71C純正のシートレールはサビが酷かったので、サビの上から塗れる錆止め塗料で塗装しておいた。ボロボロだったシートレールがちょっと綺麗に。

『ぽんこつジムニー』ハコ替え計画26-1「JB64のシートを移植しよう」

『ぽんこつジムニー』ハコ替え計画26-2「JB64のシートを移植しよう」

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