2021年1月16日から2月14日まで広島県広島市中区にある大型商業施設である“基町クレド・パセーラ ”で第1回が開催され、好評を博した“CUSTOM WORLD JAPAN in HIROSHIMA”の第2回が2023年8月26日から9月24日の約1ヵ月間、同会場で開催されていますが、これはまさに日本のトップビルダーたちのマシンが一堂に会する、ファンにとって夢のようなイベントといえるものです。
現在、世界規模で見てもアニメやゲームが高い評価を受け、注目を集める“ジャパニーズ・コンテンツ”ですが、じつはバイクのカスタムにしても然り。BMWMotorradやハーレーダビッドソンといったメーカーが日本のカスタムビルダーにメーカーのコンセプト・カスタムを依頼し、それが世界各地のイベントで披露され、注目を集めるのがひとつの流れになっています。
【画像】“CUSTOM WORLD JAPAN”に出店されたカスタムバイクを画像で見る(21枚)
今回の“CUSTOM WORLD JAPAN in HIROSHIMA”にしても過去にバイクを出展したビルダーたちが再集結。
地元、広島に拠点を置き、同イベントの運営において中心的な役割を担う平和モーターサイクルの木村健吾氏や、カリフォルニアに拠点を置き、多くのハリウッドスターを顧客に持つChabottエンジニアリングの木村信也氏、2022年に公開された映画、“THE BATMAN”や仮面ライダー50周年記念作品としてアマゾンプライムで公開された“仮面ライダーブラックサン”の劇中車を製作担当し、海外にも顧客を持つ東京のチェリーズカンパニーの黒須嘉一郎氏や、2022年に日本最大のアメリカンモーターカルチャーの祭典であるYOKOHAMA HOTROD CUSTOM SHOW(以下HCS)でベスト・オブ・モーターサイクルを獲得し2023年9月29日にドイツのミュンヘンで行われる“BMW Motorrad Customizing Championship”でもゲスト審査員として選ばれている滋賀のカスタムワークスZONの吉澤雄一氏。
さらにはHCSで2006年、2007年と連覇を果たし、海外にも顧客をかかえる神奈川のヒデモーターサイクルの富樫秀哉氏や過去のHCSでベストヨーロピアンを獲得するだけにとどまらず“レジェンド・オブ・クラシックス”などのレースでも活躍する山梨の46ワークスの中嶋志朗氏、そして同じく過去のHCSでベストヨーロピアンやベストドメスティック(国産バイク)のアワードを獲得した東京のウェッジモーターサイクルの二平隆司氏といったこれまでの面々に加え、米国のバンド、“レッドホットチリペッパーズ”のメンバー、Fleaを顧客に持ち、海外のショーイベントにもゲスト招聘される京都のラックモーターサイクルの杉原雅之氏という面々がそれぞれカスタムマシンを持ちより、“パセーラ”にて1ヵ月間の作品展示を行っているのですが、これはともすれば日本のカスタムファンよりも海外のファンにとって垂涎の催しといえるような気がします。
その初日と2日目の8月26~27日の2日間は出展ビルダーの皆さんが集まり、ファンの方たちと交流を温めたのですが、この日はChabottエンジニアリングの木村信也氏も拠点を置く米国のカリフォルニアから帰国。
2018年のHCSで海外ゲストとして来日した際に披露したYAMAHA SRをベースにしたカスタム、“Crystal Trophy”を展示しているのですが、世界のセレブを魅了するマシンを生で観るまたとないチャンスとなっています。
その他、チェリーズカンパニーが出展する“仮面ライダーブラックサン”のバトルホッパーやカスタムワークスZONによる昨年のHCSチャンピオンマシンの展示など見所も満載です。
2023年9月24日まで入場無料で開催されている第2回“CUSTOM WORLD JAPAN in HIROSHIMA”。カスタムファンはもちろん、世界から注目を集める“ジャパニーズ・コンテンツ”の現在進行形と凄まじさを肉眼で確認する上で一般の方たちにも。ぜひともオススメしたいイベントです。
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