グレシーニのマルク・マルケスが、MotoGPオーストリアGP決勝のスタートでホールショットデバイスを正常に作動することができなかった理由を説明した。
マルケスは日曜日の決勝レースを3番手から迎えたが、スタートで蹴り出しからの伸びがなく、ターン1までの間に後方集団に飲み込まれてしまった。
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さらにマルケスは、ブレーキングでプラマックのフランコ・モルビデリと接触し、ランオフエリアまで大きくはらみ、13番手まで後退した。
マルケスがスタートで遅れた原因は、ホールショットデバイスが想定通りに機能しなかったからだとすぐに明らかとなった。
そしてマルケスは、スターティンググリッドでタイヤバルブの破損が発覚し、ホイールを交換するためにメカニックがミシュランのガレージまで急行せざるを得なかったことが、問題の発端だと説明した。
スタート時のマルケスの反応に遅れはなかったが、タイヤの温度はマルケスの望むレベルを下回っており、フォーメーションラップではタイヤに熱を入れようと気を取られ過ぎたという。
レース直前に発生したアクシデントについて、マルケスはこう語った。
「今日は不運だった」
「僕らに関して起こり得ることが全て起きた。まずはレース前の30分前に技術的な問題が発生した」
「メカニックがタイヤを装着しようと空気圧をチェックしたら、バルブが壊れていた」
「彼らはミシュランの所へ行って、ホイールを交換し、ゴムの温度が下がった」
「時間がなければタイヤを交換するという選択肢もあったけど、時間はあった。適切なタイヤ温度じゃなかったとしても、そのタイヤで行くことを僕らは優先した」
「グリッド上では、ウォームアップ・ラップでタイヤ温度を上げることに気をつけるように言われた。やらなければいけないことよりも、僕はそれに集中していた。そしてスタートデバイスを上手く接続できなかったんだ」
「最後のストレートでブレーキングをして、フロントデバイスを起動することができたんだけど、もう1度ブレーキングしたら(デバイスが)オフになってしまった」
「スピードが足りなかった。フロントデバイスがなければ、上手くスタートするのは難しかった」
MotoGPはレギュレーション変更の一環として、2027年から電子制御補助装置の使用を禁止することとなっている。
ただマルケスは、オーストリアGPでミスを犯したからといって、安全性を理由にライドハイトデバイス禁止を前倒しで実施する必要はないと考えている。
「禁止になるが、それは2027年だ。もちろん、彼らは既に解決策を講じている」とマルケスは語った。
「でも今から2027年まで、KTMがこの週末(ポル・エスパルガロのテストバイクで)見せたように、多くの(新しい)モノを見ることができるはずだ」
「でもフロントハイトデバイスは全員のモノで、今回はこうなってしまったし、僕のミスだ。僕がミスをして、過去にも他のライダーがそうなったからといって、デバイスを禁止することはできない」
そしてマルケスは次のように続けた。
「今のバイクには色々なモノがついている。何人かのライダーは、Moto2に昇格した時に、やるべきことがたくさんあると説明している」
「今日はタイヤ温度を上げることに集中し、フロントデバイスにはあまり気にしていなかった。起動して、フロントタイヤのことを考えていた。そしてまたオフになり、温度を上げるために空気圧を下げていた」
今季のタイトルを争うフランチェスコ・バニャイヤやプラマックのホルヘ・マルティンが決勝でも勝利を争っていたことから、マルケスとしては、このレース序盤のトラブルの代償が高くついた。
土曜日のスプリントでマルケスは、残り5周というところで2番手走行中に転倒してしまい、バニャイヤとマルティンから半歩の後れを取っていると感じていたという。
「カタルニアでは(スプリントで)2位、(決勝で)3位だったけど、僕らにとっては最悪の週末だった」とマルケスは振り返った。
「今回は、マシンの感触やプラクティスからウォームアップ、予選想定での速さという点において、最高の週末のひとつだった。でも昨日は0ポイントで今日は4位だ」
「でも本当のスピードはあるし、今週末はとても楽しかった」
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