メルセデスF1チームのボス、トト・ウォルフは、オーストラリアで行われた開幕戦のレース終了後、チームの新ドライバーのパフォーマンスについてコメントを求められた際、冷静な態度で「彼の持つ潜在能力はずっとわかっていたので驚きはしなかった」と主張した。
18歳のアンドレア・キミ・アントネッリ(メルセデス)が、今シーズン最初のグランプリの“スタールーキー”だったことは疑いようがない。スタート時の16番グリッドからレース終了時には4位まで挽回したことは、メルセデスのドライバーである彼のスピードと、新人ドライバーが初めてのF1レースで直面したもっとも難しいコースコンディションを切り抜ける能力を示すものとなった。
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予選での小さなミスが、このイタリア人ドライバーをレースで劣勢に追いやったのは明らかだ。アントネッリは、Q1の最終走行開始時にターン6でコースを外れ『W16』のフロアを損傷し、フロアの一部をコース上で引きずったためQ2進出を逃したのだ。
しかしレースでは、序盤にターン4で一度大きなスピンを喫した以外、アントネッリはミスがなく、コンディションが混乱した際にチームが下した適切な戦略的判断にも助けられ、日曜日に見せた数々の大胆な動きのひとつでアレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)を抜き、残り2周で4番手に浮上した。
非常に誇らしげなウォルフは、「我々はつねにキミ(・アントネッリ)の潜在能力を知っていた」と述べ、「我々は子どもの頃から彼を追ってきたが、彼はプレッシャーの下でも力を発揮する」と付け加えた。
同氏は、若いイタリア人ドライバーの週末を見た後、次のように語った。「予選で起こったことは彼のせいではない。彼は間違った場所でバンプ(路面の凹凸)にぶつかり、フロアを損傷したが、フロアが緩まなければ、彼は予選でさらに上位につけていただろう」
「そしてレースで彼はミスをすることなく、ゆっくりと、しかし確実に全員を適切に抜いていけたのがわかっただろう。スピンはあったが、それ以外を見れば4位は彼にふさわしい結果だ」
■いきなりは抜けない長年の慣習
ウォルフにとってオーストラリアGPは、ルイス・ハミルトン(フェラーリ)を自身が率いるチームのレギュラードライバーとしてマシンに乗せずに臨む初めてのグランプリレースとなったが、新たな現実に慣れるのに時間が掛かったことを認めた。
彼は次のように打ち明けた。「スクリーンを見ているとき、まるで3人のドライバーがいるかのようだった。私が見ていたのは、RUS(ジョージ・ラッセル/メルセデス)、ANT(アントネッリ)、HAM(ハミルトン)だったからだ。そして知ってのとおり、HAMは実際にはフェラーリにいるので、もはや我々と一緒ではない……」
ウォルフは次のように締めくくった。「我々が一緒に過ごした時間はとても長かったので、このような瞬間を経験するのは当然のことだ。彼がいなくなったからもう気にしない、というわけにはいかない。彼がどうしているか大いに気にするが、コース上で彼が競争相手であることは明らかで、我々はその競争相手に勝つ必要がある」
[オートスポーツweb 2025年03月20日]
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