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ランドローバー 先代ディフェンダーのレストアモデル世界限定30台で登場

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ランドローバー 先代ディフェンダーのレストアモデル世界限定30台で登場

ランドローバー本社のクラシック部門は2023年5月2日、ヘリテージをテーマにした初の特別仕様車「クラシック ディフェンダー ワークス V8 アイラ・エディション」を発表した。このモデルは、ローバー・カー・カンパニーのマネージング・ディレクターで、ランドローバー創設者の1人でもあるスペンサー・ウィルクスと「ランドローバー」という名前が生まれた地であるスコットランドのアイラ(ISLAY)島に敬意を表し、「ディフェンダー」の遺産にふさわしい名称としている。

「アイラ・エディション」は、スペンサー・ウィルクスが所有し、現在ではランドローバー・クラシックのコレクションとなっている「ランドローバー シリーズ IIA 」と、彼が休暇を過ごしたヘブリディーズ諸島のアイラ島からインスピレーションを得たモデルとなっている。

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アイラ島にあるスペンサー・ウィルクスの邸宅、ラガンエステートは、初期のプロトタイプのテストを実施するための拠点として使用されていた。1947年、悪路を走行するために大幅な変更を施した「ローバー」を走行させているときに、この邸宅の管理人から「これはランドローバーだ」と言われたことがきっかけで、車名が誕生した逸話がある。

「アイラ・エディション」は、旧型「ディフェンダー ワークス V8」と同じ、405ps/515Nmを発生する5.0L・V8自然吸気ガソリンエンジンを搭載し、8速ZFオートマチック・トランスミッションを組み合わせている。0−100km/h加速は5.6秒、最高速度は170km/h。

2012年から2016年に生産された車両をベースにして、徹底的なレストア、リエンジニアリング、アップグレードを行ない、細部に至るまで丁寧に手作業で組み立てられたリメイク車両になっている。メーカーから直接入手可能で、真にラグジュアリーで完全にレストアされ、収集価値の高いディフェンダーのクラシックモデルを探している目の肥えた顧客向けのユニークな提案モデルだ。

ボディカラーは、ヘリテージグレーのエクステリアカラー、ライムストーンのコントラストルーフを採用し、さらにそれにマッチするヘビーデューティ・スチールホイールを装着している。サイドには、「GXC 639C」(スペンサー・ウィルクスが所有していた車両のナンバープレート)と書かれており、限定モデルのアクセントとなっている。

なおLEDヘッドライトなど最新の機能・装備を採用。さらに、サスペンションやブレーキシステムも現在にマッチするように、ブレーキは4ポット・キャリパーとするなどアップグレードされ、オンロードでの優れたパフォーマンスとダイナミクスを実現している。

インテリアは「アイラ・エディション」用に厳選された素材を採用。シート、サイドトリム、ドア、ルーフライニング、ダッシュボードにはウィンザーレザープレミアムシート(エボニー)をふんだんに使用。

センターコンソールとクラシック・インフォテインメント・システムはボディ同色のディテールで囲み、インフォテインメント・システムには衛星ナビゲーション、DABラジオ、Bluetoothといった最新機能を備えている。

8速ZFオートマチック・トランスミッションのピストルシフター・ギアレバーの周りにも、同じヘリテージグレーを採用。レザーやアイラ毛織物工場から調達したユニークなツイードのディテールを組み合わせは独自の世界観を実現している。さらに特別にデザインされたセンターキューブには、アイラ島のキルホーマン蒸留所のウイスキー樽のオーク材とウォールナットを組み合わせた、取り外し可能なウッドトレイを装備している。

なお、キルホーマン蒸留所はこの限定モデルにちなんで「639」と呼ばれる限定ウイスキーが製造され、このモデルを購入した顧客に贈呈されるため、コレクターズアイテムとしての価値はより高められている。

この「アイラ・エディション」は、ステーションワゴンの「90」(17台)および「110」(13台)が設定され、世界限定30台での発売となる。

現地価格

「90 アイラ・エディション」:3920万円
「110 アイラ・エディション」:4176万円

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