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新車の納期が長期化して、保証や状態が優良な「認定中古」が注目される…でも本当におトクなの?

掲載 更新 11
新車の納期が長期化して、保証や状態が優良な「認定中古」が注目される…でも本当におトクなの?

メーカー系の認定中古車は保証が充実
コロナ禍での部品不足等によって新車の納期が大幅に伸びているいま、改めて注目されるのが、手頃な価格で新車と比べても遜色ないアフターケアを受けられる、認定中古車という存在だ。認定中古車とは正規ディーラーが取り扱う一定の基準を満たした中古車で、高年式、低走行車が多く、内外装の状態が良いことはもちろん、充実した保証が付くことも魅力。もちろん、中古車なので納車まではおよそ1-2週間程度しかかからない。

例えばトヨタの認定中古車の場合だと、保証は全車に無償付帯する「ロングラン保証」と有償の「ロングラン保証α」が用意される。ロングラン保証は1年間走行距離無制限で主要な機関や装備類が対象だ。一方のロングラン保証αは、保証対象は同じながら走行距離無制限の保証期間が2年間もしくは3年間に延長される。なお、ロングラン保証αの料金は車種ごとに異なるため、詳細はディーラーにお問合せを。ちなみにトヨタの新車保証は基本的に「3年または60,000km走行時点のいずれか早い方」であり、認定中古車の保証の充実ぶりがわかるだろう。

>>トヨタ ヴォクシーの中古車価格を見てみる

認定中古車の相場感は?
では、新車と認定中古車では価格にどれ程の差があるのか、今回はトヨタのラインナップから登録台数ランキング上位の人気モデルをピックアップして、新車と認定中古車の差をまとめてみた。取り上げるのは、ファミリーカーとして人気の「ノア/ヴォクシー」と、手頃にSUVを楽しめる「ライズ」の2台。

まず、ノア/ヴォクシーの場合、新車の納期はパワートレーン等によって差異はあるが、概ね4~6か月以上となっている。一方、中古車を見渡すと現行型も少数ながらすでに流通している。しかし、現行型の価格は新車価格を上回るものばかりで認定中古車は皆無だ。そこで対象モデルを先代モデルの3年落ち、走行3万km以下に拡大すると、認定中古車最安値はノアが183万円で、新車時(251万円)から3割近くダウン、ヴォクシーが235万円で新車時(286万円)から2割近くダウンという結果になった。一昔前と比べると割高な印象はあるが、新車が入手困難な中、200万円を切るプライスで保証万全な中古車が即納されるのなら、有力な選択肢となるだろう。

ライズについては、デビュー当初の納期の長さは徐々に解消されたと言われるものの、ここに来て再び伸びているようでガソリン車は2-3か月、ハイブリッド車は5-6か月待ちという状況だ。一方、中古車に目を向けるとデビューから2年以上が経過したため中古のタマ数は豊富で、走行距離3万km以下の認定中古車に限っても1,100台以上の登録がある。そして、こちらの認定中古車最安値は148万円で新車時(174.5万円)から15%安で購入可能だ。やはり現行型だけに値落ちは渋いが、ボディカラー等の好みがあれば候補に入れるのもアリだろう。

すぐに乗れて保証も充実している認定中古車。新車に拘らないという人にとっては選択肢のひとつとして検討してみる価値はありそうだ。

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みんなのコメント

11件
  • ディーラーで認定中古車(試乗車)を買いました。
    まさに高年式低走行内外装キレイです。
    それでも新車より50万近く安価でした。
    まあ、新車があるから中古車が存在する訳で、好みの物を選べば良いかと。
  • 今は中古高いしなぁ〜
    俺は車検来てたけど通して新車待ってる。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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