■「C-HR」が「プリウス」「アクア」を退ける
トヨタの新型SUVである「C-HR」が、2017年4月の新車販売ランキングでトップを獲得しました。
販売ランキングのトップといえば、「プリウス」や「アクア」の指定席で、先だって日産の「ノート」が首位をとったときには、約30年ぶりの快挙とニュースになったほど。そこに、エントリーカーでもなんでもないパーソナル色の強いSUVが座ったのですから、驚くなというのが無理なほどです。
「C-HR」の1位の理由は、「世界的なSUVブームの後押し」「プリウスやノートの不調」「メディアの絶賛」など、いくつも考えられます。そうした複数の要因があるからこそ、1位が実現したのでしょう。
しかし、試乗やエンジニアへの取材を通して筆者(鈴木ケンイチ:モータージャーナリスト)が個人的に感じたことは、「『C-HR』はこれまでのトヨタ車とはまったく異なる、画期的なクルマである」ということです。
■名前もデザインも「らしくない」
まず、名前です。「名は体を表す」というように、「C-HR」という名前が、これまでのトヨタ車とは違っています。
自動車業界の人間としては「CRなんとか」と聞いて思い浮かぶのはホンダです。ホンダは「CR-V」や「CR-Z」「HR-V」といったクルマを販売してきました。そうした名前の中に「C-HR」があると非常に紛らわしいと感じるのが普通です。最初に「C-HR」という車名を聞いたとき、「ホンダ車と勘違いされる可能性のある名前なんて、本当にこれでよいの?」と思ったものです。
そしてデザインも斬新です。車体の後ろのブレーキランプは、リヤフェンダーから飛び出るようで、ギョッとするほど立体的です。
開発陣のデザイナーから「C-HR」のデザイン制作は「ここまで大胆だとさすがにダメだろうと思いつつ、上司にうかがいを立てると、次々とOKが出ました。限界に挑戦するような作業でした」という話も聞けました。
■走りすら「らしくない」?
また、走りも完全な欧州テイストです。速度の高いところでのコントロールのしやすさは、これまでの日本車とは完全にレベルが違います。欧州のジャーナリストにも絶賛されたというのも納得です。あまりに車体や足回りが良すぎるので、それに対してエンジンの出力が物足りなくなるほどです。
通常、「走行スピードが低い日本市場では必要ない」「ユーザーがほしがらない」と判断されそうなものですが、「C-HR」はマニアックなまでに欧州テイストの走りを追及しています。
名前にはじまり、デザインも走りも従来のトヨタとは異なるのが「C-HR」の特徴です。ある意味、こうした「脱トヨタ的な部分」をユーザーがしっかりと嗅ぎ取り、今までのトヨタにはない新しさがユーザーに受けたのも、販売ランキング1位獲得の理由ではないでしょうか。
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