2022年のインディカー・シリーズ開幕戦グランプリ・オブ・セントピーターズバーグが行なわれ、チーム・ペンスキーのスコット・マクログリンがポール・トゥ・ウイン。インディカーでの自身初優勝を手にした。
予選で自身初のポールポジションを獲得したマクログリンは、レッドタイヤでスタートし首位をキープ。レッドタイヤでスタートしたマシンは軒並みデグラデーションに苦しみ、10周に到達する前からピットインを選択するチームもある中、マクログリンは安定したペースを刻み、スティント終盤にはブラックタイヤのウィル・パワー(ペンスキー)に徐々に差を縮められるも、首位を危なげなくキープした。
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イエローコーションが出たことで、マクログリンらまだ最初のピットストップを終えていないドライバーたちのほとんどが27周目にピットイン。アレクサンダー・ロッシ(アンドレッティ)だけがステイアウトを選択した。
その後はイエローコーションがない展開となり、マクログリンは2ストップで走り切る作戦を選択。レース終盤には3ストップの戦略を採ったスコット・ディクソン(チップ・ガナッシ)がレースをリードする展開となったが、そのディクソンは79周目に最後のピットストップを行なったため、順位を落としていった。
これでマクログリンが首位に返り咲き、そのまま安泰かと思われた。しかし後方からは10番手スタートの前年チャンピオン、アレックス・パロウ(チップ・ガナッシ)がヒタヒタと迫ってくる。パロウもマクログリンと同じ2ストップ戦略、しかもマクログリンよりも1周後に最後のピットストップを終えており、燃費的には若干有利な状況だった。
残り10周を切ったところでふたりの差は1秒以内に。マクログリンはこれに対応するためにペースを上げるが、パロウも必死にくらいつき、ふたりのドッグファイトが展開される。
燃費がキツいマクログリンは、周回遅れも抜けず、パロウを真後ろに従えたまま最終ラップの100周目に突入。パロウは右に左にとマシンを振ってプレッシャーをかけるがオーバーテイクは叶わず…… マクログリンがそのまま逃げ切り、トップでチェッカーを受けた。
マクログリンは、インディカーでの初優勝をポール・トゥ・ウインで決めてみせた。
パロウが2番手。3番手にはウィル・パワー(チーム・ペンスキー)が入った。
佐藤琢磨(デイル・コイン・レーシング・ウィズRWR)は22番グリッドからブラックタイヤを履いてレースをスタート。第2スティントがレッドタイヤとなったが、それほどペースを落とすことなく周回を重ね、一時7番手あたりまでポジションを上げた。
佐藤は65周目を走り切ったところで2度目のピットイン。最終スティントに入った時には9番手だった。その後、ディクソンとマーカス・エリクソン(チップ・ガナッシ)には抜かれてしまったが、99周目にはルーキーのクリスチャン・ルンガー(レイホール・レターマン・ラニガン)を抜き、インディカーでの自身200戦目を10位でフィニッシュした。
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