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【ブリヂストンが動いた】SUV用銘柄を再編 オンロードを担うアレンザ・シリーズを試す

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【ブリヂストンが動いた】SUV用銘柄を再編 オンロードを担うアレンザ・シリーズを試す

ONはアレンザ、OFFはデューラーに

text:Shigeo Kawashima(川島茂夫)

【画像】アレンザ「LX100」と「001」【実車ではこう見える】 全35枚

photo:Yoshihisa Miyazawa(宮澤佳久)

今や、セダンやワゴンに代わって乗用車の標準となりつつあるSUV

普及に伴い細分化が進み、本格オフローダーから、SUVを外観デザインのモチーフにしたモデルまで様々だ。

SUVの用途が多様化すれば求められるタイヤの性能も多様化して当然。

ブリヂストンから登場した新ブランドとしてアレンザ系に追加された「アレンザLX100」も、多様化する用途に対応したタイヤである。

アレンザはオンロード用途に特化したSUV用タイヤとして、オンロードでのグリップ・操安性を重視した「アレンザ001」を展開していた。

SUV用ポテンザと言っては尖りすぎたイメージだが、要するに高速・山岳路での操安の向上が特徴。

一方、新登場の「アレンザLX100」もオンロード向けに開発さているが、重視されたのは快適性。とくに静粛性にこだわっているのが特徴。前述の「001」同様の比喩ならSUV用レグノとしてもいいだろう。

なお、ラインナップ上は、デューラーH/L850が「LX100」の前モデルに当たる。

H/L850はオンロード用途向けのH/T(ハイウェイテレーン)規格のタイヤだが、アレンザ系の「LX100」が登場したためラインナップから整理され、デューラー系はA/T001(オールテレーン)とM/T674(マッドテレーン)の2ブランド構成に。

オンロード特化の「アレンザ」、悪路用途向けの「デューラー」の2基軸戦略となった。

新登場「アレンザLX100」とは 

デューラーH/L850は、SUV用タイヤのバリエーションとしてオンロードウェルバランスの設計。

オンロード向けSUV用タイヤでは、操安性重視の「アレンザ001」に対して快適性重視のH/L850として棲み分けていた。ちなみに「H/L」はハイウェイ/ラグジュアリーの意味であった。

とは言え、「LX100」が登場した今振り返れば、H/L850はプレミアムSUVにも相応しいというレベルでしかない。対して「LX100」はプレミアムSUVのプレミアム性を際立たせるのだ。

その核になるのが静粛性。タイヤの走行騒音は、ブロックの角と路面、あるいは接地面と路面凹凸の接触で発生する“打音”と、接地部/非接地部の溝部断面積変化による“吸排気音”に大別できる。

「LX100」では、前者をトレッドパターンやコンパウンドとサイプ、後者をダブルブランチ型消音器を用いた3Dノイズ抑制グルーブにより低減を図っている。

また、耐摩耗性の向上を図るとともに、摩耗時のパターンノイズ増を抑制。快適長持ちも設計要点の1つである。

なお、「LX100」に採用されている技術の大半はすでにレグノに展開されているが、トレッド面弾性に合わせてサイドウォール部を重重量・高重心のSUV専用にチューニング。

タイヤの骨格に当たるケースを専用開発するなど、操安性と乗り心地の向上にも注力した設計だ。

7年分の進化は? 公道試乗

「LX100」の試乗に用いる車両はハリアー(HV)とアウディQ5の2車。

ハリアーは2台が用意され「アレンザLX100」とH/L850を比較、アウディQ5も2台準備され「アレンザLX100」と「アレンザ001」を比較できるようにセットされている。

先ずはハリアーをテストベッドとした実質的な新・旧比較。

H/L850も中々の好印象。発売から7年以上経っているが、快適性でも操安面でも気になる部分はない。

ロードノイズは少なく、耳障りな高周波音も程よく遮断されている。路面からの細かな突き上げも少なく、操舵感はしっかりしている。

今でもオンロード向けSUV用タイヤとしてまとまりよく、ハリアーのイメージにも似合いである。

しかし、「LX100」と乗り比べると、それも途端に色褪せてしまう。これまで体験したSUV用タイヤでも静粛性の高さは突出している。

ハリアーで試す「アレンザLX100」

「LX100」は、とくに舗装直後のアスファルトの平滑な路面での静かさは見事。トレッドノイズがほとんど聞こえない。

騒音のほとんどは風切り音や環境騒音ばかり。だからといって路面状況に神経質というわけでもない。

運転視界からも分かるほどざらついた路面になればロードノイズも意識するが、音量は少なく音質は穏やか。

舗装状況の変化による変化が抑えられているので、クルマ本体の遮音防振が向上、いわゆる厚みを感じさせる静粛性を示す。

乗り心地・操縦感覚はマイルドだがルーズではなく、衝撃を包み込むような往なしと芯の通ったクッションストロークが融合されていた。

スポーティな操縦感覚を求めるなら切れ味がちょっと穏やかすぎる嫌いがあるが、この辺りは「001」との棲み分けを考えると納得できる。

「001」と比較 アレンザの選び方は?

高性能も売りにするスポーティなSUVには「アレンザ001」。

乗り比べれば当然そんな結論になるのだが、そう断言するのも心苦しい。バランスが多少異なるものの「LX100」とも似ている部分が多い。

タイヤに求めている要件・考え方が共通しているのは容易に理解できる。

例えば、ともに操舵初期反応は素早く、しかしその後のCF(コーナリングフォース)の増加は穏やか。

中立の据わりのよさと予期しやすい特性は共通しているが、狙った旋回力までの所要時間は「001」が短く、操舵量も若干少ない。操舵力の変化も同様だ。

変化特性を表す曲線の曲率が異なる感じなのだ。

静粛性・乗り心地についても「001」は優等生である。快適性の総合評価ではH/L850<001<LX100の順になるが、味付けでは001≒LX100なのである。

操安性やスポーティな味わいを求めて「001」を選べば、快適性もけっこういいね、となるだろうし、快適性を求めて「LX100」を選べば高速・山岳路で扱いやすく安心感が高いね、となる。

要するにどちらもプレミアムに相応な良識ある設計と性能バランスなのだ。

オンロード志向の一般的なユーザーならどちらを選択しても高い満足度を得られる。その点では一元化してもいいのではとさえ思えるのだが、その先まで踏み込んでタイヤを選択するユーザーを見据えた「LX100」と「001」。

こだわってクルマを選ぶユーザーが見出す最適解、ブリヂストンがキャンペーンで用いる“ちゃんと買い”の神髄かもしれない。

アレンザLX100 サイズ一覧

22インチ

285/40R22 106W

21インチ

295/35R21 107W XL

275/50R21 110V

20インチ

315/35R20 110W XL

275/40R20 106W XL

275/45R20 110W XL
255/45R20 101W
245/45R20 103W XL

285/50R20 112V
275/50R20 109W

19インチ

285/45R19 111V XL

255/50R19 107V XL

265/55R19 109V
235/55R19 101V
225/55R19 99V

18インチ

225/50R18 95V
215/50R18 92V

255/55R18 109V XL
235/55R18 100V
225/55R18 98V

285/60R18 116V
275/60R18 113V
265/60R18 110V
235/60R18 103H
225/60R18 100H
235/65R18 106S

17インチ

235/55R17 99V

225/60R17 99H
215/60R17 96H

275/65R17 115H
265/65R17 112H
245/65R17 107H
235/65R17 108H XL
225/65R17 102H

265/70R17 115S

16インチ

215/65R16 98H

215/70R16 100H

175/80R16 91S

15インチ

195/80R15 96S

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