この冬、クルマの足元、大丈夫ですか?
都会に住んでいて、冬タイヤ(スタッドレスタイヤ)に履き替えない人もいるはずです。しかし、ドライブに出発時、晴れや曇り、雨でも、いきなりの雪に見舞われることもありがち。昨冬、都会のドカ雪で立ち往生したクルマのニュース映像が流れていたことが思い出されます。
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また、筆者の知人で雪は降らない・・・と勝手に決めつけ、冬、ノーマルタイヤのクルマに乗って那須のホテルに滞在。が、帰る日に雪が降り始め、やむなく延泊。翌日も雪が残っていて、急遽、JAFの牽引で除雪された国道までクルマを運んでもらった・・・なんていうある意味、悲劇に見舞われることもあったりするのです。
積雪・凍結道路をノーマルタイヤで走行すると法令違反、反則金支払いに!!
実は、道路交通法では滑り止め装置の装着が義務付けられ、道路が積雪・凍結した状態でノーマルタイヤのまま走行すると法令違反になり、反則金が課せられることに(沖縄県を除く)。もちろん、スリップによる事故を誘発する可能性大で、危険極まりない行為と言えるでしょう。雪のない道を走っていても、トンネルを抜けた先、標高が高くなった場所で、突然、雪道になることもあるのだから怖いですよね。
この季節は都会のクルマであっても冬タイヤの装着が望ましいのですが、様々な理由によってそうもできない場合に役立つのがタイヤチェーン。金属製と非金属性、そして都会のクルマにも最適な布製チェーンの3種類が存在します。
最新のチェーン規制適合布製タイヤチェーン「POLAIRE SHOW7」
ここではもっとも手軽に装着できる、主に緊急用、脱出用として使用する布製タイヤチェーンの新商品、セイワのPOLAIRE SHOW7を紹介したいと思います。SHOW7はフランスの老舗繊維会社であるJoubert社のイタリア製布製タイヤチェーンで、欧州の厳しい品質基準をクリア(オーストリア企画のÖNORM 、欧州の乗用車用冬季滑り止め装置規格EN 16662-1を取得)。もちろん、日本のチェーン規制適合品でもあるのです。
ラインナップは軽自動車からトラック、バスまでの幅広いサイズが揃い、素材は強度と厚みある特殊縫製で継ぎ目のない、高い耐久性を持つポリプロピレン(PP)製。滑り止め装置としてのメカニズムは路面の水分を吸いながら、タイヤの回転(布製タイヤチェーン)によって排出することでタイヤと路面の摩擦面積を増やし、安定したグリップ力を発揮してくれるというもの。重量級のクルマにも対応する布製タイヤチェーンだけに、ミニバンやSUVにも最適と言えるでしょう。
全面カバータイプで黒色のため汚れが目立ちにくい
POLAIRE SHOW7は数多くの特徴を持っていますが、まずは多くの布製タイヤチェーンがドーナツ状であるのに対して、前面がカバーされているタイプということ。内側に雪を巻き込みにくいため、走行時、布製タイヤチェーンに巻き込んだ雪の偏りのせいで楕円形に変形することを防いでくれる特性がある点に注目です。
なお、走行速度は40km/hまで、走行距離は60kmまでとされています。めったに雪など降らない都会のクルマでも、コンパクトに収納できるため、常備品としてラゲッジルームやトランクにしまっておけば、万一の際の大きな安心になることは間違いありません。
布製タイヤチェーンのメリットは数多い
ここで布製タイヤチェーンのPOLAIRE SHOW7のメリットを紹介すると、(1)軽量でコンパクトに収納できる。(2)タイヤチェーンになじみのない人でも簡単に装着できる。(3)金属製チェーンなどと比べ、走行中の振動がなく、静か。(4)金属製チェーンのように錆たり切れることがない。(5)白い布製タイヤチェーンが多い中、POLAIRE SHOW7はスタイリッシュな黒色。汚れが目立たず、繰り返し使いやすい。(6)POLAIRE SHOW7には4つのグリップが備わり、脱着作業性を高め、初心者でも簡単装着、取り外し可能。(7)2枚の布製タイヤチェーンは樹脂製のケースにコンパクトに収納できるだけでなく、POLAIRE SHOW7をタイヤに装着する際、両開きの樹脂製のケースを開けば左右の膝あてになる・・・など。
装着はタイヤにかぶせるだけと超簡単かつ短時間で行える
実際に装着してみると、作業は楽々そのもので、手順は以下の通り。(1)POLAIRE SHOW7をケースから出し、付属の長手袋を衣服の汚れ防止のためにはめ、POLAIRE SHOW7を駆動輪(FFなら前輪、FRなら後輪、4WDはFFベースなら前輪、FRベースなら後輪)のタイヤの上からかぶせていく。その際、ステアリングを操作し、タイヤに角度をつけると作業しやすい。(2)タイヤと路面の接地面以外にかぶせ終わったら、可能ならタイヤを半回転バックさせ、残りを裏側の折り返し部分までしっかりとはめて完成。※左前輪の場合、タイヤの頂点から後ろ側にかぶせる時はタイヤを右に切り、タイヤの頂点から前側にかぶせる時はタイヤを左に切っておくと作業がしやすくなります。
そして窓を開け、低速で50mほど試走し、干渉による異音がないかをチェック(各部の隙間は20mm必要)。しっかりと装着されていれば、そのまま走らせることができます(目視できないタイヤの裏側は、ゴムバンドが絞ってくれます)。ここでのポイントは、装着時に、正確にセンター合わせができていなくても、走っているうちにPOLAIRE SHOW7が遠心力で自然にセンター合わせをしてくれるということ(ここが便利!!)。だからタイヤチェーン装着初心者でも、簡単かつ確実に装着することができるのです。そもそも緊急用タイヤチェーンの装着場面は突然やってくるわけで、寒さの中、いかに簡単に、短時間で装着できるかが、使い勝手の大きなポイントになるのです。
取り外しも簡単で、タイヤ上部の奥に手を入れ、脱がすように手前に引き下げてから、5カ所のグリップを握って引き下ろし、完全に地面に下ろしてからゆっくりとクルマを動かせば取り外し完了。あとはケースにしまうだけ。
繰り返しになりますが、POLAIRE SHOW7はスタックした時の脱出用、短距離の雪道走行に役立つ、万一の際の緊急用タイヤチェーンであり、延々と雪道を走るためのタイヤチェーンではありません。それでも、とくに都会のクルマにとっては備えあれば憂いなしで、ラゲッジルームやトランクに常備しておくと、いざというときの”安心保険的”アイテムとして威力を発揮してくれるでしょう。積雪シーズンはこれから、準備はお早めに!!
なお、適合サイズは12インチから22インチまでと幅広く揃っています。S11は軽自動車、コンパクトカー、S54とS82はSUV、ミニバン、S83はワンボックス、2t車、S85とS86は大型SUV、2t車に適合。実売価格は15800~19800円。装着時は取扱説明書をしっかりと読んでから行ってくださいね(実際に使う前に一度、装着練習しておきましょう)。筆者も都会の突然のドカ雪に備え、愛車のタイヤに適合するサイズのPOLAIRE SHOW7をラゲッジルームに常備しています。
https://www.seiwa-c.co.jp/products_category/show7/
文・写真/青山尚暉
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