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全身レトロな「最新モデル」世界初公開! 超イカすデザインのクーペ「ポニー」 50年ぶりに復活したワケ

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全身レトロな「最新モデル」世界初公開! 超イカすデザインのクーペ「ポニー」 50年ぶりに復活したワケ

■伝説の「韓流スポーツカー」が完全に復元!

 韓国の自動車メーカー「ヒョンデ」は2023年5月19日、かつてデザイナーのジウジアーロ氏とのコラボレーションによって誕生したモデル「ポニークーペコンセプト」を再現し、イタリアで開催されたイベント「ヒョンデ リユニオン」にて世界で初めて公開しました。

【画像】超レトロな「クーペ」が復活! 斬新な「ポニークーペコンセプト」を見る(72枚)

 このモデルは韓国初の独自開発量産車種である「ポニー」の誕生につながった存在であり、ヒョンデの歴史とデザインを語る上で最も重要なクルマの一台だといいます。

 ポニークーペコンセプトは、ヒョンデにとって自動車生産の黎明期といえる1974年に、ジョルジェット・ジウジアーロ氏にデザインを依頼し完成したコンセプトモデルです。

 当時のトリノモーターショーで初披露されたポニークーペコンセプトは、幾何学的なラインや円形のヘッドランプが特徴的なデザインを採用。そのユニークな美意識が当時としては画期的なスタイリングであると評価され、高い注目を集めることに成功しました。

 また、このモデルはスポーツカー分野に参入するというヒョンデの大胆な決意を象徴したもので、北米市場と欧州市場向けに開発が進められていたものの、1970年代後半に世界的な経済不況が発生。残念ながら市販に至らず、1981年に量産直前でプロジェクトが終了し、歴史にその名を残すことはできなかったと説明します。

 しかし、ポニークーペコンセプトは近年ヒョンデのラインナップする多くのモデルのデザインに多大なインスピレーションを与えました。

 例えば次世代レーシングコンセプトカーである「Nビジョン74」やEVコンセプトカー「45」、45にインスピレーションを受けた量販EV「IONIQ 5」などにその影響は見受けられ、同ブランドの誇る遺産の重要な部分を占めていると言えます。

 今回、ヒョンデはジウジアーロ氏が率いるデザインスタジオ「GFGスタイルスタジオ」にポニークーペコンセプトの再現を依頼。

 50年の時を経て、故郷イタリアで復活を遂げたポニークーペコンセプトは、流れるような幾何学的なラインや滑らかなルーフライン、無駄な装飾のない純粋な表面とダイナミックなプロポーション、ユニークな形のBピラーなど特徴的なエクステリアを徹底的に再現。バンパーはボディカラーで塗装され、非常にグラフィカルな表面処理を実現しました。

 ポニークーペコンセプトのボディサイズは、全長4080mm×全幅1560mm×全高1210mmでホイールベースは2340mm。

 最大出力82馬力を発揮する1238ccの直列4気筒エンジンを縦置きに搭載し、後輪を駆動します。

 ジウジアーロ氏は今回のプロジェクトについて、次のようにコメントしています。

「私がポニークーペコンセプトをデザインしたのは、まだキャリアをスタートさせたばかりのデザイナーだった頃です。

 当時、私はまだ若く、デザイナーとしてのキャリアをスタートさせたばかりでしたが、これから激しい競争が繰り広げられるグローバル市場に挑戦する企業のために、クルマをつくる責任を自分が負っていることに、大きな誇りを感じていました。

 いま再び、後世のために、そしてブランドの伝統を祝うために、ヒョンデからこのクルマをリビルドするよう依頼されたことを深く光栄に思っています」

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みんなのコメント

13件
  • 韓国車ははっきり言って良く知らんし興味も無いが、日本への忖度なしで言えば、デザインに関しては日本メーカーの提案するものよりは面白いよ。いや、日本が酷すぎるだけか見た目は。
    でも、このピラーの細さは今じゃ無理でしょう、だから現実味はゼロでは。
  • 歴史の薄さはごまかしようがないね
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

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