■2019年の王者「プリウス」に異変?
長年高い人気を維持しているトヨタ「プリウス」。2019年の登録車でもっとも販売されたモデルでもあります。しかし、直近の月販台数では順位を落としつつありますが、その理由はどこにあるのでしょうか。
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日本自動車販売協会連合会の発表によれば、プリウスは2019年に12万5587台を記録。同年2位にあたる日産「ノート」の11万8472台より7115台多くなっています。
プリウスは、4代目となる現行型が2015年から発売されて以降、2016年、2017年、2019年で販売台数1位を記録するほど人気ぶりが続いているのです。
しかし、ここにきてプリウスの売り上げが低下しているようです。例えば、2020年1月から3月において、前年同時期の販売台数と比べてみると、2019年1月(8712台)、2月(1万1867台)、3月(1万5541台)に対して、2020年1月(6659台)、2月(7518台)、3月(9717台)となり、台数を落としています。
それと入れ替わるように、2020年1月と2月にはトヨタ「ライズ」が1位、3月にはトヨタ「カローラ(全モデル含む)」が1位を記録しました。
ライズは、2019年11月にダイハツ「ロッキー」のOEM供給として新しく発売されたコンパクトSUVです。全長4mを切る扱いやすいボディサイズや、トヨタの人気SUV「RAV4」に似たタフなデザインなうえに、100万円台から設定されている価格などの影響で人気を博しています。
また、カローラシリーズは2019年9月に12代目へとフルモデルチェンジがおこなわれ、カローラ(セダン)/カローラツーリング(ワゴン)が登場。2018年6月に一足先に「カローラ スポーツ」が出ており、この時点で新型カローラシリーズが出揃った形です。
ここで注目すべき点は、プリウスのエントリーグレード「E」が256万5200円からなのに対して、カローラのハイブリッド車「HYBRID G-X」が240万3500円からと安価に設定されている部分です。
プリウスは、セダン(厳密にはハッチバック)として分類されることが多く、そのジャンルに同じトヨタ車で最新の技術や機能を搭載したカローラが登場することは、販売面で大きな影響を与えています。
カローラシリーズは2019年9月の発売以降、好調な売れ行きが続き、同年10月、11月、12月は、販売台数で1位を獲得し続けていました。
このように、2019年トップの販売台数を誇ったプリウスですが、2019年後半にかけては、同じトヨタから新型車が続々と登場したため、相対的に販売台数を減らしていったといえます。
プリウスの売れ行きについて、トヨタ販売店のスタッフは以下のように話しています。
「プリウスは30代を中心に幅広い年齢層から支持されていて、なかには70代や80代のお客さまもいらっしゃいます。しかし、クルマ離れのせいか、20代からの需要が低下しているように感じます。
最近では、後発の新型車に押され気味ですが、プリウスはトヨタのハイブリッドカーにおいて代表的な存在です。ネームバリューに違わず、買って失敗のない車種といえるのではないでしょうか」
※ ※ ※
トヨタ販売店のスタッフは、プリウスに対して自信を見せていました。新型車の登場で販売台数が減少したとしても、ハイブリッドのフラッグシップモデルとしてのプリウスの地位は、決して揺らいでいないことを伺わせます。
しかし、魅力的な新型車が出てきたことで、プリウスは苦しい時期を過ごしているようです。
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みんなのコメント
確かにね。4代目は史上最も酷いデザインだから。PHVの方がかなりマシ。