2023年5月22日、ゼネラルモーターズ・ジャパン(以下、GM ジャパン)は、シボレー コルベットの高性能スペシャルモデル「Z06(ズィー オー シックス)」を発表。販売台数が僅少のため抽選販売を予定しており、正式な販売台数や抽選方法については今夏にあらためて発表される。
レーシングカー「C8.R」をベースに開発
2019年に発表(日本仕様は2021年に発売)された、8代目となるシボレー コルベット、通称「C8」。コルベット史上初のミッドシップ レイアウトを採用し、日本仕様はコルベット初の右ハンドル車として導入された。
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「Z06」は、1963年に2代目コルベットをレース用に設定したトラックパフォーマンス パッケージのオプションコードだった。5代目(C5)で「Z06」の名を付けた高性能スペシャルモデルが登場し、その後6代目(C6)、7代目(C7)と設定されてきた。
今回、2023年5月20日に富士スピードウェイで開催された「シボレー ファン デイ 2023」でお披露目された8代目の高性能スペシャルモデル「Z06」は、レーシングカーの「C8.R」をベースに開発された。サーキット走行を前提としたパフォーマンスモデルとして設計・開発され、エンジンレスポンスと走行性能は、魅力的なドライビング エクスペリエンスを提供するための最重要課題として挙げられた。
パワーユニットには、市販のV8自然吸気エンジンとしては最高の出力を誇る(北米仕様)、5.5LのV8 DOHCエンジン「LT6」が搭載され、もっともパワフルなコルベット Z06となった。軽量なフラットプレーン クランクシャフトを採用し、高回転まで回すことで646ps(475kW)という並みはずれたパワーを実現。
8600rpmのレッドゾーン、フルレーシングスタイルのドライサンプ オイルシステム、入念にチューニングされた吸排気システム、独特のエンジンサウンドなど、サーキット走行に特化した性能のあらゆる面を補完するように設計され、まったく新しいエモーショナルなキャラクターを放つ。
「LT6」と同時に開発された「LT6R」が、2019年からレーシングカー「コルベット C8.R」に搭載されており、耐久ロードレースの厳しさによってエンジンの性能と耐久性に磨きをかけている。
全幅を85mm拡大し、足まわりなども強化
ノーマルのコルベット クーペより全幅を85mm拡大し、345mm幅のワイドなリアタイヤを装着。左右2つのラジエターに空気を送り込むサイドエアベントからのエアフローも増大させ、「コルベット Z06」専用に開発されたフロントフェイシアからは3つのフロントラジエターに効率的に空気を配分し、冷却性能を飛躍的に向上させている。
また、レーストラック高速走行時の安定性とコーナリング性能を向上させるため、調整可能なウィッカービルを備えた、ユニークかつ再構成可能なリアスポイラーを標準装備。ダウンフォースが大幅に増大し、186mph(約300km/h)で362ポンド(約164kg)の性能向上を実現した。装着されているフロント20インチ、リア21インチの「スパイダー デザイン」(ブラック)鍛造アルミホイールはコルベット市販モデルで最大となり、「Z06」を特徴づけるひとつとなっている。
さらに、マグネティック セレクティブ ライドコントロール 4.0や、フロント14.6インチ(370mm)径/リア15インチ(380mm)径のブレンボ製ブレーキローターも標準装備。フロントキャリパーのピストン数は、コルベットの4ポットに対し、Z06は6ポットとなっており、ブレーキ性能が向上し、より高いサーキット性能を実現することが可能となった。
日本仕様は、ノーマルのコルベットと同様の右ハンドルでの導入となる。力強さを強調するブラックのボディカラーと、洗練された印象を与えるアドレナリンレッドのインテリアカラーを採用。予定価格(税込)は、2500万円。前述のように販売台数が僅少のため抽選販売を予定しており、正式な販売台数や抽選方法については、改めて今夏に発表される。
シボレー コルベット Z06 主要諸元
●全長×全幅×全高:4685×2025×1225mm
●ホイールベース:2725mm
●車両乾燥重量:1720kg
●エンジン:V8 DOHC
●総排気量:5454cc
●最高出力:475kW(646ps)/8550rpm
●最大トルク:623Nm(63.6kgm)/6300rpm
●トランスミッション:8速DCT
●駆動方式:縦置きミッドシップRWD
●燃料・タンク容量:プレミアム・70L
●WLTCモード燃費:未発表
●タイヤサイズ:前275/30ZR20、後345/25 ZR21
●車両価格(税込):2500万円
[ アルバム : シボレー コルベット Z06 はオリジナルサイトでご覧ください ]
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