現在位置: carview! > ニュース > 業界ニュース > スバル・インプレッサのグレード比較!パワートレイン、装備はどのように異なるのか【プロ徹底解説】

ここから本文です

スバル・インプレッサのグレード比較!パワートレイン、装備はどのように異なるのか【プロ徹底解説】

掲載 更新 1
スバル・インプレッサのグレード比較!パワートレイン、装備はどのように異なるのか【プロ徹底解説】

スバルの主力モデルのひとつとなるのがコンパクトハッチバックのインプレッサです。2023年春に、その最新モデルである第6世代が発売となりました。新しいインプレッサのグレード編成と、その内容の違いなどを解説します。文・鈴木 ケンイチ/写真・PBKK

3つのグレード編成

2016-2017 日本カー・オブ・ザ・イヤー受賞!新型インプレッサのキーワードは「安全性」

新型インプレッサは、3つのグレード編成となります。エントリーとなる「ST」。ミドルグレードの「ST-G」。そして最上位グレードの「ST-H」となります。

それぞれに前輪駆動(FWD)と四輪駆動(AWD:スバルは4WDではなくAWDと表記します)が用意されています。価格は「ST」の前輪駆動車で229万9000円、四輪駆動車で251万9000円。「ST-G」の前輪駆動車で278万3000円、四輪駆動車で300万3000円。「ST-H」の前輪駆動車で299万20000円、四輪駆動車で321万2000円です。

パワートレインの違い

3グレードのうち、エントリーの「ST」には、2リッターの水平対向4気筒エンジンとCVTの「リニアトロニック」が搭載されています。一方、中位の「ST-G」と上位の「ST-H」にはハイブリッドとなる「e-BOXER」が搭載されています。「e-BOXER」は、2リッターの水平対向4気筒エンジンとリニアトロニックに、モーターと駆動用二次電池(リチウムイオン電池)が追加されています。

パワートレインが異なるため、「ST」とハイブリッドの「ST-G」「ST-H」の出力や燃費性能は異なります。「ST」のエンジン出力は、最高出力113kW(154馬力)に最大トルク193Nm。燃費性能は前輪駆動車で14.0km/l(WLTCモード)、四輪駆動車で13.6km/l(WLTCモード)となります。一方、ハイブリッドを搭載する「ST-G」と「ST-H」は、エンジン出力107kW(145馬力)、最大トルク188Nmに、モーターの10kW(13.6馬力)・65Nmが追加されます。燃費性能は前輪駆動車で16.6km/l(WLTCモード)、四輪駆動車で16.0km/l(WLTCモード)。パワー、燃費面の両面でハイブリッドが勝っています。

エクステリアの違い

3グレードによるエクステリアの違いは、ヘッドライト、フロントグリルバー、LEDフロントフォグランプ、サイドシルスポイラー、タイやアルミホイールにあります。
ヘッドライトは「ST」と「ST-G」がLEDハイ&ロービームランプで、上位がフルLEDハイ&ロービームランプ+ステアリング連動ヘッドランプ+コーナーリングランプになります。
フロントグリルバーは、「ST」と「ST-G」がブラック塗装。「ST-H」がダークグレー塗装となります。

LEDフロントフォグランプは、「ST」は装備なし、「ST-G」が標準、「ST-H」がブラック塗装加飾付きを標準装備となります。
サイドシルスポイラーは、「ST」は装備なし、「ST-G」と「ST-H」で標準装備となります。
タイヤ&アルミホイールは、「ST」が205/50R17のタイヤにシルバー塗装の17インチアルミホイール。「ST-G」が、215/50R17のタイヤにダークメタリック塗装の17インチアルミホイール。「ST-H」は215/50R70のタイヤに、ダークメタリック塗装+切削光輝の17インチアルミホイールとなります。

インテリアの違い

インテリアの違いは、シート表皮、オーディオ/インパネ、ステアリングホイール、シフトレバー周り、ペダル回りです。
シート表皮は、「ST」がトリコット。「ST-G」はヘキサゴン柄のトリコット。「ST-H」はジャージ。「ST-G」と「ST-H」には、本革表皮がオプション設定されています。
オーディオ/インパネは、「ST」はオーディオレスが標準で、11.6インチのセンターディスプレイ&インフォテイメントシステムはオプションになります。一方、「ST-G」と「ST-H」は11.6インチのセンターディスプレイ&インフォテイメントシステムが標準装備となります。

ステアリングホイールは「ST」では、ブラック塗装のウレタン。本革巻きはオプションです。「ST-G」と「ST-H」は本革巻きが標準装備となります。
シフトノブ周りは、「ST」はブラック塗装のウレタンが標準で、シルバー加飾付本革巻/ピアノブラック調パネル/シルバーステッチがオプション。「ST-G」と「ST-H」はシルバー加飾付本革巻/ピアノブラック調パネル/シルバーステッチが標準装備になります。
ペダルは、「ST」と「ST-G」がブラックで、「ST-H」にはアルミパッド付スポーツペダルが装備されています。

安全機能の違い

インプレッサの安全装備の基本となるのがプリクラッシュブレーキなどを備える「アイサイトコアテクノロジー」です。プリクラッシュブレーキ/前側方プリクラッシュブレーキ/後退時ブレーキアシスト/AT誤発進抑制制御/AT誤後進抑制制御/ツーリングアシスト/全車速追従付きクルーズコントロール/定速クルーズコントロール/車線逸脱制御/車線逸脱警報/ふらつき警報/先行車発進お知らせ機能/青信号お知らせ機能、そしてアイサイトアシストモニター/ドライバー異常対応システムは全車に標準装備されます。
ただし、「アイサイトセイフティプラス」は、グレードごとに設定なしやオプション設定となります。スバルリヤビークルディテクション(後側方警戒支援システム)/エマージェンシーレーンキープアシストは「ST-G」と「ST-H」のみの装備。アレイ式アダプティブドライビングビームは、「ST-H」が標準、「ST-G」でオプション、「ST」で設定なしとなります。
視界拡張テクノロジー(デジタルマルチビューモニター)は、「ST-H」が標準、「ST-G」と「ST」でオプションとなります。
また、ドライバーモニタリングシステムは「ST-H」と「ST-G」が標準で、「ST」ではオプションとなります。

新型インプレッサには3つのグレードが用意されています。エントリーとなる「ST」はエンジン車となり、中位の「ST-G」と上位の「ST-H」がハイブリッドとなるのが最大の特徴でしょう。安全装備に関しては、基本性能は全車標準としつつも、やはり上位グレードほど、機能が充実しています。

こんな記事も読まれています

 アリストって完ぺきじゃね!? FFのスペース効率とFRの運動効率を備えた究極のクルマ説をガチ検証
 アリストって完ぺきじゃね!? FFのスペース効率とFRの運動効率を備えた究極のクルマ説をガチ検証
ベストカーWeb
電動化の[新型ロードスター]でもこだわりたい”人馬一体”感!! でもやっぱり内燃機関でしょ!!!!
電動化の[新型ロードスター]でもこだわりたい”人馬一体”感!! でもやっぱり内燃機関でしょ!!!!
ベストカーWeb
スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦SUGOは小出峻がポール・トゥ・ウインで今季2勝目
スーパーフォーミュラ・ライツ選手権第7戦SUGOは小出峻がポール・トゥ・ウインで今季2勝目
AUTOSPORT web
宮田莉朋、2番手チェッカーもペナルティで後退。マルタンスが今季初優勝/FIA F2第6戦レース1
宮田莉朋、2番手チェッカーもペナルティで後退。マルタンスが今季初優勝/FIA F2第6戦レース1
AUTOSPORT web
角田裕毅、F1スペインGPは為す術なく19位がやっと「うまくいかなかった理由を理解すべく、全てを分析しなきゃいけない」
角田裕毅、F1スペインGPは為す術なく19位がやっと「うまくいかなかった理由を理解すべく、全てを分析しなきゃいけない」
motorsport.com 日本版
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
雨でびしょ濡れ! タッチパネルがめんどい! オッサンが最新式のクルマにキレる「ハイテクトラブル」急増中!
ベストカーWeb
ル・マンでサーキットの救急車に乗ることに! お土産は「カルフール」のレース関連グッズ、特にエコバッグがオススメです【みどり独乙通信】
ル・マンでサーキットの救急車に乗ることに! お土産は「カルフール」のレース関連グッズ、特にエコバッグがオススメです【みどり独乙通信】
Auto Messe Web
“尋常じゃない上げ幅”のTEAM MUGENにどう対抗? セカンドロウの坪井翔&牧野任祐が得た手応え/第3戦SUGO
“尋常じゃない上げ幅”のTEAM MUGENにどう対抗? セカンドロウの坪井翔&牧野任祐が得た手応え/第3戦SUGO
AUTOSPORT web
フロントロウ独占の裏に“共闘”アリ。TEAM MUGEN陣営が振り返るそれぞれのアジャスト/第3戦予選
フロントロウ独占の裏に“共闘”アリ。TEAM MUGEN陣営が振り返るそれぞれのアジャスト/第3戦予選
AUTOSPORT web
F1 Topic:マクラーレンのモーターホームで火災発生。搬送者が出るなか、代表が被害状況把握に務める
F1 Topic:マクラーレンのモーターホームで火災発生。搬送者が出るなか、代表が被害状況把握に務める
AUTOSPORT web
フィアット600 詳細データテスト 500より増した実用性と快適性 フィアットらしい元気さは不在
フィアット600 詳細データテスト 500より増した実用性と快適性 フィアットらしい元気さは不在
AUTOCAR JAPAN
F1スペインGP決勝速報|フェルスタッペンがノリスとの接戦制す。RB角田裕毅は19位と苦戦
F1スペインGP決勝速報|フェルスタッペンがノリスとの接戦制す。RB角田裕毅は19位と苦戦
motorsport.com 日本版
フェルスタッペン、猛追ノリスを退け掴んだ今季7勝目に喜び爆発。角田裕毅は終始苦戦19位|F1スペインGP決勝
フェルスタッペン、猛追ノリスを退け掴んだ今季7勝目に喜び爆発。角田裕毅は終始苦戦19位|F1スペインGP決勝
motorsport.com 日本版
今見ても美しい!! 5ドアクーペルックのBMW3シリーズ320iグランツーリスモ試乗プレイバック
今見ても美しい!! 5ドアクーペルックのBMW3シリーズ320iグランツーリスモ試乗プレイバック
ベストカーWeb
豪華装備のダイハツ「アトレー」は街乗りもアウトドアも両立! ケイワークスならではのハイエンドマルチ軽キャンパーとは
豪華装備のダイハツ「アトレー」は街乗りもアウトドアも両立! ケイワークスならではのハイエンドマルチ軽キャンパーとは
Auto Messe Web
「1つ以外は」最新ミニに求めるすべて! 1.5L 3気筒の新型クーパー Cへ試乗 活発な子犬のよう
「1つ以外は」最新ミニに求めるすべて! 1.5L 3気筒の新型クーパー Cへ試乗 活発な子犬のよう
AUTOCAR JAPAN
ベントレー「ベンテイガ」に世界5地域からインスピレーションを得た限定シリーズが登場! マリナーが仕立てた極上旅を表現した5台とは
ベントレー「ベンテイガ」に世界5地域からインスピレーションを得た限定シリーズが登場! マリナーが仕立てた極上旅を表現した5台とは
Auto Messe Web
アクシデントで途中終了に終わったSF第3戦。優勝の野尻智紀が安全対策に警鐘鳴らす「起こるべくして起きた印象。準備が足らなかったのでは」
アクシデントで途中終了に終わったSF第3戦。優勝の野尻智紀が安全対策に警鐘鳴らす「起こるべくして起きた印象。準備が足らなかったのでは」
motorsport.com 日本版

みんなのコメント

1件
  • 良いクルマなんだろうけど、カッコがなあ。先代の方がスッキリしてて良かった。
※コメントは個人の見解であり、記事提供社と関係はありません。

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

126.0263.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

33.0349.8万円

中古車を検索
インプレッサの車買取相場を調べる

査定を依頼する

メーカー
モデル
年式
走行距離

おすすめのニュース

愛車管理はマイカーページで!

登録してお得なクーポンを獲得しよう

マイカー登録をする

おすすめのニュース

おすすめをもっと見る

この記事に出てきたクルマ

新車価格(税込)

126.0263.6万円

新車見積りスタート

中古車本体価格

33.0349.8万円

中古車を検索

あなたにおすすめのサービス

メーカー
モデル
年式
走行距離(km)

新車見積りサービス

店舗に行かずにお家でカンタン新車見積り。まずはネットで地域や希望車種を入力!

新車見積りサービス
都道府県
市区町村