トヨタ セプター 「今、もう一度企画してほしい車。私は、この...」のユーザーレビュー

今、もう一度企画してほしい車。私は、この...

2003.10.28

総評

今、もう一度企画してほしい車。私は、この車と付き合い出して、はや１０年になります。新車のころはまったく売れなかった車でした。思えばある意味不運な生い立ちの車です。本場アメリカで企画、生産されましたが、発売された頃アメリカではステーションワゴンからミニバンへと市場人気は移りかわり、セダンはとてつもなく売れまくりましたが、ワゴンの販売は伸び悩み、逆に日本では、本格的3ナンバーサイズの大きさのワゴンには、時期早々で売れませんでした。セプタ－がいい、と思われ始めたのは、皮肉にもグラシアが出た後でした。
今、レガシ－をはじめ、ステージアやアテンザなど、沢山の人気車種がありますが、私には魅力的に思えないのです。確かに動力性能やスタイルではかないませんが、セプタ－にはセプタ－ならではの個性があります。１０００キロを越す長距離を走るときがあるのですが、出かける前、とても楽しく思う車なのです。うまく説明できないのですが、ほかの車にはない温かさがあるんです。これはセプタ－に乗られた方じゃないと解らないと思います。我が家のセプタ－はもうすぐ21万キロになろうとしているのですが、今までも、大きなトラブルもなく過ごしています。乗り心地の悪化も少なく、高速では最高の乗り心地を約束してくれます。広い室内に、座り後こちのいい大き目のシート、（グラシアより一回り大きい）適度にだるい足回り、（観光バスや地上滑走時の旅客機のそれに似ている？）本当に疲れずにどこまでも行けますよ。大阪ー東京間をノンストップで走っても腰が痛くならなかったです。　　　　　　　　　　ラゲッジルームに目いっぱいの荷物と愛犬を乗せて、ルーフにリバーカヤックとマウンテンバイクを積んで遊びに行く、そんな使い方をしていますが、自然の中に行ったときもさりげなく風景の中に溶け込むデザインです。あまり無意味な自己主張はしないところもお気に入りです。ボルボにも共通すると思います。
　最近、妻や周りからも代替をすすめられますが、乗りたい車がないのと、愛着とで、なかなかその気になれません。トヨタもブリッドなどではなく、もっと親しめる、実用性のある、セプタ－のような車を再度企画してほしいものです。真剣に次もセプタ－かな？と考えています。中古しかないのが残念ですが。

満足している点

MADE IN　USAのおおらかさが感じられる数少ないトヨタ車であり、スタイルばかり追いかける昨今のワゴンとは明らかにちがう、スローライフが似合う車である点。
道具としてきちんと使える。
飾らない、変に自己主張しないエクステリアデザイン。
ボルボより静かなエンジン。
とにかく広い室内。
まったりとした、乗り心地。
スタイル的にも実用的にも素晴らしいツインリアワイパー。

不満な点

燃費がもう少しだけいいと嬉しい。
ワイパーブレードの塗装が剥げやすい。
メーターの照明が少し暗く感じる。

デザイン

-

走行性能

-

乗り心地

-

積載性

-

燃費

-

価格

-

故障経験