車のホイールタイヤサイズの適合について質問です。 現在210系のクラウンロイヤル 4WDに乗ってます。 純正サイズ215/60R16です。

Question

某ショップに適合確認したら３つくらいしか選択肢がなく215/50R17を、一度買い履きました。
（18インチのホイールは無し）
カーポートマルゼンで新しく買おうと思い車種と型式を合わせ検索すると
225/45R18
リム幅 前後8J
インセット 前後+42.0でした。
これは買っても問題なく履けるのでしょうか？
タイヤの外周も直径もさほど変わらず問題ないのでは？と素人ながら思います。
経験者のご意見お願いいたします。

Answer 1

210クラウンは、20インチぐらいまでいけますね。カーショップのマッチング検索は完全に網羅されていないので、実際に店頭に行って相談した方が的確な情報を得られます。少々長くなりますが、最後までお付き合いいただけましたら幸いです。

◆純正サイズ

最初に210クラウンのロイヤル及びアスリートを含めた純正サイズですが、純正のラインナップで既に18インチが存在しています。

＜210系クラウン純正サイズ＞
ホイール 16×7.0J+40 タイヤ 215/60R16
ホイール 17×7.5J+40 タイヤ 215/55R17
ホイール 18×8.0J+40 タイヤ 225/45R18

無難に18インチにするのであれば、上記の純正18インチのサイズを選べばOKということですね。質問者様が某カーショップで検索した18インチとほぼ一緒ですが、「18×8.0J+42」では純正の「18×8.0J+40」よりも2mm内側に引っ込んでしまいます。あまり適切なリコメンド機能とはいえませんね。
以下、余談かもしれませんが、カスタムする場合のご参考としていただけましたら幸いです。

◆「ツラ出し」と「ツライチ」

車輪を外側に出すことを「ツラ出し」といい、フェンダーギリギリまでツラ出しされた状態を「ツライチ」と呼んだりします。見栄えをよくするため、皆さんツライチを目指しますね。

＜車高が先、ホイールは後＞
インチアップをするとタイヤのサイドウォールが薄くなることから、目の錯覚でフェンダーとタイヤの隙間がやたらと目立つようになります。それで、皆さんローダウンもしたくなりますが、210クラウンのような四輪独立懸架サスペンションは、ローダウンするとネガティブキャンバー（クルマを前後から見て車輪がハの字）が強くなり、フェンダー奥に車輪が引っ込んでしまうのですね。なので、ノーマル車高でツライチにしても、車高を落とすとツライチではなくなってしまうのです。なので、もしもローダウンする予定があれば、最初にローダウンをしてからツライチのセッティングをしたほうがスムーズなのですね。とはいうものの、質問者様の場合には、4WDを選ばれているので、雪道走行を想定するならばローダウンは不要かもしれませんね。

◆保安基準（車検）

保安基準ではフェンダー内にホイール（含ナット・センターキャップ）が収まっていなければなりません。タイヤ外周の前30度/後50度の範囲でフェンダー内に収まる必要あるのですが、言葉では難しいので貼付図をご参照ください。ディーラーでも病的にチェックします。また専門店でもツライチ設定の場合は個体差あるので一台一台実測します。

◆ツライチスペック

純正「16×7.0J+40」を分解すると・・・
「16」リム外径が16インチ
「7.0」リム幅が7インチ
「J」フランジ(リムの外周)の形状がＪ
「+40」インセットが40mm

リム外径やフランジ形状はツラ出しは関係ないので、以下省略して「16×7.0J+40」であれば「7.0+40」と表記しますね。カッコ内がツラ出しスペックで、例えば(+19.35mm)であれば、純正の「7.0+40」に対して「19.35mm」ツラ出しされるという意味です。

＜ノーマル車高の場合＞
前後共に20mm前後のツラ出しでツライチ付近になります。
純正 7.0+40（基準値±0mm）
候補 7.5+26（+20.35mm)▲→後に説明
候補 8.0+35（+19.7mm)◎
候補 8.5+39（+20.05mm)◎

＜30mm程度ローダウンの場合＞
前後共に25mm前後のツラ出しでツライチ付近になります。

純正 7.0+40（基準値±0mm）
候補 8.0+30（+24.7mm)◎
候補 8.5+34（+25.05mm)◎
候補 9.0+40（+25.4mm)◎

車高を落すほど、後輪の方が奥に引っ込みますので、30mmローダウンの場合は、リアに5mmスペーサーを挟むとよい具合かもしれません。

＜インセットが小さすぎるのはNG＞
上記の説明で「候補 7.5+26（+20.35mm)▲」として▲がついているのは、インセットが小さすぎるとサスペンションの負荷になるからです。インセットとはリム幅の中心位置からハブ取付面までの間隔で、最近はインセットの大きい設定が中心です。その方がサスペンション剛性を高めやすいからです。
210クラウンの基本設計は純正ホイールの「7.0+40」にあるとおり、インセット40mmです。例えば、「7.0+20」にすればインセットが20mm小さくなり20mmツラ出しできます。20mmスペーサーを挟むのと同じですね。しかし、これはサスペンションの負荷になるので、適切な方法ではないのですね。特に、ステアリング機構のある前輪に顕著に表れ、段差でステアリングにキックバックがきたり、ハンドルがワダチにとられやすくなったりします。これはスクラブ半径が大幅に狂うために発生する事象ですが、ご存じなくネット上のカスタム事例として載せているオーナーさんもいるので参考事例にはご注意ください。正規の方法は、あまりインセットを減らさずに、リム幅を拡大してツラ出しする方法になります。

◆タイヤ

タイヤサイズは適合リム幅内で、どこも当たらなければ若干車輪外径が大きめの方が見栄は立派になります。ローダウンした分を少し外径を大きくすることで最低地上高を上げることも可能ですし、ローダウンしない場合はタイヤ外径が少し大きいだけでフェンダーとタイヤの隙間を目立ちにくくする効果もあります。逆に、当たるのを避けるためやさらに車高を低くするためにタイヤサイズを下げるケースもあります。

純正1)215/60R16 外径664mm
純正2)215/55R17 外径668mm
純正3)225/45R18 外径659mm
候補) 235/45R18 外径668mm
候補) 235/40R19 外径671mm
候補) 245/40R19 外径678mm
候補) 235/35R20 外径672mm
候補) 245/35R20 外径679mm

長くなり失礼いたしました。何かご不明な点などあれば、追加でご質問いただけましたら幸いです。

(読みにくい部分を修正しました)

質問者からのお礼コメント

詳しい説明ありがとうございます！
参考にして選んでいきたいと思います☺️

Answer 2

量販店が勧めるものなので、車検等も大丈夫です。もしはみだしなどあった場合は クレームをつけて交換してもらいましょう。（カーポートマルゼンで買うなら）

Answer 3

https://spectank.jp/whl/001115370.html