トヨタ コペン 「気軽に味わえるオープンスポーツ」の専門家レビュー ※掲載内容は執筆日時点の情報です。

工藤 貴宏
工藤 貴宏(著者の記事一覧
自動車ジャーナリスト
評価

4

デザイン
4
走行性能
4
乗り心地
3
積載性
3
燃費
4
価格
5

気軽に味わえるオープンスポーツ

2023.1.11

年式
2019年10月〜モデル
総評
S660と比べた場合のコペンの魅力は気軽にオープンドライブを楽しめることと、荷室が広くて実用性が高いこと。ガンガン走りたいならS660のほうが満足できるかもしれませんが、日常のパートナーとして気軽に付き合うならコペンのほうがマッチングがいいかも。
満足している点
なんといってもオープン2シータースポーツカーが身近に購入できることですね。ホンダ「S660」も終了したいま、世界でもっとも手軽に購入できるオープン2シータースポーツカーといえるでしょう。
不満な点
何かと比較されがちなS660に比べると、ピュアスポーツ度は劣りますね。駆動方式もS660のような後輪駆動ではなく前輪駆動ですし。ただ、実用性は意外に高いし、電動でルーフ開閉できるのはS660にはない魅力。
デザイン

4

4タイプのスタイルが選べるダイハツ版と違って、トヨタ仕様は「GRコペン」の1タイプのみ。デザインはダイハツの開発チームが手がけたものですが、フロントバンパーなどはしっかりとGRらしい意匠ですね。オープンスポーツカーとしてバランスの取れたプロポーションではないでしょうか。なにより、屋根を開けた姿がサマになるのがいいですね。
走行性能

4

FFオープンカーだからたいしたことない……と思ったら大間違い。適度にシャープでスポーティな味付けになっています。タイトな峠道などがホント楽しく、そんなコースだとなにより車体の小ささと軽さがいいですね。あと、スッキリとしたステアフィールも自慢です。
乗り心地

3

GRがスポーツグレードだから乗り心地が悪い……なんていう決めつけはいけません。構える必要なんてなく、快適に移動できます。しかも、GR用のサスペンションはGR用に剛性アップしたボディと合わせて、標準コペンよりも乗り心地がいいことはぜひお伝えしたいポイント。
積載性

3

ルーフを閉じた状態と開けた際では全く異なり、前者だとゴルフバッグも収まるほど。後者だと機内持ち込みサイズのスーツケース1つほど。荷物がたくさんあるときは屋根を開けなければいいわけだから、2シーターオープンカーとしてはかなり実用的です。正直いって、2人が乗るとカバンの置き場所にも困るS660オーナーとしてはうらやましいです。
燃費

4

WLTCモード燃費はMTモデルが18.6km/LでCVT車は19.2km/L。楽しい走りを実現しつつ、ここまで燃費もいいのだから文句はありません……よね? 実燃費も15km/L以上は簡単に狙えます。
価格

5

CVTモデルが238万2200円で、MTモデルは243万7200円。後者のほうが高い理由は、後者のみLSDが搭載されているからですね。ちなみにトヨタブランドで販売されるのは「GRコペン」だけですが、本家ダイハツ仕様のコペンに用意されている「S」に比べて価格が高いという噂もあります。しかし、装備内容を見るとBBS鍛造ホイールが「GRコペン」には標準装備で「S」には20万2400円のオプションなので、それを鑑みると価格差はそれほどありません。そもそも論ですが、電動ルーフ付きの2シーターオープンカーと考えれば激安では?
工藤 貴宏
工藤 貴宏
自動車ジャーナリスト
1976年生まれ。クルマ好きが高じ、大学在学中に自動車雑誌の編集部でアルバイトしたことをきっかけに、そのまま就職。そして編集プロダクションを経てフリーランスの自動車ライターに。日々新車を試乗し、日夜レポートを書く日々も気がつけば10年以上。そろそろ、家族に内緒でスポーツカーを買う癖はなんとかしないと。日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員日本自動車ジャーナリスト協会会員
トヨタ コペン 新型・現行モデル

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