スズキ ジムニー 「特殊　1型　ジムニー」のユーザーレビュー

特殊　1型　ジムニー

2020.10.2

総評

現在JB64ですがJA11は全く別の楽しい車です。JB64は街乗り　JA11は趣味　山用といった使い方が自分は理想に思います。
　所有すると手放せない車でした。

車選びで重要なのは外見の綺麗さで決めるのがほとんどですが、中身の状態　セッティング　整備状態　部品の選定で大きく差が出る車
部品も少　価格も高く　　信頼できるショップ又は自分で修理　研究　製作出来る環境　知識は有った方が余計な出費も少なく　安心快適　楽しいカーライフ送れると思います。　
弄り方次第で快適性乗り味の変化が大きく、公道での使用を考えなければ軽量な車体　耐久力を武器にさらに楽しめる車になる様です。
もちろん整備書どうりに管理していれば、設計　構造長い実績があるので普通に使えます。

駆動系の騒音もJB64の方がジャラジャラ音（トランスファーのチェーン？）が大きいですが遮音材のお蔭で静か
JA11はほぼ付いていないに等しいのでメンテ状態が悪いとそのまま車内に入ります。

快適性　安全性　経済性を重視する方はJA11はお勧めではありません。　

満足している点

板バネ　機能的なデザイン　直結式カップリング　ドアミラー　フロントグリル　重ステ　R12エアコン（良く冷える）　
23、64に対し圧倒的にボディーが軽量
　出先でのトラブルでレッカーはなし　
いままで車屋さんにお願いしなくてはならない修理が無い　
もし故障診断必要になっても短いリード線一本
そもそも現代の車の様な初歩的な故障の心配が無い。　
33年使えてるとこの先20年も問題無く乗れそうな気がする。
余計な制御や操作が介入しない
燃費が意外といい
　
　

不満な点

排ガスが綺麗で無いので（触媒が無い）アクセル踏むのが気が引ける。（規制前のディーゼルよりははるかにましですが）
実質2人乗り
エアコンのパワーロスが多い　
フレームの錆は少ない反面ボディーは構造上錆易い為　塩カルは大敵　（穴が開いてもモノコックでは無いので溶接機無くても何とかなります）
　車内の空気排出口が無い
廃盤部品が多く　流用、社外品を探す事になる

デザイン

4

お気に入り
旧規格の車幅で使い勝手がいい

走行性能

4

ロールセンターが高いので、スタビ無しでコーナー車体かなり傾きますが逆に安心して走れる。
レースでも楽しめそう
タニグチさんの無双懸架最高でした。

車体が軽いのでノーマルでも粘りあるF6Aで十分
荒れた山道ではJA22 k6aでは1000rpm付近でストールしてすぐエンストしてしまうところも、エンスト寸前になりながら路面を掘らずに確実に前に進めてくれました。

乗り心地

4

板バネ　悪路の走破性考えればいい方
（ノーマル板バネ　バンプラバーは最悪な乗り心地でした）
無双懸架S-specおすすめ

積載性

4

内装取り軽トラ用ゴムマットをひいて使用。
貨物車　板バネの特性で安心して積める。
JB64は汚れ物　水物気を使う。
積載重量によっては重心が上がるので運転は十分注意　横転、急登坂ではウィリー（定積載）します。

燃費

4

10～13.5ｋｍ/ｌ
乗り方　整備状態で大きく変わります。

価格

-

中古価格も高騰してますがどこまで適正に整備されているかが問題　恐いですね。
事故歴の有り無し
下回り錆、燃料タンク内錆発生量も確認した方が良いかもしれません。

故障経験

故障というか決まったものを定期交換整備をしていれば今の所問題無し
あえて言えばエキマニは18年前に一度交換し又割れ始めた
エンジンは約34年タービンも圧縮　問題無くヘッドガスケット交換も無し（軽い滲み程度）
もちろん前後オイルシールタイベルウォーターポンプ交換等はしてました。
新車の様な突然故障の不安はありませんでした。