スズキ ジムニー 「個人にあったカスタム次第で良いクルマに」のユーザーレビュー

個人にあったカスタム次第で良いクルマに

2017.11.26

総評

悪い点を割り切って乗る分には非常に面白いクルマで、弱点も非常に多彩なアフターパーツである程度は解消可能。高速走行から極悪路まで何でもござれのオールラウンダー、局地戦闘機めいた極悪路仕様など個性が出せる。価格も安くカスタム前提なら非常にお薦め。

満足している点

・オフ車らしくボクシーなスタイルで見切り良好
・エンジンが頑丈で、ある程度のパワーアップでも問題無し
・それなりに洗練された外観
・悪路をものともしない走破性能

不満な点

・室内が狭く2名乗車でもそれほど荷物は載らない
・ノーマルでは明らかにパワー不足
・車重と回転数の高さからくる軽とは思えぬ燃費
・グニャグニャのシフトフィール

デザイン

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走行性能

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・わずか64ps/10.5kgfmのエンジン（10型はカタログスペック以下の噂あり)で1t近いボディを動かすため、かなりパワー不足を感じる。但し腐ってもK6A、100ps程度なら簡単に出せるのでチューン次第では普通の軽ターボ並みには走る。
・ノーマルの足回りはとてつもなく不安。ちょっとした段差でひょこひょこと揺すられ、キャスター角の小ささとW/Bの短さから直進性も良くない上、コーナーではロールが大きく限界がとても低い。このあたりはショックをマトモな物に替えてやるとかなり走りやすくなる。ただし調子に乗るとすぐ内輪が浮くので注意。
・極悪路では本格クロカンの本領を発揮。大径タイヤとよく伸びる足が走破性を高めている。ただしオープンデフゆえ対角2輪浮きはどうしようもない。油断禁物。

乗り心地

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・一応コイルなので軽トラほど悪くはないが、乗用車と同等とはとても言えない乗り心地。リジッドなので凹凸を拾いやすく、減衰が高めのわりには初期が弱いのか収まらずにひょこひょこ動く。ショック交換後は快適。段差を越えてもピタッと収まる。
・コーナリングでのロール感は大きいが、ゆっくり沈んでいくため限界は分かりやすく、いきなり転がりそうな感じはしない。
・静粛性は高くない。回転数が高めなのもあり高速走行時はかなり煩い。

積載性

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・2名乗車なら後席を畳んでしまえばそれなりには載るが、荷室長がそれほど無く、室内高もあまりないので見た目ほどは載らない。そしてフルフラットにはならない。
・ルーフ上にキャリアを載せることで操安性と引き換えにまずまずの容量を確保できる。

燃費

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・ノーマルでは13-16km/Lほど。最近の1.4ターボとかの方が燃費良いし速い。
・ECU・吸排気チューン・タイヤ大径化を経て悪化。ハイオク仕様で13km/L前後。最近の2000ccNA車とほぼ同等。
・メーター読み100kph(純正タイヤでの実速約90kph)で約4200rpmの超ローギアード。飛ばしてると高速燃費は10km/Lを割ることすらある。

価格

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故障経験

今のところ故障なし。適切にメンテナンスを行っていればそうそう壊れない。