2024年10月
■2024年10月
スズキは、まったく新しいコンパクトSUV「フロンクス」を2024年10月16日に発売した。
今回発売された新型「フロンクス」は、「扱いやすいクーペスタイルSUV」をコンセプトに、力強さ・上質さ・洗練さを合わせ持つデザインに、取り回しの良さと室内空間を兼ね備えたと謳う新ジャンルのコンパクトSUVだ。ボディサイズは全長3995mm×全幅1765mm×全高1550mmと、スズキの現行SUVとしては最も大きい。ホイールベースは2520mmで、最小回転半径は4.8m。
パワートレーンは、1.5リッター直4エンジンに電動モーターと6速ATを組み合わせたマイルドハイブリッド。駆動方式は2WDと4WDが用意され、2WD車の最高出力は74kW(101PS)、最大トルクは135Nm。4WD車の最高出力は73kW(99PS)、最大トルクは134Nm。
エクステリアは、バックドアが大きく傾斜したクーペスタイルで、フロントマスクに大きく回り込むフェンダー形状と二段式のヘッドランプを採用。また、LEDデイタイムランニングランプや横一文字のテールランプなどを装備した。16インチアルミホイールは、外周の切削部分に段差のあるステップリムを採用し、閉じた形状のスポークで堅牢さを表現したという。
インテリアでは、ブラック×ボルドーの配色に加えて、インパネミドル部に硬質で磨き上げられた金属フレームを表現した高輝度シルバー塗装を採用。また、エアコンサイドルーバーガーニッシュやインサイドドアハンドルガーニッシュにパールブラック塗装を施したほか、シルバーステッチをあしらったレザー調&ファブリックシート表皮やレザー調ドアアームレスト表皮を装備した。さらに、高目付のダッシュインナーサイレンサーや遮音壁などをボディ各所に配置して、車室内の静粛性の向上を図っている。その他、スマートフォン連携メモリーナビゲーションやワイヤレス充電器、電動パーキングブレーキ、ブレーキホールド、シートヒーター(運転席、助手席)などの快適機能を標準装備した。
安全面では、ミリ波レーダーと単眼カメラの組み合わせにより、検知対象を車両や歩行者、自転車、自動二輪車とし、交差点での検知にも対応した衝突被害軽減ブレーキ「デュアルセンサーブレーキサポートII」や、アダプティブクルーズコントロール(ACC)[全車速追従機能・停止保持機能付]、車線維持支援機能を標準装備。また、ヘッドアップディスプレイ[カラー]やブラインドスポットモニター、低速時ブレーキサポート(前進・後退)など、最新の予防安全技術をすべて標準で備えている。
ボディカラーは、モノトーンが「スプレンディッドシルバーパールメタリック」、「アークティックホワイトパール」、「セレスティアルブルーパールメタリック」、「ブルーイッシュブラックパール4」の4色を設定。2トーンは、「スプレンディッドシルバーパールメタリック」、「アースンブラウンパールメタリック」、「オピュレントレッドパールメタリック」、「ルーセントオレンジパールメタリック」、「アークティックホワイトパール」の5色で、いずれもブラックのルーフとの組み合わせとなる。