2006年1月
■2006年1月
フォード・マスタングをベースに高いパフォーマンスを発揮するコンプリートカーとして作られたのがS281。基本シルエットはマスタングのものを生かしながら、大型のエアロバンパーを装着するなど、エアロパーツの装着によって大迫力かつ独特の外観デザインに仕上げている。ディフューザーなど各種のエアロパーツには、カーボンファイバー強化プラスチックなどの軽量素材が多用されている。ボディタイプはクーペとコンバーチブルの2種類が用意され、それぞれ3グレードが設定されている。搭載エンジンは4.6リッターのV型8気筒3バルブのSOHCが基本。ベースとなる3バルブには335ps標準仕様のエンジンが搭載され、スーパーチャージドには空冷&水冷式のツインステージスーパーチャージャー仕様により465psを発生する高性能エンジンが搭載される。この両グレードにはクイックレシオの5速MTまたは5速ATが組み合わされる。さらに最上級グレードとなるエクストリームには、ファインチューンによって550psのパワーを発生するスーパーチャージャー仕様エンジンが搭載され、6速MTと組み合わされる。各エンジンとも当然ながら、クランクシャフト、コネクティングロッド、ピストンなどはサリーン専用となるなど、さまざまなチューニングが施されている。インテリアも専用の本革シートやメーターパネルなどが用意され、スポーティな雰囲気を盛り上げている。