なぜ7人乗り仕様だけに...
基本的は307シリーズは、素晴らしいクルマです。 今回のクルマ選びで最後まで残ったうちの1台が307SWでした。 適度な
2008.5.21
- 総評
- なぜ7人乗り仕様だけに...
基本的は307シリーズは、素晴らしいクルマです。 今回のクルマ選びで最後まで残ったうちの1台が307SWでした。 適度な大きさと、スタイリッシュな外観が好きでしたが、いくつか個人的に気になる部分があり、最終的にはこのクルマは選べませんでした。
まず、一番問題と思ったのが最終モデルでは2Lは7乗りしか選べなくなってしまったこと。
それから、205/55-15を履くやや固めの足回りが気になったこと、今時この価格でATが4速ということ、などが気になった点でした。
グラスルーフが標準仕様であったり、走りが素晴らしかったりと、良い点も沢山あり迷いましたが、結局あきらめることにしました。
個人的には、1.6LはATだと非力に感じたので、1.6の仕様のままで1007に使った2トロニックを付けたモデルがあれば買っていたと思います。 もしくは、1.6Lの仕様で2Lエンジンの5AT以上のモデルが欲しかったですね。
まもなく登場する308に期待したいです。
- 満足している点
- ・良いスタイル
個性的なフロントマスクがプジョーであるアイデンティティを明確に主張していてずらしいですね。 206からのこのモチーフは他社も参考にした形跡が見られるクルマが多数存在します。 リヤビューが平凡なのが惜しいところです。
・広い室内
ノーズを短くして、キャビンを前方に配置したため、短めの全長でも十分なスペースを確保しています。
・素晴らしい走り
1007でさえ楽しめるプジョーの走り、307はワゴンであっても文句無く楽しい走りの出来るクルマです。
・グラスルーフが標準であること
グラスルーフの開放感は最高です。 運転車はあまりよそ見できないので運転中はルーフ越しの風景を楽しむことは出来ませんが、パッセンジャーにとって、この開放感は最高です。
・内外価格差の無い価格設定
日本の約300万と言う価格はフランスでの類似仕様の価格23000ユーロと比べて、内外価格差は無いといえます。 全般的に輸入車=割増価格という図式はプジョーにもあてはまりません。
むしろ、最近やたらと高価になった日本車と比べたら安いくらいかもしれません。
- 不満な点
- ・7人乗りしか選べないこと
私の家族は4人なので、普段は収納すら出来ない3列目のシートは荷物を積むときに邪魔なだけです。 同じフランス車でもシトロエンC4ピカソのように3列目のシートが床下に収納できたなら、それは便利なので話は全く別になります。 年に何度かは7人乗せたい時がありますから。 取り外せるので、邪魔なら外して物置に収納するなどはナンセンスですから、3列目はオプションにして欲しかったです。
・205/55-15のタイヤサイズ
スポーツモデルではない、普通のワゴンなら65タイヤあたりが乗り心地にも有利なのに、最近は太目のタイヤが多いですね。 アベンシスのように酷いというレベルではありませんが、路面の細かい凹凸も良く拾いますね。 全体的な乗り心地は許容範囲でしたが、私の好みではありませんでした。常識的な制限速度+αの走行では、2Lでも1.6Lに設定された195/65-15でも十分すぎるほどではないでしょうか。
・今時4ATなこと
他の方も指摘されているように、この4ATはかなり速度が出ないと4速に入らず、燃費悪化の原因にもなると思われます。 ギヤが多ければ良いとは思いませんが、これから購入して5年以上も乗り続けるこの価格のクルマが4ATというのは、さすがにきびしいものを感じます。トルコンの6ATもよいですが、シトロエンC4ピカソが搭載する自動変速機能つき6速クラッチレスMTあたりを選択できると良かったと思いますが。
・ガソリンタンクキャップの開閉にキーが必要なこと
このクラスも高価格化、大型化してきたのですから、407のように電気ロック式の給油口にしてほしいです。 セルフが増えたとはいえ、これは不便です。
- デザイン
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- 走行性能
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- 乗り心地
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- 積載性
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- 燃費
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